おかゆダイエットの効果は、ダイエット前の食生活によって決まる!
「おかゆ」というと、風をひいたときに作ってもらった記憶があるかもしれませんね。
その「おかゆ」で、ダイエットできる方法があるんです。
おかゆは消化が良いので、体にやさしい食べ物というイメージがありますよね。
ふつうのご飯よりも、米の量が少ないので、それだけでも痩せそうなイメージがあります。
おかゆなら、だいたいその約半分のカロリーね
単純にカロリー計算をしても痩せそうですが、口コミでは「痩せない」という人もいるようなのです。
今回は、おかゆダイエットの効果を中心に、痩せない理由も併せてご紹介します。
目次
おかゆダイエットの効果
おかゆダイエットの効果は、ご飯の量が少ないだけではありません。消化が良く、健康的な食事なので、ダイエットには最適だと言えます。
では、具体的にどんな効果があるのか見ていきましょう。
ご飯の量を減らして摂取カロリーを抑える
おかゆは、普通のご飯の半分くらいの量の米で作ります。
そのため、単純に摂取カロリーを抑えられるので、ダイエット効果が期待できます。
ダイエット前の食生活で、規則正しく毎日ご飯をしっかりと食べていた人なら、主食の量を減らせるので、ダイエット効果が期待できるでしょう。
便秘解消と美肌効果がある
おかゆダイエットは、便秘解消と美肌効果が期待できます。
おかゆは消化が良く、胃腸にやさしい食べ物なので、胃腸に負担をかけずに消化することができます。
そのため胃腸の調子を整えて、便秘を解消することができるのです。
また肌荒れは、胃腸の不調が原因の場合も多いため、おかゆを食べることで腸のはたらきが良くなり、美肌効果が得られると考えられます。
体温アップで代謝もアップする
おかゆは水分を多く含んでいるため、温かいおかゆを食べれば、体を温めることができます。
胃腸の温度が上がることで、体温も上昇し、代謝がアップすると考えられるのです。
さらに夕食をおかゆにすると、体温が上昇し、安眠効果が得られます。
安眠できるメカニズムは、一度高くなった体温が、だんだんと低下していく過程で眠くなるようになっています。
その眠くなったタイミングで布団に入ると、心地よく安眠することができます。
寝不足も太る原因の1つと考えられるので、安眠することはダイエット効果が期待できるのです。
おかゆダイエットで痩せない理由
おかゆダイエットは、痩せる人と痩せない人の2つに分かれるようです。
おかゆダイエットで痩せない人は、何が理由なのでしょうか?
腹持ちが悪い
おかゆダイエットで痩せない理由は、腹持ちが悪いからです。
おかゆは水分を多く含んでいるため、食べた直後は充分な満腹感を得られます。しかし消化が良いため、すぐにお腹が空いてしまうのです。
また、おかゆは柔らかいので、ほとんど噛まないで食べますよね。
噛むことで満腹感を得られますから、一時的にお腹がいっぱいになっても、すぐにお腹が空いてしまうのです。
そこで空腹に耐えられなくなり、間食してしまうと、ダイエット効果がないのは想像がつきますね。
痩せるまでの期間は2週間以上
おかゆダイエットで痩せない理由は、効果が出る前にあきらめてしまう人が多いため、「痩せなかった」と感じてしまう人が多いことが原因です。
つまり、即効性がないから「効果がない」と感じてしまうんですね。
おかゆダイエットの効果を期待するなら、最低でも2週間は続ける必要があると言われています。
2週間といっても、2週間続けたくらいから少しずつ効果が出てきて、3ヶ月経った頃に、見た目にもわかるくらいの効果が出ることが多いようです。
そのため、おかゆダイエットの効果を得るには、気長に続けることが大切ですね。
おかずが高カロリー
おかゆダイエットで痩せない理由は、高カロリーのおかずを食べていることが原因かもしれません。
おかゆダイエットのやり方は、ご飯をおかゆに置き換える以外に、特別な決まりはありません。
とはいえ、おかずを高カロリーな物にしてしまったら、痩せないのは当然ですね。
おかゆダイエットと一緒に食べるおかずは、野菜を中心として、鶏肉などの「低カロリー高タンパク」の食材を使うと良いでしょう。
おかゆは低GI食ではない
おかゆダイエットで痩せない理由は、「おかゆを食べるだけで痩せる」と勘違いしている人がいるからかもしれません。
おかゆ自体には、痩せる効果はありません。ふつうの米ですからね。
たとえば、白米を玄米に変えれば、おかゆダイエットの効果が倍増することが期待できます。
玄米は「低GI食品」の1つで、血糖値の上昇がゆるやかな食品です。
血糖値が急激に上昇すると、エネルギー消費が追いつかずに、余った分が脂肪になります。
そのため、血糖値をゆるやかに上昇させることが、ダイエットにおいて大切な要素です。
でも、白米のおかゆでダイエットする場合、満腹感を得ることだけが目的ですから、劇的なダイエット効果は期待できないでしょう。
おかゆダイエット効果ある人・効果ない人
おかゆダイエットの効果は、ダイエット前の食生活によって、効果のある人・効果のない人が決まります。
では、効果のある人とない人は、何が違うのでしょうか?
【おかゆダイエット効果ある人】ご飯大好きな人
おかゆダイエットで効果が期待できる人は、ご飯(白米)が大好きな人です。
いつもご飯をしっかり一膳食べる人や、おかわりをするくらいご飯が好きな人は、おかゆに変えることで、大幅にカロリーカットできます。
そのため、時間をかけて続けることで、おかゆダイエットの効果が感じられるでしょう。
【おかゆダイエット効果がある人】便秘気味の人
おかゆダイエットには、便秘解消の効果が期待できます。そのため、日頃から便秘気味の人は、便秘が解消されて痩せる可能性があります。
ポッコリお腹で悩んでいる人は、おかゆダイエットをすることで、ウエストサイズが細くなる効果があるかもしれません。
【おかゆダイエット効果がない人】夕飯がもともと少ない人
おかゆダイエットをしても痩せない人は、日頃から夕飯をあまり食べない人です。
おかゆダイエットは、夕食の量を減らすことがメインの目的なので、そもそも夕飯の量が少ない人にはあまり効果がありません。
たとえば、仕事で帰りが遅くなる人は、寝るまでの時間が短いため、夕飯をあまり食べないで寝る場合が多いかもしれません。
または、そもそも生活が不規則で、食事の量や時間がバラバラの人は、ご飯をおかゆに変えてもあまり効果は期待できないでしょう。
毎日、3食きっちり食べている人ほど、おかゆダイエットの効果が期待できます。
【おかゆダイエット効果がない人】1日2食派
おかゆダイエットで痩せない人は、1日2食しか食べない人です。
もともと1日2食の人は、1食をおかゆにしても、それほど摂取カロリーは減りません。
ただし、2食でもガッツリ食べている人なら、おかゆダイエットの効果は期待できるかもしれません。
結論として、おかゆダイエットは痩せるのか?
おかゆダイエットの効果と、痩せない理由についてご紹介しました。
結論としては、その人のダイエット前の食生活によって、痩せる人と痩せない人に分かれるようです。
おかゆダイエットの効果がある人は、今までの食事量(とくにご飯)が多かった人です。
また便秘気味だった人は、便秘が解消されることで、痩せる可能性が高いです。
一方、おかゆダイエットで痩せない人は、今までも夕飯をあまり食べないようにしていた人や、1日2食だった人です。
また、生活が不規則な人は、食事の量もまちまちなので、あまり効果がないと言えます。
今までの食生活に応じて、おかゆの食べ方を工夫してみると良いかもしれませんね。
おかゆ自体に、痩せる効果はありません。
おかゆダイエットの効果を早く出したい人は、玄米でおかゆを作るか、おかずで調整すると効果的ですよ。