干しぶどう酢でやせると聞いても「なんだか効果がなさそうだな」と疑ってしまいますよね。でも実は、すごく痩せると話題のダイエット方法なんです。
話題になったきっかけはテレビ番組で紹介されこと。番組内では干しぶどう酢を食べて23kgの減量に成功した人が紹介され、痩せるダイエットとして話題になりました。
そんな驚くべきダイエット効果を出した「干しぶどう酢ダイエット」ですが、なぜ痩せるのかメカニズムが気になりますよね。
そこで今回は、干しぶどう酢の効果と作り方、ダイエットのやり方などを詳しく解説していきます。
毎日の生活に干しブドウ酢を取り入れて、ダイエット成功を目指しましょう。
目次
干しぶどう酢のダイエット効果
テレビでも紹介されるほど人気の干しぶどう酢ダイエットですが、具体的にどのようなダイエット効果があるのでしょうか？
ここでは、干しぶどう酢のダイエット効果について解説していきます。
血糖値の急上昇を抑える
干しぶどう酢に含まれる干しぶどうは、水溶性食物繊維が豊富です。食物繊維は摂取した糖質の吸収を遅らせる働きがあり、糖質の吸収を緩やかにすることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
血糖値の急上昇を抑えることで、脂肪を蓄える原因となるインスリンの分泌を抑制できます。その結果、脂肪が蓄積しにくくなり、ダイエット効果が期待できるため、痩せやすい体作りに役立ちます。
便秘解消
干しぶどう酢には、腸内環境を整える不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が含まれています。100gあたり約4.1gもの食物繊維を含み、レタスの約4倍ともいわれています。
この豊富な食物繊維が、腸内の働きを活発にし、便通をスムーズにするため、便秘解消に効果的です。便秘が解消されると、下腹の膨らみも改善され、さらに腸内環境の改善によって老廃物の排出が促進されます。
これにより血流やリンパの流れが良くなり、代謝が向上することで痩せやすい体作りにもつながります。
むくみを解消する
干しぶどうには豊富なカリウムが含まれており、体内の余分な水分や塩分を排出し、むくみを効果的に改善します。
顔や足のむくみが気になる方は、干しぶどう酢を取り入れることで、スッキリとしたボディラインへと導いてくれるでしょう。
むくみを放置すると、セルライトや代謝の低下を引き起こす原因になります。早めの対策でむくみを改善することが、痩せやすい体作りには重要。日常に取り入れやすい干しぶどう酢を活用して、むくみを改善していきましょう。
血行促進効果
干しぶどう酢には、干しぶどうに含まれるポリフェノールと、お酢に含まれる酢酸が組み合わさることで、血行が良くなる効果があります。血行促進を促すことで、代謝が良くなります。
代謝が良くなると、カロリーを効率よく消費できるようになり、痩せやすい体作りに繋がります。
また、代謝の向上により基礎体温も上がるため、冷えが気になる方にも嬉しい効果が期待できます。干しぶどう酢は冷えを改善したい方や、体調を整えながらダイエットしたい方にぴったりの食品です。
干しブドウ酢の作り方
さまざまなダイエット効果が期待できる干しブドウ酢ダイエットですが、作り方はどのようにしたらよいのでしょうか？
干しぶどう酢と聞くとなんだか難しそうに感じますが、結論から言うと、自宅でも簡単に作れます。本当に簡単なので、早速作ってみてくださいね。
準備するもの
干しブドウ酢をつくるための準備をしましょう。用意するものは以下の通りです。
- フタつきのガラス瓶
- 干しブドウ 100g
- リンゴ酢 50ml
- ハチミツ 大さじ2杯
ガラス瓶は安く買いたいのであれば100円ショップでも売っていますし、スーパーやドラッグストアでも購入できる場合があります。簡単に用意できるものばかりなので、手軽に作れそうですね。
干しブドウ酢のつくり方
作り方も、とっても簡単です。
- ガラス瓶を煮沸消毒する
- ガラス瓶に、ハチミツとリンゴ酢を入れて混ぜる
- ハチミツとリンゴ酢に浸るようになじませながら干しブドウを入れる
- ガラス瓶に蓋をして、常温で1～2日ほど置く（すぐに食べることはできますが、味なじみをよくするために常温保存がおすすめ）
- １～2日置いた後、冷蔵庫で保存する
混ぜて置いておくだけで完成するので、本当に簡単ですね。
ただし、市販の干しブドウを使用する場合は、オイルでコーティングされていることが多いので、その場合はひと手間加えましょう。
40℃くらいのお湯でサッと洗うだけでOKです。それからガラス瓶に詰めると良いでしょう。
干しぶどうを選ぶときのポイント
前述しましたが、干しぶどうはオイルでコーティングされていることが多いです。また、砂糖をまぶしてある商品もあります。
健康やカロリーのことを考えるのであれば、できるだけ無添加の干しぶどうを選ぶようにしましょう。
無添加の干しぶどうは、大きなスーパーであれば大抵売っています。もし売っていなければ、ネットでも購入できますよ。
冷蔵庫で1ヶ月保存可能
干しブドウ酢は、冷蔵庫に入れれば、1ヶ月は保存が可能です。作るのも簡単で、食べ方も簡単なので、手軽に毎日の生活に取り入れられそうですね。
作るときに、常温で1日放置するのが心配な人は、野菜室に入れておいてもOK。あまり温度が低すぎない場所を選ぶことがポイントです。
ただし常温ではなく冷蔵庫だと、しみ込みにくいので、その点だけ注意してください。
干しブドウ酢ダイエットのやり方と食べ方
干しブドウ酢ダイエットのやり方は、1日に干しブドウ酢を10粒たべるだけです。好きな食べ物に混ぜて食べることもできますし、そのまま食べてもOKです。
料理に利用することもできるので、意外と使い勝手が良い食材です。ヨーグルトなどにちょっとかけたり、混ぜたりするだけなので、準備するのも面倒ではありませんね。
干しブドウ酢の食べ方
干しブドウ酢は、ちょっとしたトッピングとして食べられます。
- ヨーグルトに混ぜる
- カレーの付け合わせに
- サラダのドレッシングとして
- パンやケーキに加える
- クラッカーにチーズと干しぶどう酢をのせる
ちょっとひと手間加えるなら、以下の食べ方もおすすめ。
- チキンソテーやポークソテーのソースとして
- お菓子に入れてひと工夫
- 細かく刻んで炭酸水と一緒に飲む
干しぶどう酢をそのまま食べるなら、おすすめのタイミングは食事の10～15分前。
食前に食べることで、干しぶどう酢に含まれる食物繊維が血糖値を抑えてくれる効果を得やすくなりますよ。さらに、インスリンの過剰分泌を抑え、体内に脂肪を溜め込みにくくなるため、痩せやすい体づくりにも役立ちます。
干しぶどう酢をそのまま食べる際のタイミングは食事の10～15分前と覚えておきましょう。
干しぶどう酢ダイエットの注意点
干しぶどう酢ダイエットは効果的な面が多い一方で、注意すべき点もあります。それは「食べすぎないこと」。
干しぶどうにはさまざまなダイエット効果がありますが、「たくさん食べればその分効果が上がる」と考えるのは間違いです。実際、干しぶどう酢ダイエットにおいては、過剰に摂取することは逆効果になり、むしろ体重増加の原因になることもあります。
その理由は、干しぶどう酢の主成分である干しぶどうが「高カロリー」だからです。
干しぶどうの約7割はぶどう糖と果糖で構成されており、一粒あたりのカロリーは約2kcalと比較的高めです。そのため、干しぶどう酢を大量に摂取すると、意図せずカロリー過多になり、結果として太りやすくなってしまいます。
つまり、干しぶどう酢を食べるだけで痩せるわけではなく、ダイエット効果を得るためには、含まれる成分を適量摂取することが重要です。
干しぶどう酢は粒が小さくて食べやすいため、ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、これが太る原因となるので、摂取量には十分注意しましょう。
干しぶどう酢は効果の高い手軽にできるダイエット
干しぶどう酢ダイエットは、誰でも気軽に始められる効果的なダイエット方法です。1日10粒の干しぶどうを摂取するだけで、特別な食事制限なしにダイエット効果を実感できます。
自分の好みに合わせて食べ方を工夫できるため、飽きることなく続けやすい点も魅力です。
このダイエット法では、食事制限なしで-23kgの減量に成功した例もあり、実際に効果を感じている人も多くいます。干しぶどう、酢、ハチミツ、瓶があればすぐに始められるため、手間がかからず、忙しい人にもぴったりです。
ただし、効果を得るためには摂取量に注意が必要です。1日10粒を守り、食べ過ぎには気をつけましょう。過剰に摂取すると、ダイエット効果が減少するばかりでなく、太る恐れもあります。
また、干しブドウ酢ダイエットの成功のカギは「継続」です。毎日コツコツと続けることで、無理なく健康的に引き締まった体を手に入れることができます。干しぶどう酢をうまく活用して、効果的なダイエットを実現しましょう。