
上向きのヒップラインは、若々しさと健康的な印象を与える重要なポイントです。お尻がキュッと上向きになるだけで後ろ姿が美しく、女性らしさが引き立ちます。
しかし、日々の生活でお尻を気にかけていないと、気づいたときには垂れてしまっていることも多いものです。さらに、「年齢を重ねたから仕方ない」と諦めてしまっている方も少なくありません。
とはいえ、お尻の垂れは年齢に関係なく、習慣や運動で改善できます。
この記事では、垂れたお尻を引き締めるための具体的な方法をご紹介します。美しく、上向きのヒップラインをつくり、若々しく魅力的な後ろ姿を手に入れましょう!
目次
お尻が垂れる原因
お尻が垂れる原因は人それぞれ異なりますが、主な原因を理解することが改善への第一歩です。
お尻が垂れる原因としては、運動不足や姿勢の悪さ、加齢による筋力低下、さらには生活習慣などが影響しています。それぞれの原因をしっかりと把握することで、自分に合った対策を取ることができます。
ここではお尻が垂れる原因について詳しく解説しているので、自分に当てはまる要因は何なのか見つけましょう。
お尻の筋力不足

お尻が垂れる原因の一つは、お尻の筋力不足です。お尻の筋肉は、普段の生活で立ったり歩いたり、階段を昇降する際に大きな役割を果たしています。
しかし、現代のライフスタイルでは、座っている時間が長くなることが多く、これらの動作が減少することでお尻の筋肉が十分に使われなくなります。その結果、筋肉が衰え、力が弱まることで、お尻の形が崩れ、垂れやすくなるのです。
また、加齢もお尻の筋肉の衰えを進行させる原因です。年齢を重ねることで筋肉量が減少し、特にお尻の筋肉は影響を受けやすくなります。加齢に伴う筋力低下は避けられない部分もありますが、日常的にお尻の筋肉を意識して使うことが、お尻の形を保つためには重要です。
お尻の筋肉を衰えさせないためには、運動習慣を取り入れることが効果的です。例えば、歩くことや階段を使うことなど、少しでもお尻の筋肉を使う機会を増やすことが、垂れないお尻を作るための鍵となります。
姿勢の悪さ
お尻が垂れる原因のひとつとして、姿勢の悪さがあります。現代の生活では、スマートフォンやパソコンを長時間使うことが増え、つい姿勢が悪くなりがちです。
特に椅子に寄りかかって座ったり、体を傾けて座ったりするような姿勢を長時間続けていると、骨盤が歪んでしまいます。このように、無意識のうちに悪い姿勢が習慣化すると、骨盤に負担がかかり、筋肉のバランスが崩れる原因になります。
骨盤が歪むと、骨盤周りの筋肉の働きが不均衡になり、結果としてお尻の形が崩れて垂れやすくなります。さらに、骨盤の歪みが進むと、お尻の位置が低くなり、丸みを失って平らなお尻(扁平尻)になってしまうこともあります。
お尻が垂れるのを防ぐためには、日常生活で姿勢を意識することが非常に重要です。正しい姿勢を保つことが、骨盤を正しい位置に維持し、綺麗なお尻の形を保つための基本となります。
脂肪の蓄積

お尻が垂れる原因のひとつに、脂肪の蓄積があります。脂肪が蓄積されると、その重みでお尻が垂れ下がってしまいます。特に、座りっぱなしの生活やカロリーの高い食事が続くと、脂肪が増加しやすく、お尻が垂れる原因となります。
また、運動不足も大きな影響を与えます。運動不足になると、筋肉を十分に使う機会が減り、お尻の筋肉が衰えてしまいます。お尻を支える筋肉が弱くなることで、脂肪を支える力が不足し、お尻の垂れが進行してしまいます。
お尻の垂れを防ぐためには、日常的に体を動かすことが重要です。運動を取り入れることで、筋肉を強化し、脂肪を減らすことができます。これにより、お尻のたるみを予防し、引き締まった美しいラインを保つことができます。
日常生活の悪いクセと習慣
日常生活の中で無意識に行っている悪い習慣が、お尻の垂れを引き起こす原因になります。これらのクセは、骨盤の歪みやお尻の筋力低下を招き、お尻が垂れやすくなる原因になるので、以下の習慣を見直すことが大切です。
足を組んで座る
足を組むことで骨盤が歪み、長時間続けるとお尻の筋肉が使われなくなり、筋力が低下します。
猫背になる
猫背は骨盤を前後に傾け、腰回りの筋肉に負担をかけるため、筋力低下やお尻のたるみを引き起こします。
太ももを上げずに歩く
足を引きずるような歩き方をすると、お尻の筋肉が十分に使われず、筋力が衰えてお尻が垂れやすくなります。
ハイヒールを履いて膝を曲げたまま歩く
膝を曲げて歩くことで、姿勢が崩れやすく、お尻の筋肉を使いにくくなります。これもお尻の垂れに繋がります。
片方だけに体重をかけて立つ
片側に体重をかけて立つことで、骨盤が歪み、筋肉のバランスが崩れ、お尻の垂れを引き起こします。
これらの悪い習慣を改善することで、お尻の垂れを防ぐことができます。姿勢を正し、筋肉をバランスよく使うことが大切です。
お尻の垂れを引き締める方法
お尻が垂れる原因は、運動不足や姿勢の悪さが主な要因です。これらの問題を解消しない限り、垂れ尻は予防・改善されません。
しかし、ここではお尻を引き締めて、プリっと上向きな美しいヒップラインを手に入れる方法を紹介しているので安心してください! 誰にでもできる効果的な「お尻引き締め方法」をぜひ実践してみましょう。理想的なヒップを目指して、今日から始めてみてくださいね!
正しい姿勢を保つ

垂れ尻の主な原因のひとつは、日常生活での悪い姿勢習慣です。普段から姿勢が悪いと、骨盤が歪み、筋力が低下することが原因で、お尻が垂れやすくなります。美しいお尻を維持したり、改善したりするためには、正しい姿勢を保つことが重要です。
ここでは、歩き方と座り方に焦点を当て、正しい姿勢を保つためのポイントを紹介します。
正しい歩き方でお尻を引き締める
- 背筋を伸ばす
歩くときは、背筋をしっかりと伸ばし、少し顎を引いて胸を張ることを意識しましょう。これにより、骨盤の位置が正しく保たれ、筋肉がしっかりと使われます。 - 歩幅を広くとる
歩幅を広めに歩くことで、後ろ足の筋肉がしっかりと伸び、ヒップアップに効果的です。腕を振りながら歩くことも、お尻周りの筋肉を鍛えるために重要です。
正しい座り方
- イスに深く座る
イスに深く座り、背筋を伸ばして骨盤を立てましょう。骨盤が立つことで、腰回りの筋肉が使われ、座っているだけでお尻を引き締める効果が期待できます。 - 重心を真ん中に保つ
骨盤を立たせ、体の重心が真ん中にくるようなイメージで座りましょう。これによって無駄な力がかからず、骨盤を正しい位置に保つことができます。 - お尻と太ももを意識する
座ったときに、お尻と太ももがキュっと締めつけられる感覚があれば、お尻の筋肉が鍛えられています。
ストレッチする

お尻の垂れを解消するためには、ストレッチが効果的です。ストレッチを取り入れることで、骨盤周りの筋肉がほぐれ、骨盤が正しい位置に保たれます。これにより、自然と姿勢が良くなり、垂れ尻の改善・予防に繋がります。
また、股関節を柔軟にすることで、太ももの裏側の筋肉(ハムストリング)が日常動作で使われることが大事。特に、歩くときにうまく使われるようになります。これにより、ヒップアップに欠かせない太ももの筋肉を効率よく鍛えることができます。
筋肉をしっかりと使える状態にするために、毎日のストレッチを欠かさず行い、美しいヒップラインを作りましょう。
ストレッチのやり方
仰向けストレッチ
- 仰向けに寝転び、両脚を立てます。
- 右足、左足の膝をそれぞれ外側に開きます。
- このとき、背中が浮かばないように注意しましょう。
- この上体を10秒キープします。
- 毎日、数回行いましょう。
ポイント
お風呂後など、体が温まった状態で行うと、筋肉が伸びやすいので効果的にストレッチできます。
イスを使ったストレッチ
- イスに座り、背筋を伸ばしてリラックスします。
- 両腕を体に沿って真っ直ぐ下ろします。
- 左足を右膝の上に乗せます。
- 背筋を伸ばしたまま、息を吐きながら10秒かけてゆっくりと上体を前に倒します。
- このとき、両手はイスの両端を掴んでも良いでしょう。
- 反対側の足も同様に行いましょう。
ポイント
イスの高さによって、加わる力の強さが異なります。自分に合ったイスの高さを見つけると効率よくストレッチできます。
お尻の筋肉を鍛えるエクササイズ
お尻の垂れを引き締めるために最も重要なのが、お尻の筋力アップ。特に、お尻の最も大きな筋肉である大臀筋を鍛えることが、ヒップアップの鍵となります。
今回は、大臀筋をしっかり鍛えるエクササイズに加えて、メリハリのあるボディラインを作るために効果的なハムストリングやお腹の筋肉も一緒に鍛えられるエクササイズをご紹介します。
これらのエクササイズを取り入れて、引き締まったお尻と美しいヒップラインを手に入れましょう!
ヒップリフト
足を固定した状態で、お尻を上げ下げする方法で簡単にできるエクササイズです。
ポイントは太ももの裏側とお尻の筋肉を意識しながらゆっくりと動かし、膝から胸が一直線になるまでお尻を上げること。
さらに効果を上げたいのであれば、お尻を上げた状態で2秒キープすると効果が高まります。
サイドレッグリフト
真横に寝そべった状態で、上になった足を上げるエクササイズです。
20~30回やってみましょう。
肘を着いた状態でやると、負荷がちょっと上がります。
このエクササイズは、お尻の周辺である「太もも」と「ウエストサイド」を引き締めることで、上半身から下半身にかけてのヒップラインが良くなります。
ショルダーブリッジ
- 仰向けになり、両膝を立てます。
- お尻を持ち上げて、片足を上に上げます。
- 上げた足を、上げ下げします。
- 反対の足も、同じようにやってみましょう。
ヒップエクステンション
- 四つん這いになり、肘を床につけます。
- 片足を10回、ゆっくり上に上げ下げします。
- 次に速く10回、上げ下げします。
- 反対の足も同様におこないましょう。
動画では3セットとなっていますが、毎日続けられる回数でおこなうのがコツです。
ブルガリアンスクワット
- 膝の高さの台を探し、その前に立ちます。
- 片足を台に乗せて、前にある軸足の膝を曲げます。
- 10~15回おこない、反対の足も同様にやってみましょう。
ブルガリアンスクワットは、ふつうのスクワットよりもかなり負荷がキツイので、無理のない範囲でおこなってください。
できれば軸足の膝が、90℃になるように曲げるのが高負荷なトレーニングになります。
お尻の垂れは改善できる!理想的なヒップラインを手に入れよう!

お尻が垂れる原因とお尻を引き締める方法について解説しました。お尻の垂れは、筋力低下、骨盤の歪みなどが主な原因です。
これらを改善するには筋トレ・ストレッチ・正しい姿勢を意識することが大事。引き締まったヒップラインを手に入れるために、実践してみてください。
プリっと引き締まった美しいヒップラインは女性らしさが上がるのはもちろん、後ろ姿も若々しくなり自信が持てるようになります。
今回ご紹介した「お尻を引き締める方法」を少しずつでもいいので継続して行ってください。きっと近い将来、引き締まって上向きな素敵なお尻を手にすることができるでしょう。