なぜ、食べても太らない人がいるの?
あなたの身近に、「なんであの人は、食べても太らないの?」と感じる人はいませんか?
大食いの人でも、食べたら食べただけ太る人もいますよね。
その違いは、いったい何なのでしょうか?
痩せの大食いには、ある特徴があると言われています。
そこで今回は、「食べても太らない人の特徴」と、「大食いなのに太らない理由」をご紹介していきたいと思います。
体質や食べ方、生活習慣などに秘密がありそうですよ。
目次
食べても太らない人の特徴とは?
大食い女王のギャル曽根をはじめ、芸能人でも大食いの人っていますよね。
大食いなのに痩せている人には、一体どんな特徴があるのでしょうか?
1つの原因として考えられるのは、「特殊な体質」であることです。
たとえば、人並みはずれた消化吸収力があるとか、驚異的な排泄機能があるなど、食べた物を処理する機能が高いという特徴があるようです。
そして、驚くべき特徴は、「食べても血糖値が上がらない」という特殊な体質を持っている人もいるとのこと。
普通の人は、食べ物を食べると血糖値が上昇します。
血糖値が上昇することによって満腹感を得られるのですが、大食いの人の場合は、いくら食べても血糖値が上がらないことがあるそうなのです。
だから、満腹だという感覚があまりなく、いくらでも食べられるのですね。
そして普通は、上昇した血糖値を下げるために「インスリン」が分泌されますが、このインスリンの分泌が多くなると、脂肪が蓄積しやすくなり、太りやすくなってしまうのです。
しかし大食いの人は、インスリンの分泌量が少なく、太りにくいと考えられています。
メリットしかないように感じられる特殊な体質ですが、良いことばかりではありません。
この体質の人に、何らかの理由で異変が起きた場合は、インスリンの分泌量が少ないのはリスクを伴います。
どんなリスクかというと、「糖尿病になりやすい」ということなのです。
そう考えると、一概には羨ましいとも言いきれませんね。
大食いなのに太らない理由とは?
大食いの人がすべて、特殊な体質というわけではありません。では、とくに特殊な体質でもないのに、食べても太らない理由は何なのでしょうか?
これさえ知っておけば、あなたも食べても太らない人の仲間入りができますよ。
血糖値が上がりにくい「低GI食」を食べる
大食いなのに太らない理由は、血糖値が上がりにくい食べ物を食べることです。
これなら、わりと多めに食べても太りにくいと考えられます。
普通は、食べると血糖値が上昇して、それを下げるために「インスリン」が分泌されます。
でも、インスリンが出すぎると、脂肪をため込んでしまうので、太りやすくなります。
糖尿病患者の人が、インスリンの投与をはじめると、太りやすくなると言われているのはそのためです。
では、インスリンの分泌を抑えれば、太りにくくなると言うことですよね。インスリンの分泌を抑えるためには、血糖値の上昇をゆるやかにする必要があります。
血糖値の上昇を抑えるのが、まさに「低GI食」なのです。
- 炭水化物で言えば、「白米」より「玄米」
- 野菜なら、「ジャガイモ」より「サツマイモ」
- 魚介類全般は、低GI食品
これを見ると、「食物繊維が多い食品」や「腹持ちが良い食べ物」が当てはまることがわかりますね。
よく噛んでゆっくりと食べる
大食いなのに太らない理由は、食べ方にも特徴があります。それは、よく噛んで、ゆっくりと食べることです。
よく噛んで食べると、消化が良くなり、内臓に負担がかかりにくくなります。
食べても太らない理由は、それだけではありません。
それは、「血糖値の上昇をゆるやかにする」ことと、「満腹感を感じやすい」からです。
ただし、ゆっくり食べれば、どれだけ時間をかけても良いというわけでもなさそうです。
たとえば、1時間以上の長時間かけて食べると、食べている最中に消化されてしまうため、また新たな空腹感を感じやすいと言われています。
つまり、延々と食べ続けてしまう恐れがあるのです。ちょっと怖いですよね。
食事を始めてから、最初に満腹感が訪れるのは「食べ始めてから20分後」なので、20~30分くらいで食べ終わるのがベストでしょう。
「痩せるためには、ゆっくり食べる」と言われていますが、ゆっくり食べれば良いというわけでもないんですね。
野菜から食べるなど、食べる順番に気をつける
大食いなのに太らない理由は、食べる順番にも気をつけているのかもしれません。
一般的には、食べ始めてから20分後に満腹感を感じますが、糖質や高カロリーな物を食べると、一気に血糖値が上昇します。
そのため、食事の最初に血糖値の上昇を抑える食べ物を食べるのがポイントです。そうすれば、早い段階で満腹を感じやすくなります。
具体的な食べる順番としては、スープ(汁物)→野菜類→肉・魚→炭水化物という順番です。
肉や魚などの「タンパク質」の中には、カロリーが高い食べ物もあるので、できるだけ「高タンパク低カロリーな食べ物」を摂るようにすると良いでしょう。
でも、基本的には、タンパク質を摂取すると太りにくくなると言われています。
その理由は、体に必要な栄養素を充分に摂ることで、自然と満腹感が出てくるからです。
また、タンパク質は筋肉をつくる栄養なので、代謝がアップすることで太りにくくなります。
運動を習慣にしている
大食いなのに太らない人は、運動を習慣にしていることが多いです。体を動かす機会が多いくなると、消費カロリーが増え、痩せやすくなるのはわかりますよね。
また、食べても太らない人になるには、小まめに体を動かすことも大事。
運動を習慣にするといっても、必ずしもウォーキングやジョギングなどの「運動」をしなくてもOKです。
たとえば、日頃の生活の中で階段を使ったり、一駅歩いたりするだけでもOKです。
これくらいなら、できそうですよね。
体を動かすことを習慣化させると、どんどん代謝がアップして、痩せやすい体質へと近づいていきます。
運動すると、食欲は増すかもしれませんが、代謝がアップすることで、脂肪をため込みにくい体質になり、太りにくくなります。
腸内環境を整えて、便秘をしないように気をつける
大食いなのに太らない理由は、便秘をしないように気をつけることです。
食べても太らない人は、食べた物を脂肪として吸収する前に、きれいに排泄してしまうことが特徴です。
つまり、快便ということですね。
腸内環境を整えて、排泄をスムーズにしておけば、食べた物が体に蓄積されにくくなります。
腸内環境を整えるためには、「乳酸菌」などの善玉菌を増やしておくことがオススメ。
便秘を解消することで、代謝もアップし、太りにくくなります。ヨーグルトやキムチなどの発酵食品が、代表的ですね。
食べ方や生活習慣に気をつけて、食べても太らない人になろう!
食べても太らない人の特徴や、大食いなのに太らない理由をご紹介しました。
美しい体をつくるには、食べ物による栄養が必要なので、「しっかり食べても太りにくい体質」をつくることがベストです。
そのためには、適度な運動や便秘をしないことなど、生活習慣にも注目してみましょう。
食べても太らない人になるには、食生活や習慣に気をつけることが大事。
大食いになる必要はありませんが、痩せやすい体質は手に入れたいですね。