褐色脂肪細胞を活性化すれば、太りにく痩せやすい体質になる!
褐色脂肪細胞を活性化させると、太りにく痩せやすい体質になります。
これって、誰もが手に入れたい「理想的な体質」ですよね。
太りにく痩せやすいということは、ダイエットで痩せやすくなったり、食べても太りにくくなることです。
そもそも「褐色脂肪細胞」とは何なのか、わからない人も多いと思いますので、簡単に説明すると、脂肪を燃焼しやすくする脂肪細胞のことです。
「脂肪なのに、脂肪を燃焼するってどういうこと?」と、頭が混乱してしまいますよね。
つまり、褐色脂肪細胞を活性化することで、代謝がアップするということです。
あなたのまわりにいる「食べても太らない人」は、褐色脂肪細胞が多い人かもしれません。
目次
褐色脂肪細胞とは?
人間のからだには、2種類の脂肪細胞があります。
脂肪をたくわえる性質のある「白色脂肪細胞」と、代謝を良くする「褐色脂肪細胞」です。
白色脂肪とは、いわゆる「体脂肪」のことです。白色脂肪細胞は全身にあり、とくに二の腕・太もも・お腹・お尻などにつきやすい脂肪細胞のことです。
プヨプヨしている部分に多いのが、白色脂肪細胞なんですね。この脂肪細胞は、食べ物で摂取した栄養をエネルギーとして消費しきれなかった場合に、脂肪として体にたくわえる性質があるので、結果的に太ってしまうということです。
では、褐色脂肪細胞とは何でしょうか?
褐色脂肪細胞とは、体の決まった場所にある脂肪細胞のことで、おもに首・腰・肩甲骨・脇の下などにあります。
とくに褐色脂肪細胞が多い場所は、「肩甲骨まわり」と言われています。
この褐色脂肪細胞を活性化することで、脂肪が燃焼しやすくなり、太りにくく痩せやすい体質になりますが、増えることはないと言われています。
また、褐色脂肪細胞は増えることはないのに、年齢とともに減っていくため、加齢とともに太りやすくなってしまうのですね。
褐色脂肪細胞を活性化させる方法は、褐色脂肪細胞がある場所に刺激を与えることで、脂肪が燃焼しやすくなります。
では、どのようにすれば褐色脂肪細胞を活性化することができるのでしょうか?
褐色脂肪細胞を活性化して、太りにく痩せやすい体質をつくる方法
褐色脂肪細胞を活性化させると、太りにくく痩せやすい体質をつくることができます。
では、どうすれば、この夢のような体質を手に入れることができるのでしょうか? 褐色脂肪細胞を活性化させる「4つの方法」をご紹介します。
①褐色脂肪細胞がある場所を「冷やす&温める」を交互にする
褐色脂肪細胞を活性化して、太りにくく痩せやすい体質をつくるためには、体を温めたり、冷やしたりを繰り返すことが効果的です。
とくに、褐色脂肪細胞が集まっている首から背中にかけてを「温冷浴」することで、刺激を与え、脂肪が燃焼しやすくなります。
オススメの方法は、シャワーを使って、20℃の比較的冷たい水と、40℃の温かいお湯を交互に首から背中にかけること。
温冷それぞれ、30秒ずつ5回ほど繰り返しかけるのが効果的です。
この方法は心臓に負担がかかるため、心臓病・高血圧・高齢の人にはオススメできません。
また、なるべく冬場も避けて、暖かい季節にお試しください。
◆手のひらを冷やすだけでも効果アリ
褐色脂肪細胞は、手のひらにもあるので、体では負担がかかり過ぎる人は、手のひらを冷やすと良いでしょう。
褐色脂肪細胞を冷やすと、体が体温を上げようとする働きがあるため、脂肪が燃焼しやすくなると言われています。
凍らせたペットボトルを握るだけでもOKです。簡単なので、ぜひ試してみてくださいね。
②褐色脂肪細胞を活性化する食べ物を摂る
褐色脂肪細胞を活性化して、太りにくく痩せやすい体質をつくる方法は、褐色脂肪細胞を活性化する「食べ物」や「飲み物」を摂ることです。
褐色脂肪細胞を活性化する食べ物は、脂肪を燃焼させる効果があると言われる「辛い食べ物」です。
唐辛子に含まれる「カプサイシン」は、脂肪燃焼の効果があることで有名ですよね。これが、褐色脂肪細胞を活性してくれます。
また、「わさび」や「生姜」のような「辛み成分」が含まれる食べ物もオススメです。
その他にも、ニンニクに含まれる「アリシン」や、ミントに含まれる「メントール」も、褐色脂肪細胞を活性化する効果があると言われています。
飲み物では、緑茶に含まれる「カテキン」や、杜仲茶に含まれる「アスペルロシド」という成分も、褐色脂肪細胞を活性化してくれます。
どれも、ダイエットに良いと言われる物ですね。毎日の食生活で上手に取り入れながら、褐色脂肪細胞を活性化していきましょう。
③肩甲骨のストレッチをする
褐色脂肪細胞を活性化して、太りにくく痩せやすい体質をつくる方法は、褐色脂肪細胞がいちばん多いと言われる「肩甲骨」をストレッチすることです。
褐色脂肪細胞は、肩甲骨や肩の周辺に集中しているので、この部分を動かして刺激を与えることで、褐色脂肪細胞を活性化することができます。
とくに、この部分が硬くなっていると、褐色脂肪細胞の働きが弱まると言われています。
硬くなった褐色脂肪細胞を柔らかくするには、ストレッチが効果的です。
では、肩甲骨のストレッチ方法を2つご紹介しましょう。
◆肩甲骨ストレッチ①
- 両手を頭の上に高く伸ばし、そのまま肘を曲げて、ゆっくりと手を下ろします。
- このときに、肘をできるだけ後ろに持っていくようにします。
- 肩甲骨がくっつくようなイメージでストレッチしましょう。
◆肩甲骨ストレッチ②
- 片手ずつ肩の高さに手を伸ばし、そのままゆっくりと上に持っていきます。
- この時にできるだけ高く手を伸ばし、肩甲骨が動いているのを感じましょう。
- そのまま、前後に腕を大きく回します。5回ほど繰り返しましょう。
◆肩甲骨ストレッチ③
- 手のひらを上にして、両手を肩の高さに伸ばします。
- そのまま肘を後ろに引き、肩甲骨がくっつくようにストレッチします。
- 20回ほど繰り返しましょう。
これは、動的ストレッチと呼ばれる方法で、運動前の準備体操にも効果的です。
肩甲骨を動かすことで、肩が柔らかくなり、血行も良くなるので、肩こり解消にも効果的ですよ。
また、普段から正しい姿勢を保つことで、肩甲骨の可動域を大きくすることができます。
◆首のストレッチ
肩甲骨に加えて、首の周辺にも褐色脂肪細胞が集まっているので、首のストレッチもしてみましょう。
- 首を前に倒し、両手で後頭部を押さえます。
- 腕の重さをかけるくらいで充分なので、あまり力をかけないようにしましょう。
- 次に、首を後ろに倒します。それぞれ10~20秒くらいキープします。
- 左右に首を倒し、最後に首を左右にグルっと回します。
スマホやパソコン作業が多い人は、首がこりやすいので、首こり解消に効果的です。
気持ちいいと感じるくらいが、ちょうど良いですよ。
④栄養バランスの良い食事を心がける
褐色脂肪細胞を活性化して、太りにくく痩せやすい体質をつくる方法は、栄養バランスの良い食事をすることが大切です。
ビタミン・ミネラル・タンパク質・酵素など、偏りなく食べましょう。
酵素は生の食べ物に多く含まれているので、野菜や果物などを取り入れるのが効果的です。
栄養バランスの整った食事をすることで、褐色脂肪細胞に存在する「ミトコンドリア」が活性化されます。
ミトコンドリアが活性化されると、脂肪を燃焼する効果が高まると言われています。
【まとめ】褐色脂肪細胞を活性化する!太りにくく痩せやすい体質をつくる方法
褐色脂肪細胞を活性化して、太りにくく痩せやすい体質をつくる方法をご紹介しました。
太りやすい体質は、遺伝だからどうすることもできないと思っていた人もいるかもしれませんが、自分で変えることも可能なのです。
遺伝的要素も多少は考えられますが、褐色脂肪細胞を活性化することで、太りにくく痩せやすい体質を自分でつくることは可能なんですよ。
褐色脂肪細胞を活性化して、太りにくく痩せやすい体質をつくろう。
ストレッチや食事、温冷浴などで効率よく痩せて、ダイエット効果をアップさせましょう。