顔のむくみを取るリンパマッサージでスッキリ小顔になろう!
「朝起きると、顔がパンパンにむくんでいる」と感じたことはありませんか?
その原因は、リンパの流れが悪くなっているのかもしれません。前日に塩分やアルコールなどを摂りすぎると、体に水分をためこんで「むくみ」が生じてしまいます。
リンパの流れが良ければ排出できるのですが、リンパの流れが滞ることによって顔がパンパンにむくんでしまうのです。
そこで今回は、顔のむくみを取るリンパマッサージのやり方をご紹介します。むくみとリンパには、どのような関係があるのかも見ていきましょう。
リンパマッサージで対処すればスッキリ小顔になって、朝からテンションがガタ落ちになることもなくなりますよ。
目次
顔のむくみは「リンパの流れ」が悪くなることが原因
顔のむくみは、さまざまなことが原因になりますが、おもにリンパの流れが悪くなることが原因です。では、リンパの流れが悪くなる習慣や、そもそもリンパの流れが悪くなる理由などを見ていきましょう。
リンパの流れが悪くなる習慣とは?
- 塩分の多い食生活
- アルコールを飲む機会が多い
- 運動の習慣がない
- 睡眠不足が続いている
顔のむくみは、リンパの流れが悪くなることが原因で生じます。たとえば塩分の多い食生活や、アルコールを飲む機会が多いなどの習慣がある人は、顔がむくみやすくなります。
また日頃から運動をする習慣がない人は、体の中に水分がたまりやすくなり、むくみ体質になっている可能性があります。
さらに連日の残業などで帰りが遅い人は、睡眠不足が続いてリンパの流れが悪くなっているのかもしれません。
顔のむくみを解消するには、生活習慣を変えることが1番ですが、なかなかすぐには変えられないですよね。そこで効果的なのがリンパマッサージなのです。
なぜリンパの流れが悪くなるの?
- 筋肉が少ないとリンパの流れが悪くなる
- 脂肪が多くなって、さらにリンパの流れが悪くなる
- ストレスで自律神経が乱れるとリンパの流れが悪くなる
- 肩こりや首こりでリンパの流れが悪くなり、顔がむくむ
では、そもそもなぜリンパの流れが悪くなってしまうのでしょうか? リンパの流れが悪くなる理由は、筋肉を使う機会が少なく、筋肉が衰えていることが考えられます。また脂肪が多くなると血行が悪くなり、それにともなってリンパの流れも悪くなってしまいます。
デスクワークの人は、肩こりや首こりに悩まされている人も多いと思いますが、それは肩や首の血行が悪くなっている証拠。肩や首で血流が滞ると、リンパの流れも悪くなり、顔がむくんでしまうのです。
さらにストレスがたまると自律神経が乱れ、リンパの流れが悪くなることもあります。滞ったリンパを流して顔のむくみを解消するには、リンパマッサージが即効性があるのでオススメです。
顔にむくみがあると全身のリンパの流れが悪くなっている
顔にむくみがあるということは、顔のリンパの流れだけが悪くなっているわけではありません。顔のリンパの流れが悪いということは、全身のリンパの流れも悪くなっている可能性が高いです。
つまり「むくみ体質」になっているので、代謝が低下して、太りやすく痩せにくい体質になっている可能性があります。そのため顔がパンパンになるだけでなく足もむくみやすかったり、ダイエットをしても成果が出にくいことがあります。
顔のリンパマッサージをするとともに、顔以外のリンパマッサージもすることで、むくみ体質を改善することができます。また適度な運動をすることも効果的ですよ。
顔のむくみを取るリンパマッサージのやり方
では、顔のむくみを取るリンパマッサージのやり方をご紹介します。ポイントは「目・頬・フェイスライン」です。それぞれのポイントに絞ってリンパマッサージのやり方をご紹介します。1つの工程を5回くらいくり返しましょう。
「目のまわり」のむくみを取るリンパマッサージ
朝起きると、まぶたが腫れぼったくなっていて、別人のようになっていることはありませんか? その場合は、目のまわりのむくみを取るリンパマッサージをすることで解消できます。
- 四本指の腹で、おでこの中央から端に向かって指を滑らせ、こめかみをプッシュします。
- 親指の腹で、目頭と眉頭の間にある「骨のくぼみ」をプッシュします。
- 薬指の腹で、目の下を目頭から目尻まで滑らせ、こめかみをプッシュします。
- 人差し指と中指の腹で、眉毛をなぞるように滑らせて、こめかみをプッシュします。
目のまわりの皮膚はデリケートなので、強くマッサージしないように注意してください。とくに、まぶたと目の下の皮膚は薄いので気をつけましょう。
肌を傷つけないためにもクリームなどを塗って、滑りを良くするのがオススメです。目にクリームが入らないように注意してください。
「頬」のむくみを取るリンパマッサージ
頬がぷっくりとむくんでいると、鏡を見るのがイヤになってしまいますよね。頬骨の周辺を押し流すことで、リンパの流れを良くし、顔のむくみを解消することができます。
- 手のひらの付け根(ふっくらした部分)を頬骨の下に当てて、鼻側から耳側へと順番に圧力をかけていきます。
- 中指と薬指の腹で、鼻の横から耳に向かって指を滑らせます。少しずつ位置をずらし、口の横までマッサージしましょう。
- 鼻すじの横を上下にこすります。
- 鼻の横の頬骨が平らな部分、小鼻の横をそれぞれ中指で押し回します。
- 最後に、人差し指と親指の側面を鼻の横に当てて、耳まで流しましょう。
頬は筋肉がこっている場合もあるので、むくみを解消するとともに、筋肉をほぐすようにマッサージするのがポイントです。
「フェイスライン」のむくみを取るリンパマッサージ
フェイスラインがむくんでいると皮膚がたるみ、二重あごになってしまうこともありますよね。とくにスマホやパソコンを長時間使う人は、下を向くので「二重あご」になりやすいと言われています。リンパマッサージで解消していきましょう。
- 顎の裏側の中央に親指の腹を当て、プッシュします。
- 人差し指・中指・薬指の三本指の腹で、顎の中央から耳の後ろに向かって滑らせます。
- こぶしの第二関節で、エラの部分をグリグリほぐします。
- 人差し指と中指の第二関節で顎をはさみ、中央から耳に向かって流します。
フェイスラインがぼやけていると、顔が大きく見えることがありますし、皮膚がたるむことで老けて見えてしまいます。
フェイスラインのリンパマッサージをすることで、シュッとしたシャープな顎を手に入れましょう。
顔のむくみを取るには耳・首・鎖骨のリンパマッサージが重要!
ここまでのリンパマッサージが終わったら、最後に「リンパ節」にリンパを流すことが必要です。リンパマッサージは、リンパ節に流すことでむくみ解消の効果を発揮します。中途半端で終わらせないようにしましょう。これも、それぞれ5回くらいくり返します。
「耳」のリンパ節を流してむくみを取るマッサージ
耳には「耳下腺リンパ節」があります。リンパ節とはリンパが集中しているところで、そこを刺激することでリンパのつまりを解消することができます。
リンパはリンパ節へ流し、そこから老廃物を排出していくメカニズムになっています。顔のむくみを解消するには、必ずリンパ節まで流しましょう。
- 耳の付け根の前側を、中指の腹で上下にさすります。
- 耳の付け根の上の部分を、中指でプッシュします。
- 耳たぶの後ろの首と顎の間くらいの場所を、中指でプッシュします。強くやらないこと。
- 耳を持って、軽くグルグル回しましょう。
顔にむくみがあり、リンパの流れが悪くなっていると、耳たぶの後ろを押すと痛みがあると思います。痛みがあるのは、リンパがつまっている証拠ですが、強く押し過ぎないように注意しましょう。
毎日少しずつリンパマッサージをして、徐々に痛みが消えていくのを待ちましょう。一度に重点的にマッサージするのはオススメできません。
「首」のリンパ節を流してむくみを取るマッサージ
首には「頸部リンパ節」があります。動脈もあるので、血流も多い場所です。この部分の血流やリンパの流れが悪くなると、顔のむくみだけでなく、全身のむくみや血行不良を引き起こします。
肩こり・首こり解消のためにも、しっかりとリンパマッサージをしておくことが大切です。
- 首を後ろに倒し、左右にゆっくり揺らします。首をほぐしましょう。
- うなじの左右のくぼんだ場所に親指の腹を当てて、プッシュします。
- 人差し指・中指・薬指の三本指の腹で、耳の後ろから首すじを通り、鎖骨まで滑らせます。
顔から押し出した水分を、鎖骨まで流すイメージです。リラックスしてマッサージすれば、血行も良くなります。
「鎖骨」のリンパ節を流してむくみを取るリンパマッサージ
鎖骨には「鎖骨リンパ節」があります。鎖骨リンパ節は、全身のリンパの終着地なので、しっかりとつまりを解消してあげることが大切です。
- 鎖骨の下側を、鎖骨を押し上げるようにプッシュします。
- 鎖骨の上側を、鎖骨に指を押し入れるような感じでプッシュします。
- 人差し指と中指で鎖骨をはさみ、左右に滑らせます。
- 手のひらで、わきの下をプッシュしましょう。
鎖骨リンパ節は、リンパマッサージにおいてとくに重要な部分です。ここをマッサージして終わらないと、むくみ解消の効果が半減してしまいます。
リンパのつまりがあると鎖骨周辺がパンパンに硬くなっていたり、痛みがあると思います。少しずつ解消していきましょう。
顔以外のリンパマッサージで「むくみ体質」を改善する方法
顔のむくみを取るリンパマッサージをご紹介しましたが、顔にむくみがあるということは、全身もむくみ体質になっている可能性があります。
そのため顔以外のリンパマッサージで、むくみ体質を改善することが根本的な解決策になります。では顔以外のリンパマッサージの方法をご紹介します。
ゾウのような寸胴足から卒業できる「足のリンパマッサージ」
- 足裏全体を揉みほぐします。
- 手でこぶしをつくり、足指からかかとまで流します。
- 足首から膝裏まで、ふくらはぎを手のひらでさすり上げます。
- 膝から足の付け根まで、太ももの内側を親指で順番にプッシュします。
- 手のひらで、太ももの内側を膝から足の付け根までさすります。
- 反対側も同様にやりましょう。
簡単バージョンのリンパマッサージの方法です。最後は足の付け根(そけい部リンパ節)を手のひらで押します。
念入りに足のリンパマッサージをする場合には、上記のほかに「足の甲」「足首(くるぶし周り)」「スネ」「太ももの前側」などもマッサージすると効果的です。
顔がむくみやすい人は、夕方になると足がむくむことが多いので、足のリンパマッサージをすることをオススメします。
二の腕のタプタプを解消する「二の腕のリンパマッサージ」
- 肘からわきの下まで、手のひらで流します。
- わきの下のリンパ節を手のひらでプッシュします。
- 反対側も同じようにやってみましょう。
二の腕のタプタプを解消したいと思っている人は多いですよね。顔のむくみとは直接関係ありませんが、二の腕も老廃物がたまりやすい場所なので、しっかりと流しておきましょう。
「わきの下」と「体側」のリンパマッサージ
- わきの下を手のひらでプッシュします。
- 体側(体の側面)をウエストの辺りからわきの下まで、ジグザグにさすり上げます。
- もう一度わきの下をプッシュします。
- 反対側も同じようにやってみましょう。
わきの下にはリンパ節があり、体側はリンパの流れが滞りやすい場所です。体の横側は、普段あまり触らない場所なので、リンパの流れが悪くなりやすいのです。
はじめは痛いと思いますが、続けるうちに痛みがなくなってきます。そうなれば全身のリンパの流れが良くなってきたということでしょう。
顔のむくみを取るリンパマッサージの注意点
顔のむくみを取るリンパマッサージの注意点を3つご紹介します。効果的に顔のむくみを解消するためにも、しっかりチェックしておきましょう。
強くリンパマッサージをしないように注意
顔のむくみを取るリンパマッサージの注意点は、強くマッサージしないことです。リンパは皮膚のすぐ下にあるので、強くマッサージすると内出血を起こすことがあります。
とくに顔の皮膚は薄くてデリケートなので、絶対に強くマッサージしないようにしてください。せっかくリンパマッサージをしたのに、逆効果になってしまうこともあります。
熱があるとき・食後のリンパマッサージはNG
リンパマッサージは、やってはいけないときがあります。それは熱があるときと、食後です。熱があるときはリンパが腫れているので、リンパマッサージをすると炎症してしまいます。
また食後は消化の妨げになるため、リンパマッサージをするのはひかえましょう。
クリームやオイルで滑りを良くすること
リンパマッサージは強くやらないことが大切ですが、そのためにもクリームやオイルで滑りを良くすることが大切です。
クリームなどをつけないで顔の皮膚をこすると、皮膚がよれてシワになってしまう場合もあります。せっかくの努力が裏目に出てしまうこともあるので気をつけましょう。
顔のむくみを取るリンパマッサージでスッキリ小顔になろう!
顔のむくみを取るリンパマッサージのやり方をご紹介しました。むくみとリンパは、密接に関係しています。リンパを流すことで老廃物を排出し、むくみを解消していきましょう。
顔のむくみを取るリンパマッサージは、痛みがあるときは無理をしないこと。
顔の皮膚は薄いので、やさしくリンパマッサージをすることでスッキリ小顔を手に入れましょう。