マクロビオティックダイエットって、ご存知ですか?
マドンナやトム・クルーズなどの海外セレブにも人気のダイエット方法です。
といっても、もともとは日本人が考えた食事法のことなのです。
昔の日本の食生活を再現していると言っても良いでしょう。
それって、すごく健康的な感じがしますよね。
日本でも健康志向の人から人気を集めている、マクロビオティックダイエットについてご紹介していきます。
目次
そもそもマクロビオティックって何?
マクロビオティックダイエットのことを略して「マクロビダイエット」と言います。
わりと以前から人気ですよね。でも本当に理解している人は、少ないのかもしれません。
食材が持つ「陰」と「陽」のバランスを保つ
食材には「陰」と「陽」があります。太陽に向かって伸びる葉物などは「陰」、土の中の根菜類などは「陽」の食材です。
この陰と陽のバランスを保つことが、マクロビオティックでは大切なルールなのです。
また、陰と陽の中間を「中庸」と呼び、陰も陽も中庸に近づける調理法をすると良いと言われています。
陽の食材は「蒸す」「茹でる」などで陰の要素を増やし、陰の食材は「焼く」「天日干しする」などで陽の要素を増やしましょう。
ちなみに中庸の食材は、玄米が当てはまります。マクロビでは欠かせない食材です。
食材は丸ごと食べる
マクロビオティックとは、食材を丸ごと食べるのが基本です。
野菜ならヘタや皮を取らずに、全部丸ごと食べます。
野菜は皮の部分に栄養があると言われていますので、栄養をあますところなく摂取できるのがメリットですね。
また皮まで食べることで食物繊維をさらに豊富に摂ることができます。
自分が住んでいる土地の食材を食べる
世には健康的な食材がたくさんあります。でも本当に体に良いのは、自分が住んでいる土地の食材を食べることなんです。
たとえばスーパーフルーツと呼ばれる「アサイー」ですが、これは南国の果実です。
南国で育った果実は、体を冷やす効果がありますので、日本のような土地に住む人の体質には向かないのです。
自分が住んでいる土地の食べ物を食べることで、体の調整が整うと言われています。
旬の食材を食べる
マクロビオティックは、その季節の旬の食材を食べることが良いとされています。
旬の食べ物を食べると、体にパワーがみなぎります。
またその季節に必要な栄養ですから、食べておいて損はないでしょう。
暑い季節には体を冷やし、寒い季節には体を温める効果が期待できます。
マクロビダイエットのやり方
マクロビダイエットは、どのようなやり方をすれば良いのでしょうか。
どんな物を食べて、どんな物を食べてはいけないのか見ていきましょう。
主食は玄米
マクロビダイエットのやり方は、主食を白米から玄米にします。
これが基本です。
マクロビオティックは穀物と野菜中心の食生活ですから、穀物はおもに玄米ということになりますね。
玄米は完全栄養食と呼ばれるほど優秀な食材です。しかも血糖値が上がりにくい炭水化物です。ダイエット効果も期待できますね。
野菜と豆類、海藻類が中心
マクロビダイエットのやり方は、野菜と豆類そして海藻類を中心としたおかずを食べます。
どれも低カロリーなので、この食生活をつづければ痩せられるのは想像がつきますね。
また食物繊維が多い食べ物ばかりなので、お腹がいっぱいになって食べ過ぎることもないでしょう。
それがまさにダイエット効果が高いことを意味しています。
動物性タンパク質・糖分をひかえる
マクロビダイエットのやり方は、動物性タンパク質と糖分をひかえることです。
動物性タンパク質は、おもに肉や魚ですね。そして糖分とは、上白糖のことです。
精製されていないものを食べることが大切です。
それが、体に余計な物を入れないということになります。
加工食品・食品添加物を摂らない
マクロビダイエットのやり方は、加工食品を食べないことです。加工食品とは、冷凍食品、レトルト食品、缶詰などのことです。
また食品添加物も摂らないようにするのが、マクロビダイエットのやり方です。
食品添加物は、さまざまな物に含まれています。逆に食品添加物が含まれていない食材を探すほうが大変かもしれません。
できればアルコールとカフェインを摂らない
マクロビダイエットでは、できればアルコールとカフェインを摂らないようにすることです。
いきなり無くさなくても良いですが、マクロビ上級者になると摂っていない人が多いようです。
刺激物なので、体にやさしい飲み物ではありませんよね。
マクロビオティックの効果とは?
マクロビオティックの効果には、どんなものがあるのでしょうか。
すご過ぎるダイエット効果と健康効果を見ていきましょう。
便秘解消の効果がスゴイ
マクロビオティックの効果は、便秘解消の効果がスゴイことです。
食べる食材のほとんどに、食物繊維が豊富に含まれているからです。
野菜、海藻類、玄米には、食物繊維が豊富に含まれています。
体内の老廃物を排出して、腸内環境を良くしていきましょう。
間食をしなくなる
マクロビオティックの効果は、間食をしなくなることです。
玄米や野菜、タンパク質など栄養バランス良く食べていると、空腹が訪れるのが遅いのです。
それはすぐに実感できるはずです。
自分でもビックリするくらい、間食しなくても大丈夫になりますよ。
食べ過ぎることがなくなる
マクロビオティックの効果は、間食をしなくなるだけでなく、食べ過ぎることもなくなります。
本当に不思議なのですが、適量の食事を食べたところで、自然と箸を置くようになります。
そのため食べ過ぎた罪悪感もなく、体のだるさもなくなるのが嬉しいメリットです。
適正な体重になる
マクロビオティックの効果は、適正な体重になることが最大のメリットです。
外食が多い人、カロリーオーバーの人、食べ過ぎの人など、太り気味の人は自然と体重が減っていきます。
ただし即効性はなく、最低でも1ヶ月くらい続けることが必要になります。
その分、自然とゆるやかに痩せていくので、体に負担はかからないのです。ダイエットの停滞期も感じないことが多いです。
美肌効果がある
マクロビオティックの効果は、美肌効果もあることです。
便秘解消で体内の毒素が排出されますので、体の中からキレイになる効果が期待できます。
健康で、しかもキレイになれるなんて夢のようなダイエット方法ですね。
脂肪がつきにくく痩せやすい
マクロビオティックの効果は、脂肪がつきにくく、痩せやすいことです。
マクロビで摂る食べ物は、血糖値が上がりにくい食材ばかりです。
そのためインシュリンの分泌をおさえられるので、脂肪が蓄積されにくいのです。
ダイエット、生活習慣病の予防などに効果が期待できます。
マクロビダイエットの注意点
マクロビダイエットには、注意点もあります。正しいやり方を守って、注意点に気をつけながら行ってくださいね。
カロリー不足で痩せすぎ注意
マクロビダイエットの注意点は、痩せすぎる可能性があることです。
マクロビで取り入れる食材は、低カロリーのものがほとんどです。
しかも満腹感があるものばかりなので、必要量のカロリーを摂取する前にお腹いっぱいになってしまうのです。
そのため生命維持に必要なカロリーを摂取できない場合があります。
栄養不足になると、ひどい時には栄養失調になる場合もありますのでご注意ください。
危険を感じたら中断し、動物性タンパク質などを食べるようにしましょう。
タンパク質不足に注意
マクロビダイエットの注意点は、タンパク質不足になる可能性があることです。
植物性タンパク質は、低カロリー高タンパクなのがウリですが、タンパク質の含有量が少ないのがデメリットです。
一度に食べられる量を考えると、納豆がベストな食材です。それでも約4パックで豚肉100gと同等のタンパク質量になります。
そのためタンパク質が不足しがちになることがデメリットでしょう。
タンパク質が不足するということは、筋肉量が減って代謝が低下するということです。
それはダイエットにおいても、健康面においてもデメリットになりますね。
人間の体は、ほとんどがタンパク質でできていますから、体の修復には欠かせない栄養素です。
疲労回復や怪我や病気など、さまざまな修復にタンパク質は必要なのです。
ナチュラルフードが本来あるべき体をつくる
マクロビダイエットのやり方や効果、注意点などについてご紹介しました。
マクロビオティックは、自然派食品いわゆるナチュラルフードをメインとした食事法です。
それは日本人がかつてやっていた食事そのものでしょう。
栄養過多、カロリー過多の現代社会では、マクロビオティックによって体質改善することが必要かもしれません。
ナチュラルフードが、本来あるべき体をつくってくれることでしょう。