
お腹まわりのトレーニングを頑張っているのに、なぜかウエストが太く見えてしまう…そんな悩みを持つ女性は意外と多いです。
その原因のひとつが、「腹斜筋の鍛えすぎ」。腹斜筋はくびれを作る筋肉として知られていますが、鍛え方次第では筋肉が張り出してしまい、逆に寸胴体型に見えることもあるのです。
この記事では、腹斜筋を適切に鍛えてくびれを守るためのポイントをわかりやすく解説します。正しいトレーニング方法と注意点を押さえて、美しいボディラインを目指しましょう。
腹斜筋を鍛えすぎると寸胴になるって本当?
鍛え方によっては、腹斜筋が発達してウエストが寸胴に見えることがあります。
腹斜筋はお腹の横にある筋肉で、姿勢の安定や体をひねる動きに欠かせない重要な部位。鍛えることで引き締まったお腹を作れる一方、負荷のかけ方や回数を間違えると、筋肉が横方向に張り出し、ウエストラインが広がって見えることがあります。
ただし、それはあくまで「筋肥大を狙った過剰なトレーニングを続けた場合」に起こりやすい現象。正しい方法を選べばくびれを作れます。適度な負荷と正しいフォームを守れば、腹斜筋はくびれ作りの強力な味方になります。
腹斜筋の位置と役割を簡単に解説

腹斜筋はお腹の横側にあり、表層には外腹斜筋、その内側には内腹斜筋があります。この二つは、日常生活でもかなり活躍していて、例えば以下の動きに欠かせません。
- 上半身をひねる
- 前かがみになる
- 呼吸をサポートする
また、腹斜筋は体幹の安定性を高める重要な筋肉。鍛えることで姿勢が良くなり、腰痛予防にもつながります。
つまり、腹斜筋を全く鍛えないのはもったいないこと。大切なのは、寸胴化を防ぐための負荷設定と、他の筋肉とのバランスを考えたトレーニングを実践することです。
寸胴に見える原因は?腹斜筋との関係も解説
腹斜筋はウエストの横幅に直接関わる筋肉です。そのため、鍛え方によっては横方向に厚みが増し、くびれが目立たなくなることがあります。
また、「寸胴に見える」現象は、筋肉だけでなく体脂肪や姿勢も影響しています。例えば、腹斜筋が発達していても体脂肪が少なければスッキリ見えますが、脂肪が多い状態だと横幅が強調されやすくなります。
さらに、猫背や反り腰など姿勢の崩れもウエストラインを太く見せる原因に。つまり、寸胴化は単に「筋肉のつき方」だけの問題ではなく、複数の要素が重なって起きるのです。
寸胴に見える原因は筋肉のつき方

腹斜筋は外腹斜筋と内腹斜筋の二層構造で、肋骨の下から骨盤にかけて斜めに走っています。この筋肉が鍛えられると、横方向への厚みが増し、ウエストの外幅が広がったように見えることがあります。
特に高重量を使ったサイドベントや低回数・高負荷のトレーニングは、筋繊維を太くする筋肥大を促しやすく、スタイル面では「寸胴化」につながる可能性が高いです。
一方、低負荷・高回数のトレーニングなら、筋肉の引き締めや脂肪燃焼が中心になり、くびれを維持しやすくなります。つまり、同じ腹斜筋トレーニングでも「筋肉のつき方」はやり方次第で変わるのです。
体脂肪とのバランスが重要
ウエストが太く見えるもうひとつの大きな要因が、皮下脂肪と内臓脂肪です。腹斜筋が発達していなくても、脂肪が多ければ寸胴に見えるのは当然。
逆に、脂肪を減らすことで筋肉のラインが引き立ち、くびれが強調されます。このため、くびれ作りには筋トレ+食事管理+有酸素運動の3つを組み合わせることが欠かせません。
腹斜筋が筋肥大しない負荷設定が重要

筋肥大とは、筋繊維が太くなり筋肉全体の体積が増えること。高重量・低回数のトレーニングを続けると、腹斜筋が横に張り出しやすくなります。
特に体格差の少ない女性の場合、わずかな横幅の増加でも体型の印象が大きく変わります。そのため、「見た目を細くしたい」という目的のトレーニングでは、筋肥大を抑える負荷設定が重要です。
くびれを守る腹斜筋の鍛え方
腹斜筋を鍛えるときのポイントは、「筋肥大より引き締め重視」です。負荷を軽くして回数を多めに行うことで、横幅が広がるのを防ぎながら、美しいくびれラインを作れます。ここでは、初心者から中級者まで取り入れやすい3つのトレーニングを紹介します。
低負荷・高回数で引き締める「サイドプランク」
サイドプランクは、腹斜筋を中心に体幹全体を引き締める王道トレーニング。筋肉を太くするよりも「ラインを整える」効果が高いのが特徴です。
■やり方
- 横向きに寝て、肘を肩の真下に置く
- 膝を伸ばし、足先から頭まで一直線になるように腰を持ち上げる
- 呼吸を止めずに20〜30秒キープ
- 反対側も同じように行う
インナーマッスルを刺激する「ドローイン」
ドローインは、呼吸を使って腹横筋や腹斜筋を内側から引き締める方法。寝たままでもできるので、筋トレ初心者や運動が苦手な人にもおすすめです。
■やり方
- 仰向けに寝て、膝を立てる
- 鼻から息を吸ってお腹を膨らませる
- 口からゆっくり息を吐きながら、お腹をへこませる
- 繰り返し行う
全身運動で脂肪燃焼「マウンテンクライマー」
有酸素運動の要素も含むマウンテンクライマーは、脂肪燃焼と腹斜筋の引き締めを同時に狙える種目です。短時間でも心拍数が上がり、効率的にくびれ作りができます。
■やり方
- 腕立て伏せの姿勢をとる
- 膝を胸に引き寄せるように片足ずつ素早く動かす
- 20〜30秒を1セットとして繰り返す
これらのトレーニングを週2〜3回取り入れれば、腹斜筋を適度に刺激しながら、くびれをキープできます。
寸胴化を招くNGトレーニング例
腹斜筋を引き締めたいのに、実は寸胴化の原因になってしまう種目をチェックしておきましょう。その多くは「高重量」「筋肥大重視」「偏った鍛え方」という共通点があります。ここでは、美くびれを目指す女性が避けたいトレーニングを3つ紹介します。
高重量サイドベント
サイドベントは、片手にダンベルやケトルベルを持って体を左右に倒す動き。高重量で行うと腹斜筋が大きく発達し、ウエストの横幅が広がりやすくなります。
■なぜNGか
- 筋肥大を促すため、ラインを細く見せたい目的には逆効果
- 特に女性は少しの横幅増加でもシルエットの印象が変わる
過剰なツイスト系腹筋(ロシアンツイストなど)
ロシアンツイストは、上半身をひねる腹筋種目。軽負荷なら問題ありませんが、重りを使って繰り返すと外腹斜筋が肥大しやすくなります。
■なぜNGか
- 高負荷×回数増で筋肉が張り出す
- 腰への負担も大きく、フォームが崩れるとケガのリスクも
腹斜筋だけを偏って鍛えるメニュー
腹斜筋のトレーニングばかりに偏ってしまうと、体幹全体の筋肉バランスが崩れてしまいます。これが姿勢の歪みを招き、結果的にくびれが見えにくくなることがあるのです。
なぜ腹斜筋だけを偏って鍛えるのはNGなのか
腹直筋や背筋とのバランスが崩れる
体幹は複数の筋肉で支えられています。腹斜筋だけを鍛えると、他の重要な筋肉が弱くなり、全体の安定性が低下します。
姿勢の悪化によるウエストの太見え
筋肉バランスが乱れると、猫背や反り腰などの姿勢の崩れが起きやすくなります。こうした姿勢の乱れは、ウエストラインを寸胴に見せてしまう原因に。
偏った鍛え方を避けるためには、腹斜筋だけでなく、腹直筋や背筋もバランスよく鍛えることが大切です。これにより姿勢が整い、自然なくびれを作ることができます。
腹斜筋を鍛えるメリットも知っておこう
腹斜筋はただの「くびれ作り筋肉」ではありません。実は、姿勢の安定や腰痛予防など、私たちの毎日を快適に過ごすうえで欠かせない重要な役割を担っています。
寸胴化のリスクだけに目を向けるのではなく、腹斜筋を正しく鍛えることで得られるメリットを知ることが大切です。ここでは、腹斜筋を鍛えるメリットについて解説します。
体幹安定と日常動作の向上

腹斜筋は体幹の側面を支える筋肉の一つで、体の安定性を高める役割があります。この筋肉がしっかり働くと、歩く・立つ・ひねるなどの日常動作がスムーズに。
例えば、荷物を持ち上げる時や、スポーツでの動きのキレもアップします。体幹が安定すると、疲れにくくケガの予防にもつながります。
姿勢の改善で見た目のくびれもUP

腹斜筋を鍛えることで、猫背や反り腰などの悪い姿勢を改善できます。姿勢が整うと、ウエストラインが自然と引き締まり、くびれが強調されやすくなります。また、正しい姿勢は内臓の位置を整える効果もあるため、お腹まわりがすっきり見える効果も期待できます。
まとめ|腹斜筋は鍛え方次第でくびれも寸胴も変わる

腹斜筋は、鍛え方次第で美しいくびれを作る味方にも、寸胴体型の原因にもなり得る筋肉です。適切な負荷やフォームでトレーニングすれば、体幹を安定させ、姿勢を整えながら引き締まったウエストラインを目指せます。
一方で、偏ったメニューや過剰な高負荷の鍛え方は、筋肉の張り出しや姿勢の崩れを招き、逆効果になってしまいます。大切なのは、腹斜筋だけに集中するのではなく、腹直筋や背筋とバランスよく鍛え、生活習慣や食事も整えること。
くびれのある美しいボディラインを手に入れるためにも、腹斜筋を正しく理解し、上手にトレーニングに取り入れていきましょう。