姿勢を改善することは、思っている以上にダイエットに必要なことです。
現代人はさまざまな理由から、姿勢が悪い人が多いと言われています。
とくにスマホやパソコンを長時間使うことが多いので、姿勢が悪くなりやすいんですね。
そこで今回は、正しい姿勢とはどのような姿勢なのか。
また正しい姿勢をキープするために必要な筋肉のエクササイズをご紹介します。
エクササイズといっても、つらい筋トレのようなものではありません。
ストレッチに近いような簡単なエクササイズなので、一緒に見ていきましょう。
目次
姿勢を改善するとダイエット効果がある理由
姿勢を改善するだけでダイエット効果がある理由をご紹介します。
血行が良くなり代謝がアップするから
姿勢が悪いと、全身の血行が悪くなります。
それは上半身だけでなく、下半身の血行も悪くなってしまうんです。
すると脚がむくみやすくなることと、肩こりや腰痛にもなりやすいです。
姿勢改善することで健康になるとともに、代謝がアップして痩せやすくなります。
太もも・お腹・背中の筋肉が適度に鍛えられるから
正しい姿勢をするためには、太もも・お腹・背中の筋肉が適度に鍛えられていることが必要です。
でも正しい姿勢をキープするだけで、「太もも」と「お腹」は自然と鍛えられるでしょう。
正しい姿勢をつくるために大切なのは、「背中」と「骨盤」です。
背中を鍛えることで代謝がアップしますし、骨盤を矯正することで血行が促進されます。
背筋がないと、正しい姿勢ををキープするのが大変です。
また骨盤が後傾していると、猫背になりやすいでしょう。
内臓の負担が減り、消化機能が高まるから
姿勢を改善するとダイエット効果が高まる理由は、内臓の負担が減るからです。
猫背だとお腹を圧迫していますので、とうぜん内臓が圧迫されている状態ですよね。
内臓が圧迫されると、消化機能が低下してしまいます。すると代謝も低下してしまうでしょう。
姿勢を改善するメリットは、このような体の内側にも関係しているのです。
疲れにくくなって、活動的になれるから
姿勢を改善するとダイエット効果がアップする理由は、疲れにくくなるからです。
疲れにくくなると活動的になれるので、ちょっとした運動もしやすくなります。
また姿勢を改善することで血行が促進されますから、疲労物質が流れやすくなるのです。
早く疲労回復させたいなら、血行促進は絶対条件と言えるでしょう。
ダイエットに必要な「正しい姿勢」をマスターしよう
正しい姿勢をするとダイエットに効果的な理由はわかりましたね。
では、正しい姿勢とは具体的にどんな姿勢なのでしょうか。
正しい立ち姿勢
正しい立ち姿勢は、壁に立つとわかりやすいです。
もし立ちにくいと感じる人は、体に何らかの原因があると考えられます。
- 壁に背を向けて立ち、かかと・お尻・肩・後頭部を壁にくっつけます。
- 腰と壁の間に、手が入るくらい隙間が空いていれば、正しい姿勢です。
- 隙間がなければ、「骨盤が後傾している」と考えられます。
- 隙間が空きすぎているなら、「反り腰の可能性が高い」と言えるでしょう。
正しい立ち姿勢をすると、自然とお腹に適度な力が入ります。
お腹に力を入れることを意識するだけで、反り腰は改善できる可能性が高いです。
正しい座り姿勢(デスクワーク)
正しい座り姿勢は、デスクワークの人にとって非常に重要です。
1日中座って仕事をしているわけですから、座り姿勢が悪いと体に不調が起きやすいでしょう。
- まずは机と体の距離感からみていきましょう。
- 机とお腹の間に、こぶし1個分のスペースが空くくらいにします。
- 距離が遠いなら、イスを前に出すとちょうど良くなります。
- 背もたれには寄りかからないようにしましょう。
- 骨盤が後ろに倒れないように、骨盤をしっかりと立てましょう。
- 机の高さは、おへそより多少高いくらいです。
- あまり机が低いと、猫背になりやすいです。
- かかとを床に着けて、両膝と両くるぶしをくっつけます。
- もしかかとが着かないなら、イスの高さを調整しましょう。
30分~1時間おきに姿勢をチェックして、正しい姿勢が崩れていたら改善しましょう。
最初はかなり疲れると思います。
でも慣れてくれば、正しい姿勢をしないと逆に疲れるようになりますよ。
そこまでくれば、かなり姿勢矯正できている証拠です。
姿勢矯正エクササイズ&ストレッチ
姿勢矯正をしてダイエット効果を高めるには、エクササイズ&ストレッチすべき場所が3つあります。
大きく分けると「肩甲骨」「背中~腰」「お腹」です。
これに加えて「股関節」「骨盤」「太もも」もエクササイズ&ストレッチすることで、より代謝アップが期待できます。
この中で「お腹」「骨盤」「太もも」は、正しい姿勢をすることで自然と鍛えられるので省略させていただきますね。
肩甲骨をほぐすストレッチ
姿勢を改善するには、肩甲骨をほぐしておくことが大切です。
肩甲骨がバリバリに固まっていると、代謝が悪くなるだけでなく、正しい姿勢をキープするのがきついです。
肩甲骨の血行を良くすることで代謝をうながし、姿勢を改善しやすくなるはずです。
肩甲骨ストレッチは、「バストアップ」「代謝アップ」「肩こり解消」「眼精疲労解消」など、多くのメリットがあります。
デスクワークの合間に、たまに肩甲骨をくっつけるストレッチをします。
- 手を後ろで組んで、胸を開きます。
- 肩甲骨がくっつくようなイメージで、30秒間キープしましょう。
- 余裕があれば、その両腕を上に引き上げます。
- すると、より肩甲骨の血行を促進する効果が期待できるでしょう。
背中~腰を鍛えるエクササイズ
背中から腰にかけてのエクササイズは、とっても簡単です。きつくもありません。
背中は体の中でも大きな筋肉ですから、背中の筋肉を強化することで代謝アップが期待できます。
また腰を鍛えると体幹がしっかりして、立っていても座っていても、あまり疲れなくなるでしょう。
それくらいまで鍛えると、背筋と腹筋のコラボで劇的に姿勢改善できているはずです。すでにね。
- 床でうつ伏せに寝ます。
- 右手と左足を同時に上げます。これを5~10回くり返しましょう。
- 手足を下ろす時は床に着けず、宙に浮かしたままくり返します。
- 反対側も同様にやります。1セット終わったら、30秒やすみます。
これを1日あたり、3セットを目指しましょう。
この姿勢改善エクササイズは、インナーマッスルを鍛えることができます。
姿勢が良くなるダイエット効果だけでなく、インナーマッスルも代謝をうながしてくれるでしょう。
股関節を柔らかくするストレッチ
股関節を柔らかくすると、正しい姿勢をキープしやすくなります。
股関節が硬いと、骨盤が後傾しやすいです。
また上体を真っすぐ上に伸ばすような体勢が、つらい場合もあります。
股関節を柔らかくするストレッチは、「開脚前屈」がおすすめ。
- 床に座り、両足を開きます。そのまま上体を前に倒しましょう。
- 今度は足裏同士をくっつけて、膝を床に着けます。そのまま上体を前に倒しましょう。
股関節は意識的に動かさないと、普段はあまり動かすことがありません。
とくに女性は大股を開かないので、股関節が硬くなりやすいです。
それに股関節ストレッチすることで血行が良くなり、脚のむくみも改善されますよ。
また生理痛も緩和されるというメリットもあります。
姿勢改善すれば、モデルみたいな美しい体になれる!
姿勢を改善するとダイエット効果がある理由と、姿勢を矯正するためのエクササイズをご紹介しました。
はじめは正しい姿勢をキープするのは、つらいかもしれません。
でも毎日意識しておくだけで、少しずつ慣れてきます。
毎日やると姿勢だけでなく、体が軽くなったと実感できますよ。
そうすればモデルみたいな美しい体を手に入れるのも夢ではありません。
姿勢が良いだけで見た目が美しいので、それだけでもメリットになるでしょう。