お尻歩きの代表的な効果は、骨盤矯正です。聞いたことが1度はあるかもしれません。
でも今回ご紹介するのは、それだけではありません。ほかにも女性に嬉しい効果が期待できます。
その効果については、これからご紹介していきますね。
またお尻歩きはダイエット効果も高いのですが、正しいやり方でおこなわないと体を痛める危険があります。
その理由や注意点も踏まえながら、お尻歩きダイエットについてご紹介していきます。
目次
お尻歩きダイエットの効果とは?
お尻歩きダイエットには、意外な効果もあります。それは女性にとってうれしい効果ですよ。
下半身の血行が良くなる
お尻歩きは股関節を動かすので、下半身の血行が良くなる効果があります。
下半身の血行が良くなると、代謝がアップして痩せやすい体質になれるでしょう。
股関節や骨盤まわりで血行がとどこおることにより、下半身に血液がたまりやすくなってしまうんです。
下半身で血流が妨げられると、全身の血行も悪くなります。そこで股関節を動かすことが大切になります。
骨盤の歪みが矯正される
お尻歩きは、もともと骨盤矯正の体操として紹介されることが多いです。
そのため当然、骨盤の歪みを矯正する効果が期待できるでしょう。
女性は出産や生理によって、骨盤が歪みやすいと言われています。
そのため下半身の血流が悪くなり、お尻の血行もとどこおってしまうんです。
お尻の血行をうながすとともに、下半身の血行を促進することが期待できるでしょう。
生理痛が緩和して、生理不順も改善される
女性の多くは生理痛で悩んでいるのではないでしょうか。
生理に関しては個人差が大きいので、一人で悩んでいる人もいるかもしれませんね。
大小はちがいますが、誰しも悩んでいるはずです。とくに年齢が上がるにつれて、ホルモンバランスも崩れやすくなります。
すると生理周期が乱れることもありますよね。
お尻歩きダイエットは、骨盤矯正をするとともに、生理痛の緩和も期待できます。
なぜなら生理痛の原因は、お腹の血行が悪いからです。お尻歩きは、お腹周辺の血行をうながしてくれます。
お尻痩せと背中痩せもできる
お尻歩きの効果は、ヒップアップや背中痩せも期待できます。
お尻歩きは意外といろいろな場所の筋肉を使う運動で、筋肉を動かすことで代謝がアップするからです。
とくにお尻の血行が良くなるでしょう。
背中の筋肉は大きいので、動かすだけでも代謝アップにつながります。
下半身のむくみと冷えが改善される
お尻歩きダイエットの効果は、むくみや冷え性が改善されることです。
とくに下半身のむくみに効果的です。
下半身は地球の重力の関係で、血行が悪くなりがちな場所。
そのため意識的に動かしてあげないと、どんどんむくんでしまうんですね。
血行を良くするためにもお尻歩きは効果的です。
腸のはたらきが活発になり便秘解消
これも現代病の1つと言えるかもしれませんが、便秘の人って多いですよね。
便秘になる原因はさまざまですが、腸のはたらきを良くすることで改善できます。
腸のはたらきを良くするためには、運動も役に立ちます。
腸に内面からはたらきかけるのが食生活なら、腸に外側からはたらきかけるのが運動なのです。
マッサージも効果的ですが、自分でやるのは意外と面倒だしむずかしいです。
そのため運動なら簡単にできますね。その運動の1つが、お尻歩きなのです。
猫背改善で姿勢が良くなる
健康志向の多い現代人ですが、意外と姿勢は後回しになっていることが多い気がします。
姿勢を改善することは、体のさまざまな機能を正常にする上で重要です。
とくに猫背の人は、内臓を押しつぶしている状態なので、内臓にも負担がかかっています。
お尻歩きはインナーマッスルを鍛える効果も期待できるため、姿勢が良くなると考えられます。
姿勢を保つには、姿勢を保つための筋肉が必要です。
その姿勢を保つために必要な筋肉を鍛えられるのが、お尻歩きなのです。
腰痛の改善や予防ができる
お尻歩きダイエットの効果は、腰痛の改善や予防ができること。
お尻歩きを間違ったやり方でやってしまうと、腰痛が悪化する場合もあるのでご注意ください。
腰痛が改善できる理由は、腰まわりの血行が良くなるから。
だからお腹痩せにもなるし、腰痛の改善にもなります。
お尻歩きダイエットの正しいやり方と注意点
お尻歩きダイエットは、間違ったやり方でやると体を痛めます。
普段使わない筋肉を使うので、正しいやり方で確実にやってみましょう。
お尻歩きのやり方
お尻歩きのやり方は簡単です。簡単だからこそ、正しいやり方でないと効果がありません。
自己流のやり方でやってしまうと、腰や首、肩などを痛めますのでご注意ください。
- 床に座り、脚を前に伸ばします。
- 両手は床から離します。胸の前で組むか上に上げるか、前に伸ばすか何でもOKです。とにかく床から離しましょう。
- お尻を左右交互に持ち上げて、前に10歩、後ろに10歩進みます。
- 少しずつ回数を増やしていき、目標は50~100歩です。でも無理はしないでくださいね。
お尻歩きのポイント
- 上半身が上下左右になるべく揺れないようにする。
- 上半身を揺らす反動で、お尻を持ち上げないようにする。
- 膝は曲げないで伸ばしておく。かかとで床を押してお尻を上げない。
お尻を上げるのは、腰やお尻、お腹の筋肉だけを使って持ち上げましょう。
それ以外の筋肉を使うと、お尻歩きの効果がありません。
また肩や首に必要以上に力が入らないようにしましょう。変な力が加わると、つります。
お尻歩きダイエットの注意点
お尻歩きダイエットの注意点は、以下の4つです。
- 腰痛が悪化した場合には休む。
- 速く進むのではなく、ゆっくり確実に一歩進む。
- 一気に回数を増やさない。少しずつ慣れていく。
- 回数にこだわらずに、一歩一歩を確実に正しいやり方でおこなう。
お尻歩きダイエットは、回数が重要ではありません。正しいやり方で一歩ずつ進むことが大切です。
そのため回数にこだわるのではなく、正しいやり方をマスターしましょう。
また一気に無理して回数を増やすと、腰を痛める可能性があります。
腰が痛くなったら中断して、治してから再開しましょうね。
お尻歩きダイエットは女性を元気にする
お尻歩きダイエットの効果とやり方はわかりましたか?
回数よりもやり方が重要なんです。
また女性に嬉しい効果もたくさんありますので、ぜひ毎日継続してみてください。
お尻歩きダイエットは、女性を元気にする健康法です。