日本の食を引き立てる「わさび」。
じつは、わさびにもダイエット効果があるんです。
ダイエット効果以外にも、美容や健康に良い効果が期待できます。
わさびを食べると、どんな良いことがあるのか見ていきましょう。
どんなわさびを食べれば良いのか、また注意点もご紹介していきます。
目次
わさびダイエットの効果とは?
わさびダイエットの効果とは、どんなものなのでしょうか?
ダイエット以外にも、美容や健康効果があるので見ていきましょう。
むくみ解消して血行が良くなり、冷え性も改善される
わさびダイエットの効果は、むくみが解消されることです。
わさびには血行を促進する効果があり、ドロドロの血液をサラサラにする効果が期待できます。
血行が良くなるとむくみが解消されるだけでなく、冷え性も改善されます。
ダイエットの大敵である冷え性が改善されることで、痩せやすい体質になれるというわけですね。
代謝がアップして、痩せやすい体になる
わさびダイエットの効果は、代謝がアップすることです。
わさびを食べると血行が良くなりますから、代謝がアップするんですね。
痩せやすい体質になるには、血行を促進することが絶対条件です。
血行が良くなると、ダイエット効果だけでなく、美容や健康にも良い効果が期待できます。
有害物質を排出するデトックス効果がスゴイ
わさびダイエットの効果は、デトックス効果がスゴイことです。
わさびに含まれる「6-MITC」という成分は、解毒作用にすぐれています。
「6-MITC」とは「6メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート」のことで、有害物質を体外に排出する効果が高いと言われています。
わたしたちの体には、食べ物などに含まれる有害物質が蓄積されていきます。
これを解毒しないと、さまざまな病気になる可能性が高くなります。
体内の老廃物が排出されると血行が良くなり、代謝もアップしますね。
シミやそばかすを防ぎ、美白効果がある
わさびダイエットの効果は、美白効果が期待できることです。
わさびにはビタミンCが含まれていて、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成をおさえる作用があります。
ビタミンCの美肌効果は、それだけではありません。
年齢とともに減少していくコラーゲンの生成を助ける作用もあります。
そのため肌のうるおいやハリをとり戻すことも可能です。
わさびを食べることで、美肌・美白効果が期待できるんですね。
食中毒を予防する抗菌・殺菌作用が高い
わさびダイエットの効果は、食中毒を予防する作用が期待できます。
刺身などの生ものと一緒に食べることからもわかるように、わさびには抗菌・殺菌作用があります。
わさびをすりおろした時に発生する「アリルイソチオシアネート」という辛み成分が、大腸菌やO-157などを殺菌してくれるのです。
奈良時代には薬として使用されていた歴史もあり、わさびの効能は昔から知られていたのです。
抗酸化作用でアンチエイジング効果
わさびダイエットの効果は、アンチエイジング効果が期待できることです。
わさびに含まれる「スルフィニル」という成分は、抗酸化作用が高いと言われています。
抗酸化作用で有名なのはポリフェノールですが、スルフィニルの抗酸化作用は、ポリフェノールよりも高いと言われています。
そのためアンチエイジング効果のみならず、ガンなどの病気予防にも効果が期待できます。
免疫力をアップして、さまざまな病気を予防するのにも役立ちます。
血管疾患を予防・改善する
わさびには血行を促進する効果があるとお伝えしました。
そのため脳血管疾患や、心疾患の予防や改善にも効果が期待できます。
年齢とともに血行が悪くなりやすく、コレステロールによる動脈硬化や血栓も気になるところです。
そんな血管系の疾患を予防・改善することもできるのが、わさびダイエットの効果なのです。
わさびダイエットのやり方
わさびダイエットのやり方は、毎日わさびを食べるだけの簡単な方法です。
具体的に、どれくらいのわさびを食べれば良いのでしょうか。
1日に3gのわさびを食べる
わさびダイエットのやり方は、1日に3gのわさびを食べることです。
3gというと、一人前の刺身などについているわさびより、少しだけ多いくらいの量です。
それを数回にわけて食べればOKです。
ざっくり言うと、ティースプーンに一杯程度です。
本わさび(天然わさび)を食べる
わさびダイエットのやり方は、本わさびを食べることです。
わさびにも種類があり、「西洋わさび」と呼ばれる「ホースラディッシュ」という種類もあります。
これは日本のわさびとは異なり、ローストビーフなどについているわさびのことですね。
先ほど説明したダイエット効果が期待できる「6-MITC」という成分は、本わさびにしか含まれていないと言われています。
そのため天然の本わさびを食べないと、ダイエット効果は期待できません。
チューブわさびなら、成分表示を確認する
わさびには、収穫したそのままのわさびをすりおろして食べる方法や、市販のチューブわさびなどがありますよね。
また粉末を水で溶いて使う「粉わさび」もしくは「練りわさび」と呼ばれる種類もあります。
この粉わさびには、西洋わさびが使われていることが多いので、なるべくそれ以外の種類が良いでしょう。
チューブわさびには、「本わさび100%」や「本わさび使用」などと書かれているものがあります。
本わさび使用と書かれたものは、本わさびの割合が少ないですが、本わさびを使用しています。
そのため3gよりも少し多めに食べれば良いでしょう。
ただし「本わさび入り」と書かれているものは、ほとんど本わさびが含まれていないと考えられます。
そのためなるべくなら「本わさび100%」を選ぶことをおすすめします。
わさびダイエットの注意点とは?
わさびダイエットの注意点は、食べ過ぎることです。食べ過ぎるといくつかの注意点が出てきますので、ご紹介しておきます。
アレルギー症状が出るかも
わさびダイエットの注意点は、わさびを食べ過ぎるとアレルギー症状が出る場合があることです。
今まで普通にわさびを食べても大丈夫だったのに、毎日つづけて食べることで、わさびアレルギーが発症する場合があります。
稀ではありますが、わさびを食べ続けて異変を感じたら、すぐに中断して医師の診断を受けましょう。
そのまま放っておくと、重篤な症状に発展することも無いとは言い切れません。
下痢や胃痛になるかも
わさびダイエットの注意点は、わさびを食べ過ぎると下痢や胃痛を引き起こすかもしれません。
わさびの効果として、本来ならば胃腸のはたらきを活発にして、消化を促進する作用があります。
しかし食べ過ぎると、胃への刺激が強すぎる可能性があるのです。
1日3gを守っていれば大丈夫だとは思いますが、下痢や胃痛の症状が出た場合には、量を減らすか、中断することをおすすめします。
味覚障害になるかも
わさびダイエットの注意点は、食べ過ぎると味覚障害になる恐れがあるということです。
わさびやスパイスなどの香辛料は、食べ過ぎると味覚障害になる可能性があります。
以前も、ダイエット効果がある唐辛子を食べ過ぎて、味覚障害になった人がテレビで放映されていました。
どんなものにも唐辛子を大量にかけても、平気で食べていました。これは危険ですね。
味覚障害を治すためには、亜鉛を摂ると効果的です。
亜鉛が含まれている食べ物は、「牡蠣」「うなぎ」「ゴマ」「パルメザンチーズ」などです。
わさびダイエットでゆっくり健康を手に入れよう
わさびダイエットの効果とやり方などをご紹介しました。
わさびダイエットは代謝をアップしたり、デトックス効果があることがわかりました。
それ以外にも病気予防やアンチエイジング効果が期待できるので、毎日摂ると体に良いと考えられますね。
即効性があるダイエット方法ではありませんが、ゆっくりと健康と痩せやすい体を手に入れていきましょう。