痩せるメカニズム

スローカロリーダイエットのやり方と効果|40代からの太らない食べ方

スローカロリーダイエットの効果は40代からの病気予防

40代くらいになると、太りやすいのに痩せにくくなり、さまざまな病気の予備軍になることが多いですよね。
糖尿病や動脈硬化、高血圧や心疾患などの危険性が高まります。

でも、これらの病気の怖いところは、重症になるまでこれといった症状が出ないこと。
だから最悪な状況になってしまうことも多いのです。

これからご紹介する「スローカロリーダイエット」は、ただ痩せるだけではなく、これらの病気予防にも効果的なんです。
健康的に痩せる、理想的なダイエットがここにあります。

なぜ30代後半から40代以降は太りやすいのか?

今まで何をどんなに食べても太らなかったのに、30代後半くらいになると徐々に太ってくる人が多いですよね。
食べる量はほとんど変わっていないのに、毎年健康診断のたびに体重が少しずつ増加していく。そんな経験ありませんか?

何を隠そう、ワタシもその1人です。毎年3キロずつ増えて、5年間で順調に15キロも太ってしまいました。
そうです。米より重い量の体重が増えたんです。自分でもビックリですが、何とかしなければと思い、ダイエットを決意しました。

30代になった頃から、少しずつは異変を感じていました。でも、そんなビックリするほどは変わらなかったんです。
でも35歳を過ぎた時から、本当にわかりやすく増えていきました。加齢の怖さを思い知った瞬間です。

30代後半から40代以降に太りやすい原因は、もちろん基礎代謝の低下です。これが一番の原因と言えるでしょう。
ただし40代以降に太るのが怖いのには、理由があるんです。それは病気。糖尿病や動脈硬化、高血圧などです。

どれも加齢とともに発症しやすい病気で、しかも改善するためには、食生活など生活習慣を完全に変えなければいけません。
と言っても健康的な生活になるので、悪くはありません。しかし大変なのも確かです。そうなったら面倒なことがかなり増えます。

とくに食事に関しては、食べてはいけない物が多すぎる。大抵は、大好きな食べ物を我慢させられることが多い。
だからそうなる前にスローカロリーダイエットで改善しておく必要があるんですよ。

スローカロリーダイエットの効果とは?

スローカロリーダイエットの効果には、どのようなものがあるのでしょうか。

血糖値の急激な上昇をおさえて太りにくくする

スローカロリーダイエットの効果は、血糖値の急激な上昇をおさえることで、太りにくくすることです。
食べ物を食べると血糖値が上昇するのですが、急激に上昇すると大量の「インスリン」が分泌されます。

インスリンというホルモンは、生まれた時から量が決まっていて、体内で作ることができません。
そのためインスリンを使いきってしまうと、糖尿病になるのです。

そして一生、インスリン注射を受け続けなければいけない生活になります。
それを予防するためにも、スローカロリーダイエットは効果的なんです。

脂肪の蓄積をおさえ、脂肪が燃焼しやすい体質になる

スローカロリーダイエットの効果は、脂肪の蓄積をおさえ、脂肪が燃焼しやすい体質を作ることです。
つまり代謝がアップするということですね。

血糖値の急激な上昇がおさえられれば、脂肪がたまりにくくなります。
脂肪が少なくなると、血行が妨げられることもなく、代謝がアップすると言うわけです。

たまに高カロリーな物を食べても、太りにくくなる

スローカロリーダイエットの効果は、太りにくい体質を手に入れられるということ。
たまに高カロリーな食べ物を食べても、一気に太るということが少なくなります。

むしろ、たまに高カロリーの食べ物を食べることで、より代謝が活発になることもあります。
これはダイエット中に低カロリーの物ばかり食べて、代謝が低下するのを防ぐ「チートデイ」の理論と同じです。

すでに痩せやすい体質になった体は、たまに高カロリーな物を食べても太りにくくなっているんです。
この状態までたどり着くことが、スローカロリーダイエットの終着点ではないかと思います。

スローカロリーダイエットのやり方はどうやるの?

では、スローカロリーダイエットのやり方は、具体的にどうやるのでしょうか。

血糖値の上がりにくい糖質をえらぶ

スローカロリーダイエットのやり方は、血糖値の上がりにくい糖質をえらんで食べることです。
血糖値が上昇しにくい糖質とは、「低GI食品」である「玄米」や「蕎麦」「葉物野菜」や食物繊維が含まれるものです。

これらの食品を摂ることで、血糖値が上がりにくくなると言われています。
血糖値が上がりにくいということは、太りにくいということですね。

おやつや間食は食べて良い。そのぶん夕食の量をひかえる

スローカロリーダイエットのやり方は、おやつや間食を我慢する必要はありません。
ただし100~200キロカロリーを超えないように気をつけます。

そのぶん夕食の量をひかえることで、帳尻を合わせましょう。
その原理から考えると、食事の回数は3回よりも5~6回のほうがベストです。

もちろん1食の量は今までよりも少なくする必要があります。
トータル量は変えないで、小分けにするとスローカロリーダイエットが成立します。

食べる順番と食べ方に気をつける。食物繊維を先に食べる

スローカロリーダイエットのやり方は、「食べる順番」と「食べ方」に気をつけることです。
食べる順番は、野菜などの食物繊維の多い物を先に食べます。

この食べ方は、「食べ順ダイエット」とか「懐石食べ」とか「べジファースト」などと呼ばれます。
太りにくい食べ方の基本ですね。
その後にタンパク質を食べ、最後に糖質を食べるのが理想です。

また、よく噛んでゆっくりと食べることで、血糖値の上昇を防ぎます。
満腹感も得られる食べ方なので、ぜひ実践してみましょう。

スローカロリーダイエットは美しく健康的に痩せる究極の方法

スローカロリーダイエットの効果とやり方をご紹介しました。
健康面で不安がある人は、「いつかやる」ではなく、「今から始める」ことが大切です。

なぜなら、病気になってからでは遅いからです。
糖尿病や高血圧などは、一度発症してしまうと、ほぼ一生つき合わなければいけない病気になりやすいからです。

そこでスローカロリーダイエットが大活躍します。
美しく健康的に痩せる究極のダイエット方法と言えるでしょう。