痩せるメカニズム

体を温めるとダイエット効果が上がる|温める場所と温め方

内臓や足首を温めると、ダイエット効果や免疫力がアップする

体を温めるとダイエット効果がアップしますが、体の中でも「内臓」や「足首」を温めると効果的だと言われています。

また体を温めることは、ダイエット効果だけでなく、免疫力もアップさせます。
免疫力がアップすれば、さまざまな不調が改善できることでしょう。

では体が冷えている人には、どんな特徴があるのでしょうか?

体が冷えている人の特徴とは?

体が冷えている人には、共通する特徴があります。
当てはまる人は、体が冷えている可能性があります。

夜中に目が覚める・寝つきが悪い

夜中に何度も目が覚めたり、寝つきが悪い人は、体が冷えている可能性があります。
体内にたまった熱は、手足から発散されると言われていますが、手足などの末端が冷えていると、体内の熱を放出できないと言われています。

体内の熱が放出されないと、体や頭に熱がこもり、安眠の妨げになるんです。
人は体温が低下していく時に、眠気を感じます。

でも体に熱がこもっていると、なかなか寝付けないんです。
また手足が冷たいと、なかなか眠れないですよね。

寝起きが悪く、朝はバタバタしている

安眠できないということは、睡眠で疲労が回復されていないということです。
そのため寝起きが悪いという特徴があります。

すると朝の時間帯はバタバタと忙しくなり、排便を済ませる時間がありません。
じつはこれが、便秘になる一番の理由とも言われています。

便秘になると体内の老廃物が排出されないため、血行が悪くなり、むくみや太りやすいという症状が起こります。

生理痛がひどい

生理痛がひどい人は、子宮が冷えている可能性があります。
子宮が冷えるとホルモンバランスが崩れやすくなり、太りやすくなると言われています。

また子宮が冷えているということは、不妊症などになっている可能性も高いです。
女性にとっていちばん大切な器官ですから、冷えないように気をつけましょう。

ストレスがたまり、イライラしやすい

仕事などでストレスがたまると、血行が悪くなります。
そのため代謝が低下すると考えられるんです。

またストレスがたまると自律神経が乱れて、イライラしやすくなることが多いです。
自律神経は体温調節もしているので、自律神経が乱れると、体が冷えやすくなるんです。

疲れがたまりやすく、回復しにくい

体が冷えやすい人の特徴は、疲れがたまりやすく、回復しにくいことです。
体が冷えているということは、血行も悪いので、疲労物質を排出することができないんですね。

また体が冷えることで免疫力も低下して、疲労がたまることでも免疫力が低下します。
そのため体調不良を引き起こしやすくなります。

体が冷える原因とは?

では、体が冷える原因とは何でしょうか?
あなたも、ついやってしまっていることはありませんか?

冷たい飲み物や食べ物をよく摂る

体が冷える原因は、夏でも冬でも冷たい飲み物や食べ物ばかり好むことです。
冷たい物が好きな人もいると思いますが、体が喜ぶのは温かい物なんです。

仕事後に、キンキンに冷えたビールをグビっとするのは美味しいですよね。
暖かい部屋で、冷たいアイスクリームを食べるのは美味しいですよね。

でも体を冷やすと代謝が低下して、太りやすくなってしまいます。

薄着や肌を露出した服装が多い

体が冷える原因は、薄着や肌を露出した服装が多いことです。
冬でもミニスカートで、ロングブーツを履くと可愛いですよね。

合コンでは胸元の開いた服装で、男性の心をつかみたいですよね。
でも、それがたまになら良いですが、日頃からそのような服装だと体が冷えてしまいます。

睡眠不足になることが多い

睡眠不足と体の冷えは、あまり関係ないように感じますよね。
でもじつは関係あるんです。

睡眠不足になると自律神経が乱れ、正常な体温調節ができなくなります。
そのため体が冷えてしまうんですね。

運動をほとんどしない

仕事ではデスクワークで、仕事後もとくに運動することがないと、運動不足になります。
運動不足は筋肉量を減らし、体温を上げることができなくなるんです。

男性よりも女性のほうが冷え性が多いのは、男性のほうが筋肉量が多いからなんです。
筋肉から熱を発するため、筋肉量が少ないと体が冷えやすいと考えられます。

体を温めるとダイエット効果がアップする理由

では、体を温めるとダイエット効果がアップする理由とは何でしょうか?
体温が1℃上がると、基礎代謝量が13%アップすると言われているんです。

基礎代謝量とは、息をしてそこにいるだけで消費されるカロリーのこと。
一般的な成人女性は、1日あたり1200キロカロリーと言われています。

1200キロカロリーの13%というと、156キロカロリーです。
156キロカロリーの目安を、摂取カロリーと消費カロリーで見てみましょう。

  • ご飯を茶碗に1杯食べた時の摂取カロリーが160キロカロリー。
  • 体重55キロの人が40分間ウォーキングをした時の消費カロリーが154キロカロリー。

 
いかがですか?
体温を1℃上げるだけで、ご飯を1杯食べなかったことにできます。
体温を1℃上げるだけで、ウォーキングを40分したことになります。

これは、けっこう大きいのではないでしょうか?

体のどの部分を温めると良いの?

体を温めると良いと言われても、どの部分を温めれば良いか知りたいですよね。
全身を温めるよりも、部分的に温めて、効率よく代謝をアップさせましょう。

肝臓を温めて解毒作用アップ

肝臓を温めると、ダイエット効果がアップすると言われています。
肝臓は血流が多く、体内の毒素を排出してくれる器官です。

そのため解毒作用が活発になります。
すると血行が良くなり、代謝がアップするというわけです。

子宮を温めて女性ホルモンのバランスを良くする

子宮を温めると、ダイエット効果がアップすると言われています。
子宮を温めることで女性ホルモンの分泌が活発になり、生理痛を改善できると考えられます。

また女性ホルモンの分泌が活発になることで、無駄に太らなくなります。
女性ホルモンのはたらきは、美肌やアンチエイジングにも大きく関係していますよね。

足首を温めて末端冷え性を解消する

足首を温めると、ダイエット効果がアップすると言われています。
とくに足首にある「三陰交(さんいんこう)」というツボを温めることで、冷えを改善できると言われています。

三陰交の場所は、内くるぶしから指4本分上のところです。
ツボ押しで刺激しても良いですし、三陰交を温めるのも効果的です。

肩甲骨を温めて代謝アップ

肩甲骨を温めると、代謝がアップすると言われています。
肩甲骨周辺にある「褐色脂肪細胞」には、脂肪の燃焼を活発にする作用があると言われています。

肩甲骨を柔らかくほぐすだけでも効果的ですし、温めるのも効果的です。
痩せ体質になりやすい場所と言えるでしょう。

腰を温めて全身の血行促進

腰を温めると、ダイエット効果がアップすると言われています。
腰にある「腎兪(じんゆ)」というツボを温めると、全身がじんわり温かくなります。

腎兪の場所は、ウエストと骨盤の中間くらいの腰の中央にあります。
背骨を挟んで両側に1つずつあるツボです。

体の外側から温める方法

では、ご紹介した体の部分をどのような方法で温めれば良いのでしょうか。

全身浴で全身の血行促進

主要部分をピンポイントで温めるのも効果的ですが、全身を温めるのも効果的です。
全身を温める方法は、入浴がおすすめ。

半身浴も良いのですが、ワタシは全身浴をおすすめします。
すでに冷え性の人が多いでしょうから、全身浴で温めたほうが血行が良くなります。

とくに肩こりがある人は、肩も温めたほうが良いですし、首まで温めたほうが全身が温まります。
ただしあまり熱くない温度で、40℃くらいまでの湯温にしましょう。

10分くらい温まると良いですが、無理せずつらければ休憩してください。

靴下やレッグウォーマーで足を温める

足首を温める方法は、足首まである靴下を履いたり、レッグウォーマーをすると良いでしょう。
またふくらはぎを温めることで、全身の血行が良くなります。

ふくらはぎは血行が悪くなりがちな場所なので、温めることで血行が改善されます。
また足先が冷たいと感じる人が多いと思いますが、足先よりも足首の「三陰交」を温めると良いでしょう。

マフラーや腹巻をつける

首が冷えると、すぐに風邪をひきやすくなります。
そのためマフラーはなるべく常備したほうが良いでしょう。免疫力がアップします。

また腹巻は子宮や肝臓を温めるのに効果的です。
子宮が冷えると下半身がむくみやすくなりますので、子宮を温めることはダイエット効果もあります。

ホッカイロで直接温める

ホッカイロを主要部分に貼ると、効率よく代謝をアップさせることができます。
ただしホッカイロは、低温やけどになる恐れがあるので、熱ければ外すようにしてください。

また直接肌に貼るのではなく、服の上から貼るのも基本です。
さらにホッカイロを貼った部分を圧迫すると、熱がこもって火傷しやすくなります。

体の内側から温める方法

体の外側から温める方法をご紹介したので、今度は体の内側から温める方法をご紹介しましょう。

適度な運動で筋肉量をアップする

体を温めると聞いて、運動がいちばんに思い浮かぶ人は少ないかもしれません。
でも運動ほど全身の血行を良くする行動はありません。

全身の血行が良くなるということは、体が温まるということです。
体が温まるということは、代謝がアップするということですよね。

適度な運動で筋肉量を増やせば、熱を発して体が温まりやすくなります。

温かい食べ物・飲み物で温める

体を内側から温める方法は、温かい飲み物や食べ物を摂るのが手っ取り早いですね。
でも一時的にしか温まらないことも確かです。

とはいえ一時的にでも体温を上げたほうが、代謝や免疫力がアップします。
冷たい飲み物や食べ物はなるべくひかえて、温かいものを摂る習慣にしましょう。

体を温める食べ物を食べる

体を温める食べ物を食べるのも効果的ですね。
たとえば冬の時期の食べ物や、寒い土地で栽培された作物、土の中で育った食材などが体を温める効果があります。

おもに根菜類が、体を温める食材です。ゴボウ・レンコン・大根・生姜などです。
他にもありますので、土の中や寒い場所などで探してみてください。

マッサージで血行を良くする

体を温めてダイエット効果をアップさせるには、マッサージも効果的です。
マッサージをすると血行が良くなりますから、体温が上昇して、代謝もアップします。

とくにふくらはぎを揉んでみましょう。
ふくらはぎに血流がたまることが多いので、それを流して、心臓まで戻してあげるようなイメージです。

今日から体を温めて温活ダイエットをしよう

体が冷えている人の特徴や原因、また体を温める方法をご紹介しました。
体を温めるだけで代謝がアップするの? と思った人もいることでしょう。

体を温めることは、ダイエット効果だけでなく、免疫力もアップさせます。
風邪や病気を撃退して、元気にダイエットを成功させましょう。