体が硬いと太る? 体が柔らかいと痩せやすい理由とストレッチ方法
大人になってから柔軟体操の時間を取る人は少ないと思いますが、体が硬いと痩せにくいのをご存知ですか?
体は年齢とともにどんどん硬くなっていくので、日頃からストレッチなどで体を柔らかくすることが大切です。
そこで今回は、体が硬いと起こりやすい症状や、体が柔らかくなると痩せやすくなる理由をご紹介します。
ストレッチ方法もご紹介しますので、毎日の生活に取り入れることで、ダイエット効果をアップさせていきましょう。
体が硬いとどうなるの?
体が硬いと、どのような症状が起こるのでしょうか? 血行が悪くなることは、何となく想像がつきますが、健康やダイエットに悪影響が出てきます。
体が動かしにくいのでケガをしやすい
体が硬いと、体が動かしにくいので、ケガをしやすくなります。
高齢者が転倒などでケガをしやすい理由の1つは、体が硬くなることが原因です。
加齢とともに体が硬くなっていくので、毎日少しずつでもストレッチをしておくことで、ケガを防止することができますよ。
腰痛や肩こりになりやすい
体が硬いと血行が悪くなり、腰痛や肩こりになりやすくなります。
肩こりは国民病とも言われるほど、多くの人が悩まされている症状ですよね。
肩こりの原因も血行不良なので、ストレッチを習慣化することで、つらい肩こりや腰痛を改善することができますよ。
効率的にダイエットできないので太りやすい
体が硬いと、太りやすくなると言われています。
せっかく頑張ってダイエットをしても、なかなか痩せられないのは、体が硬いことが原因かもしれません。
効率的にダイエットをするためには、体を柔らかくすることが大切です。
では、なぜ体が硬いと痩せにくいのでしょうか?
体が柔らかいと痩せやすい理由とは?
では、体が柔らかいと、なぜ痩せやすくなるのでしょうか?
代謝アップで、むくみ解消
体が柔らかいと、血行が良くなることで代謝がアップし、むくみを解消することができます。
むくみは女性に多い症状で、ダイエットの大敵ですよね。
足がむくんで痩せにくい人は、下半身の血行が悪くなっていることが原因だと考えられます。
下半身の血行が悪くなる理由は、体が硬いことが原因です。
そのため、体を柔らかくすることで、脚やせ効果が期待できるでしょう。
もちろん脚やせ効果だけでなく、全身のダイエット効果もアップします。
可動域が大きくなり、消費カロリーが増える
体が柔らかいと痩せやすい理由は、体の可動域が大きくなり、消費カロリーが増えるからです。
とくに今回ご紹介するストレッチは、関節を柔らかくするストレッチなので、体の動きがしなやかになり、可動域が大きくなります。
可動域が大きくなると、体を動かしやすくなるので、消費カロリーが増えて痩せやすくなるというわけです。
消費カロリーが増えれば、代謝がアップしてダイエット効果が高まりますね。
疲れにくくなり、運動によるダイエット効果アップ
体が柔らかいと痩せやすい理由は、疲れにくくなり、運動によるダイエット効果がアップすることです。
体が疲れやすい状態だと、ダイエットで運動をしても、すぐに疲れてしまいますよね。
すると途中で挫折してしまうか、疲れて運動量を増やすことができません。
それでは消費カロリーが思うように増えず、ダイエットが成功しにくくなりますよね。
体を柔らかくすることは、健康面だけでなく、高いダイエット効果が期待できるということなのです。
疲れにくくなることで、運動量を増やすことができますよ。
関節を柔らかくすると痩せやすくなる
体を柔らかくするといっても、どの部分を柔らかくすれば痩せやすくなるのでしょうか?
筋肉を柔らかくすることも大事ですが、今回は、関節を柔らかくする重要性をご紹介したいと思います。
関節を柔らかくして痩せやすくなるには、次の3つの部位をストレッチすると良いでしょう。
- 肩甲骨
- 股関節
- 骨盤
どれも、普段の生活ではあまり動かさない場所ですよね。
とくに「股関節」や「骨盤」は、下半身の血行が悪くなる原因になるので、ぜひこの機会にストレッチ方法をマスターしてくださいね。
また、肩甲骨には褐色脂肪細胞があるので、動かすことで代謝がアップし、痩せやすい体質になることができますよ。
硬い体を柔らかくするストレッチ方法
では、硬い体を柔らかくするストレッチ方法をご紹介します。その部分がストレッチされているのを感じられるなら、他のストレッチ方法でもOKです。
気持ちよく伸ばせるストレッチ方法を探してみてくださいね。
肩甲骨を柔らかくするストレッチ方法
肩甲骨の周辺には、「褐色脂肪細胞」と呼ばれる細胞があります。
この部分を動かすことで、代謝がアップし、痩せやすくなると言われています。
- 首を右に倒し、30秒キープします。反対も同じようにやりましょう。
- 両腕を肩の高さまで上げ、両ヒジを90℃に曲げます。
- そのまま腕を下に下げて、肩甲骨も下げます。5秒キープしましょう。
- ここまでを10回くり返します。
日頃から「肩こり」や「疲れやすい」などの症状がある人は、肩甲骨が硬くなっていることが原因かもしれません。
背中痩せの効果も期待できるので、毎日疲れたときなどにやってみましょう。
股関節を柔らかくするストレッチ方法
股関節を柔らかくすると、下半身の血行が良くなり、脚やせ効果が期待できます。
- 足を伸ばして床に座り、右足を左足の外側に着きます。
- 両手で右足のヒザを抱え、胸に近づけます。
- そのまま10秒間キープします。
- 反対の足も同様に行いましょう。
お尻もストレッチすることで、普段はあまり伸ばさない場所をストレッチすることができます。
- 両足のヒザを立てて座り、右足を左ヒザの上に乗せます。
- 両手を体の後ろに着き、お尻を前に移動させます。
- そのまま10秒間キープしましょう。
- 反対の足も同様に行います。
股関節が痛い人は、無理をしないようにしましょう。
骨盤を柔らかくするストレッチ方法
- 仰向けに横になり、足を肩幅に開きます。
- 右足を立てて、ヒザを床につけるように内側に倒します。
- 反対側も同じようにやり、硬いほうを20秒、もう一方を10秒間ストレッチします。
骨盤の歪みを解消できるストレッチなので、毎日やることが大切です。
痛みがある場合は無理をせず、ゆっくりと時間をかけて行っていきましょう。
体が硬い人でもできるストレッチ方法
太ももの後ろ(ハムストリングス)を伸ばすストレッチ方法をご紹介します。
関節のストレッチ方法ではありませんが、筋肉の柔軟性を高めることも、痩せやすくなるためには大切です。
- 立った状態で足首を後ろからつかみます。(ヒザを曲げる)
- 胸と太ももを密着させるのがポイント。
- そのまま胸が太ももから離れないようにしながら、手を離さずに、ゆっくりとヒザを伸ばしていきます。
太ももの後ろの筋肉は、スポーツをしている人でも、硬くなりやすいと言われています。
そのため、毎日ストレッチを続けることで、ケガの予防にもつながりますよ。
体を柔らかくする効果を高めるポイント
体を柔らかくして、痩せやすい体になるストレッチ方法をご紹介しましたが、その効果をさらに高めるポイントをご紹介します。
ストレッチを毎日継続する
体を柔らかくして、痩せやすくなるためには、毎日ストレッチを継続することが大切です。
ほかの運動と違って、ストレッチは毎日やっても大丈夫なので、ぜひ毎日継続してみましょう。
できれば、朝晩の1日2回やると効果的です。
朝のストレッチで血行を良くし、代謝をアップさせて痩せやすくします。
夜のストレッチで筋肉疲労を回復させ、安眠効果を高めてくれます。
安眠することは、ダイエットにも大事なのことなので、ストレッチと睡眠の時間をしっかり確保してくださいね。
入浴後にストレッチをする
体を柔らかくして、痩せやすくなるためには、入浴後にストレッチをするのがオススメです。
入浴後は体が温まり、血行が良くなった状態なので、ストレッチ効果が高まるのです。
お風呂に入ることで筋肉も温まるので、関節だけでなく、筋肉のストレッチにも効果的です。
反動をつけずに、ゆっくりストレッチする
体を柔らかくして、痩せやすくなるためには、反動をつけずに、ゆっくりストレッチをすることです。
ストレッチには、動的ストレッチと静的ストレッチがありますが、止まった状態で行う普通のストレッチが静的ストレッチと言います。
静的ストレッチをするときは、反動をつけずにゆっくりとストレッチすることが大切です。
反動を着けると、ダイエット効果がないだけでなく、体を痛めてしまう原因になるので、必ずゆっくりと行いましょう。
痛いと感じるところまで伸ばすことは大事ですが、痛いのに無理しすぎると、肉離れの原因になるので気をつけてくださいね。
ゆっくりと呼吸をして、息を止めないこと
体を柔らかくして、痩せやすくなるためには、ゆっくりと呼吸をしながらストレッチをすることが大切です。
そして、息を止めないことも重要なポイントです。
ストレッチは痛いので、どうしても息を止めてしまうことが多いのですが、リラックスして呼吸を続けましょう。
呼吸止めないでストレッチすることで、血流アップの効果が期待できますよ。
体を柔らかくして痩せやすい体になろう!
体が柔らかいと痩せやすくなる理由と、硬い体を柔らかくするストレッチ方法をご紹介しました。
体が柔らかいと、ダイエット効果がアップするので、ぜひ毎日やりましょうね。
体が硬いと痩せにくいので、毎日ストレッチを続けることをオススメします。
すると体が動かしやすくなり、ダイエット効率がアップしますよ。