ピラティス・ヨガ

食欲を抑えるヨガのポーズ5選|止まらない食欲と空腹をコントロール

止まらない食欲を抑えるヨガポーズで夜中の空腹をコントロール

ダイエット中に夜の空腹を我慢するのは、辛いですよね。
夕食を少なめにしたり、夕食を早く済ませると、寝る前にお腹が空いてしまうこともあるのではないでしょうか?

そうなると今度は、お腹が空きすぎて眠れなくなってしまいますよね。
こんな厄介な食欲を抑える方法は、果たしてあるのでしょうか?

らん
らん
夜って、なんでお腹が空くのかしら?

寝るときにお腹が空かないようにと思っても、寝る直前に食べるのは、ダイエットに良くありません。
この葛藤をどうにかして解決したいですよね。

そんな止まらない食欲と空腹をコントロールするには、「食欲を抑えるヨガポーズ」がオススメです。
なぜ、ヨガで食欲を抑えることができるのでしょうか?

ヨガで食欲を抑えられる理由とは?

ダイエット中の食欲をコントロールするのは大変ですが、なぜヨガで食欲を抑えられるのでしょうか?

副交感神経を優位にし、リラックス効果があるから

ヨガは体を伸ばすことで「ストレッチ効果」がありますが、ストレッチをすると副交感神経が優位になり、リラックス効果を得ることができます。
食欲が抑えられなくなるのは、交感神経が優位になり、心が不安定になるからです。このような食欲を抑えるためには、ヨガがオススメなのです。

副交感神経が優位になると、胃腸のはたらきが正常になる

食欲が抑えられない理由の1つとして、胃腸のはたらきが乱れることが考えられます。胃腸のはたらきが乱れると、食欲がなくなったり、逆に食欲が増したりします。
胃腸のはたらきが良くなるのは、副交感神経が優位になったときなので、リラックスできるヨガをするのが効果的なのです。

胃腸のはたらきが正常になれば、心も安定し、食欲をコントロールすることができるようになります。

そもそも食欲がコントロールできないのは、なぜ?

では、そもそも食欲がコントロールできなくなるのはなぜなのでしょうか? それは、ダイエット特有のある状態が引き起こしています。

食べたい物を我慢しすぎ

ダイエット中は食べたい物を我慢して、カロリーをコントロールしている人が多いですよね。消費カロリーよりも摂取カロリーが多くならないようにすることは大切ですが、食べたい物を我慢しすぎると、食欲が暴走する恐れがあります。

食べたい物を我慢すると、心が満たされずに、食欲も満たされることがありません。すると食事をしても「食べたい欲求」だけが残り、食欲をコントロールすることができなくなるのです。
ダイエット中だからこそ、食べたい物を多少は食べるようにすると、余計な空腹感に悩まされることが少なくなります。

もちろん高カロリーな物を食べ過ぎると太ってしまうので、量を少なくしたり、前後の食事で調整するなどすると良いでしょう。

美味しくない物ばかりで食事が楽しくない

ダイエット食の多くは、味が薄かったり、美味しくない物が多いですよね。すると食べたい物が食べられない時と同様に、満足感が得られなくなります。
満足感が得られないと食欲が止められなくなってしまうので、ある程度は好きな物を取り入れるようにすると良いでしょう。

ときどき、食事の解放デーをつくったり、毎日少しだけ好きな食べ物を食べるなど、ある程度の猶予をもたせることが大切です。
我慢のしすぎはストレスがたまり、副交感神経が優位にならなくなってしまいます。すると不眠症になったり、うつ症状が出てきたり、心身ともに不健康になってしまいます。

便秘など胃腸の調子が悪い

食欲が抑えられない理由の1つは、胃腸のはたらきが悪いことだとご説明しましたね。胃腸の調子が悪くなると、便秘などを引き起こし、代謝が悪くなってしまいます。

ダイエット中はとくに便秘になりやすいので、胃腸の調子が悪くなりやすいと考えられます。胃腸の調子が乱れると、免疫力が低下したり、メンタルが弱くなったり、心身ともに不安定な状態になりやすいです。

そのため食欲がコントロールできなくなってしまうのです。心も体も安定させて、食欲を抑えるためには、ヨガをするのがオススメです。

食欲を抑えるヨガポーズ5選

食欲を抑えるヨガポーズをご紹介します。ポイントは、「胃腸の働きを良くするヨガポーズ」「リラックスして安眠効果を高めるヨガポーズ」の2つです。
この効果があるヨガポーズを5つご紹介します。

①三日月のポーズ

ふつうの三日月のポーズは、「ランジ」のように足を前後に開いて体を反らせるポーズです。でも、この状態だと太ももに力が入り、交感神経が優位になるおそれがあります。そのため、立ったままできる簡単な三日月のポーズがオススメです。

  1. 足をそろえて、真っすぐ立ちます。
  2. 両手を上に伸ばし、手のひら同士をくっつけます。
  3. 上に伸びながら、体を左右にゆっくりと倒していきます。

 
ポイントは、体の側面をしっかりと伸ばすことです。
体の側面を伸ばすことで胃腸に刺激を与えて、はたらきを活発にすることができます。

また、肩こりや腰痛の改善にも効果的なヨガポーズなので、血行が良くなり、リラックス効果も高まりますよ。

②英雄座のポーズ

ふつうの英雄のポーズは、立って行うのですが、食欲を抑えるヨガポーズとしては、座って行う「英雄座のポーズ」をご紹介します。

  1. 膝を曲げて座り、お尻の両側に足を置きます。
  2. 膝をくっつけるのが理想ですが、痛いなら膝を少し開いても大丈夫です。
  3. そのままゆっくりと後ろに上体を倒し、肘を床につきます。
  4. 痛くなければ、そのまま背中を床につけましょう。両手を上に伸ばし、両肘を持ちます。
  5. 数回深呼吸をしたら、肘を床について、ゆっくりと起き上がりましょう。

 
胃腸のはたらきを良くするには、太ももの前面と腹部を伸ばすと効果的だと言われています。
なるべく背中が浮かないようにして、痛ければできる場所まででOKです。

③橋のポーズ

食欲を抑えるヨガポーズ3つめは、「橋のポーズ」です。ヒップアップ効果もありますが、意識するのは「股関節が伸びていること」です。

  1. 仰向けに横になり、両膝を曲げます。
  2. かかとをお尻に近づけて、手は体の横に置きます。
  3. お尻からゆっくりと持ち上げていき、両手を腰の後ろで組みます。肩甲骨がくっつくイメージです。
  4. 胸をできるだけ上に上げ、股関節がしっかりと伸びているのを感じましょう。
  5. 手を離し、ゆっくりと元の状態に戻します。

 
辛い場合は、手を組まなくてもOKです。無理すると肩を痛めるので、気をつけてください。

④魚のポーズ

食欲を抑えるヨガポーズに効果的なのは、「魚のポーズ」です。魚のポーズは、頭を床につけることで、脳に刺激を与えます。すると食欲が抑えられずに乱れた心を整えて、リラックス効果を高めてくれます。

  1. 仰向けに横になり、お尻の下に両手を入れます。
  2. 肘で床を押しながら、一度上体を半分くらい起こします。
  3. 次に胸を上に持ち上げて、肩甲骨をくっつけるように引き寄せます。
  4. 最後に、頭頂部を床につけます。辛い場合は、頭頂部がつかなくてもOKです。
  5. 数回深呼吸をしたら、元の状態に戻します。

 
魚のポーズは、頭を床につけるので、首に負担がかかりやすいヨガポーズです。首には神経があるので、あまり体重をかけると危険です。
頭ではなく、肘で体重を支えるようにしましょう。

⑤半魚王のポーズ

食欲を抑えるヨガポーズは、体をねじる「半魚王のポーズ」も効果的です。体をひねることで胃腸のはたらきを活発にする効果が期待できます。
また、体をひねることでストレッチ効果があり、血行が良くなり、安眠効果をアップさせてくれます。

  1. 足を伸ばして床に座り、手は体の横に置きます。
  2. 左足を立てて、右足は左足の下にくぐらせます。
  3. 左足は、右足の外側に出します。
  4. 右手を左膝に当てながら、左側に体をひねります。呼吸を止めないでください。
  5. 反対側も同じようにやってみましょう。

 
なるべく背筋を伸ばした状態で行い、顔も一緒に横を向きましょう。
腰がスッキリして、体が軽くなった感じがするはずですよ。すると心の乱れも回復し、食欲を抑えられることでしょう。

上手に食欲をおさえて、気持ち良くダイエットを成功させよう!

食欲を抑えるヨガポーズをご紹介しました。
ダイエット中はストレスが溜まりやすいので、今回ご紹介したヨガポーズを取り入れて、体の隅々までリラックスしていきましょう。

らん
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らんの一言コラム

ヨガで食欲と空腹をコントロール。
我慢しないで、ヨガで気持ち良くリラックスしながらダイエットを成功させよう!