痩せる脳を作る「脳ダイエット」は、ストレスをためない脳のクセが大事!
痩せたいと思っているのに、思うように痩せられないと感じていませんか?
食べる量には気をつけているのに、なかなか痩せられないと感じていませんか?
それには、脳のクセが関係しているかもしれません。
脳には「痩せる脳」と「太る脳」があり、脳のクセによってダイエットの成功を左右するのです。
とくにストレスがたまると、太る脳になってしまうので、ストレスを軽減し、痩せる脳を作ることが大切です。
そこで今回は、「痩せる脳の作り方」と「脳ダイエットのやり方」をご紹介します。
これをマスターすれば、一生太らない体を手に入れることができますよ。
目次
太るも痩せるも「脳のクセ」次第!
脳とダイエットの関係で考えると、「痩せる脳」と「太る脳」に分かれます。それは、脳のクセによって決まります。
では、痩せる脳と太る脳の原因と特徴を見ていきましょう。
脳のストレスが太る脳を作る
毎日の生活でたまっていくストレス。身体的なストレスを受けることで、脳もストレスがたまります。脳がストレスを感じると、食べなくても良いものを食べてしまい、余計なカロリーを摂取してしまいます。
これが「太る脳」のメカニズムです。いわゆる「ストレス食べ」「ストレス太り」と呼ばれるものですね。
ストレスがたまると、脳が正しい食欲をコントロールすることができなくなり、暴飲暴食をしてしまうことがあります。また、ストレスは脳にとって不快ですから、その不快を快感に変えるために、食欲を満たそうとするのです。
食べる習慣が太る脳を作る
私たちは子どもの頃から「1日3食規則正しく食べる」という暗黙の了解があり、お腹が空いていなくても、時間になったら食事をする習慣ができています。
朝起きたら朝食を食べ、12時になったら昼食を食べ、帰宅したら夕食を食べるという習慣が、無意識のうちに太る脳を作っているのです。
本来であれば、空腹を感じるまで食べる必要はありませんが、決められた時間に食べるのが普通だと思ってしまうのです。また、本当はお腹が空いていないのに、時間になったら「空腹だ」と錯覚してしまうとも考えられます。
それ以外にも、私たちにはムダに食べてしまう「食べる習慣」があります。
- 「残すと失礼だから」という礼儀を重んじて、無理に食べる
- 「もったいないから」というお金がらみで、無理に食べる
- 「滅多に食べられない物だから」という希少価値で、無理に食べる
- 「みんなが食べてるから」という付き合いで、無理に食べる
- 「今食べないと食事の時間が取れないから」という危機感で、無理に食べる
あなたも1つくらい心当たりがあるのではないでしょうか?
このような無理に食べる習慣をやめるだけで、太る脳を改善することができます。
「お腹が空いたら食べる」が痩せる脳の基本
本来はどんな動物も、お腹が空いたら食べるものですよね。それが人間ときたら、何やかやと理由をつけて、食べる習慣ができているのです。つまり、食べすぎなんですね。
食欲は人間の三大欲求の1つですから、その本能を研ぎ澄ましてみてはいかがでしょうか?
じつは、「小腹が空いた」というのも脳の錯覚である場合が多く、本当の空腹ではない可能性が高いのです。
だから、本当に空腹を感じてから食べるクセをつければ、習慣にも錯覚にも、惑わされることがなくなります。
本来の食欲を取りもどし、痩せる脳を手に入れましょう。
痩せる脳を作るには「セロトニン」を増やす
痩せる脳を作るには、「セロトニン」という脳内物質を増やし、ストレスを減らすことが大切です。これで、「太る脳」から「痩せる脳」にチェンジすることができます。
セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれていて、心と体をリラックスさせ、ストレスを緩和する効果があります。
また、正常な食欲をコントロールする効果があるので、痩せる脳を作るためにもセロトニンが必要です。
セロトニンは自律神経と関係していて、規則正しい生活習慣を送ることで、分泌量を増やすことができます。
では、どのような生活習慣なら、セロトニンを増やすことができるのでしょうか?
セロトニンを増やして「痩せる脳」を作る方法
セロトニンを増やすには、自律神経を整えることが大切です。
自律神経とは、日中に活発になる「交感神経」と、夜に優位になる「副交感神経」があります。
この2つの神経がスムーズに入れ替わることで、セロトニンを増やすことができます。
では、セロトニンを増やすには、どのような生活習慣をすれば良いのでしょうか?
朝起きたら、カーテンを開けて朝日を浴びる
夜から朝方にかけては「副交感神経」が優位になり、リラックス効果が高まります。一方、夜明けが近づくにつれて「交感神経」が優位になり、活動モードに切り替わります。
この入れ替えをスムーズにするためには、「朝日を浴びる」のが効果的です。
朝目が覚めたら、まずはカーテンを開けて朝日を浴びましょう。朝の光りで神経が刺激され、交感神経が優位になります。ちなみに、曇りの日でも効果があると言われています。
0時までには寝る習慣をつくる
夕方くらいから「副交感神経」が優位になり、夜になると「メラトニン」が分泌されて、眠気が出てきます。
この生理現象に逆らって起きていると、自律神経が乱れてしまいます。
そのため、遅くとも0時には布団に入り、寝る習慣をつくりましょう。
また、夜に運動をしたり、神経を使う仕事や勉強をすると、交感神経が優位になり、安眠の妨げになります。
安眠できないとセロトニンの分泌を増やすことができないので、寝る前の時間はリラックスして過ごすように心がけましょう。
トリプトファンを含む食材を食べる
痩せる脳を作る「セロトニン」は、食べ物で増やすこともできます。それは「トリプトファン」を多く含む食材を食べることです。
必須アミノ酸であるトリプトファンは、体の中で作れない栄養なので、食べ物で摂るしかありません。
トリプトファンを多く含む食べ物は……
- バナナ
- ヨーグルト・タマゴ
- 納豆・豆乳・豆腐
- かつお節・スルメ・魚類
などに多く含まれています。
トリプトファンは、朝に食べると効果的だと言われていて、朝に摂ることでセロトニンの分泌を増やす効果があります。
セロトニンが増えると「メラトニン」が分泌しやすくなり、安眠効果が高まります。そして、快眠することでさらに「セロトニンを増やす」という相乗効果が期待できます。
反復運動を20分くらい続ける
セロトニンを増やして痩せる脳を作るには、反復運動をすると効果的です。
反復運動とは、リズム運動とも呼び、同じ動作をリズミカルに繰り返す運動のことです。
- ウォーキング
- 踏み台昇降
- ガムを噛む
などが反復運動になります。
これらを20分くらい続けることで、セロトニンの分泌を増やすと言われています。
ガムを噛むのも効果的なので、小腹が空いたときにガムを噛むと良いでしょう。
一生太らない「脳ダイエット」のやり方
脳ダイエットをすれば「痩せる脳」を手に入れることができ、「一生太らない体」になることができます。食べる習慣や食べ方を意識するだけで、自然と太らない体を作ることができますよ。
お腹が空くまで食べない
脳ダイエットでいちばん大切なこと。それは、お腹が空くまで食べないことです。これだけでもクリアできれば、かなり痩せる脳に近づいています。
ポイントは、ニセの空腹にだまされないこと。「小腹が空いた」とか「別腹」とか、「時間だから」などに惑わされず、本当に空腹を感じたら食事をしましょう。
脳ダイエットは、本来あるべき食生活を送るだけのことなので、やり方はとてもシンプル。食について、じっくり考える機会にもなりそうですね。
空腹感がなくなったら食事を終わらせる
私たちの食事は、ほとんどが「食べすぎ」です。
子どもの頃から厳しく躾けられてきた人もいるかもしれませんが、「残さず食べる」という習慣は、この機会に手放しましょう。
本来の食事というのは、空腹感がなくなったら終了です。いわゆる「腹八分目」というものです。
この時点で食事を終わらせるクセをつけることが、痩せる脳を作る基本であり、脳ダイエットで太らない体をつくるコツです。
ストレスがたまるダイエットをしない
脳ダイエットのやり方は、脳にストレスを与えないことが大切です。ダイエットにおいてのストレスとは、空腹を我慢することだけではありません。
- 特定の食材を食べるダイエットのストレス
- 特定の食材を食べないダイエットのストレス
- 美味しくない物・嫌いな物を食べるストレス
- つらい運動を続けるストレス
ダイエットには栄養バランスが大事ですから、特定の食べ物を食べる「単品ダイエット」や「○○ダイエット」などはオススメできません。
逆に、特定の食べ物を食べない「炭水化物抜きダイエット」などは、絶対にやらないほうが良いでしょう。
これがストレスになることが多いからです。
また、特定の食材を調達するのも大変ですから、ストレスになりますよね。
さらに「ダイエットに効果的な食べ物だから」といっても、美味しくない物を食べるのは、大きなストレスになりますよね。
脳ダイエットのやり方は、なるべくストレスを与えずに、前向きなダイエットを実現することです。脳ダイエットをすれば、不安が消えていき、人生が楽しくなりますよ。
炭水化物に偏った食事をひかえる
ダイエットで一番NGな食事は、炭水化物に偏った食事です。たとえば、カツ丼や牛丼などの「丼物」、パスタやラーメンなどの「単品もの」は、炭水化物の摂りすぎになります。
炭水化物は太る原因と言われていますので、摂りすぎは厳禁です。あくまでも栄養バランスの良い食事が、脳ダイエットの基本です。
とはいえ、炭水化物を食べないのもNGです。「炭水化物」「タンパク質」「ビタミン・ミネラル」をバランスよく食べましょう。
空腹が長すぎてもダメ
脳ダイエットのやり方は、空腹になるまで食べないのが基本でしたね。でも、空腹が長すぎてもダメなんです。
空腹の時間が長すぎると、体が飢餓状態になり、栄養の吸収率がアップし、脂肪をたくわえやすくなります。つまり、太りやすくなるということ。
そのため、空腹を感じたら食事を摂ることも大事です。とはいえ、ニセの食欲にもだまされないようにしなければいけません。
本当の空腹を感じるために、しばらく練習が必要かもしれませんね。これが一番大事なことなので、しっかりと身につけましょう。
痩せる脳を手に入れて、一生太らない脳ダイエット!
痩せる脳の作り方と、脳ダイエットのやり方をご紹介しました。
痩せる脳を手に入れれば、一生太らない体を手に入れることができます。
そのためには、脳ダイエットをしっかりマスターして、食欲をコントロールしましょう。
痩せる脳は、簡単に作れる!
脳ダイエットで、リバウンドや食べ過ぎ、我慢のダイエットから解放されよう!