痩せているのにお腹だけ出てる!その原因と改善方法
そんなに太っていないのに、むしろ、どちらかといえば痩せているのに、なぜかお腹だけポッコリ出ていませんか?
これは不思議な現象ですよね。手足は細いのに、なぜお腹だけ出てしまうのでしょうか?
そうです。1つは加齢が原因になる場合があります。でも、それ以外にも考えられる理由があるので、一緒に見ていきましょう。
そして、痩せている人のポッコリお腹の改善方法もご紹介します。
邪魔な「ポッコリお腹」の原因と改善方法を知って、満足のいくスタイルを維持していきましょう。
目次
痩せているのに、なぜお腹がポッコリ出てしまうの?
全体的に痩せているのに、なぜお腹がポッコリ出てしまうのでしょうか? 立っているときなら良いけれど、座ったときにタプっとなるお腹はどうにかしたいですよね。
痩せているのにお腹が出てしまう原因は、「内臓脂肪」や「セルライト」の可能性が高いです。
また筋力の低下による「下腹部ポッコリ」の可能性もあります。
「お腹さえ引き締まってくれれば、それなりのスタイルなのに……」という悩みを解消し、ペタンコなお腹を目指しましょう!
痩せているのにお腹が出てしまう原因とは?
痩せているのにお腹が出てしまうという、不思議な現象の原因とは何でしょうか? 痩せている人にありがちな原因があるようです。
お腹やカラダが冷えているのかも
痩せている人、とくに女性はカラダが冷えていることが原因かもしれません。お腹が冷えていると、筋肉がつきにくく、ぽっこり出てしまうことが多いです。
あなたが冷え性である自覚があるなら、夏でも冬でもお腹を温める習慣を心がけてみましょう。
お腹が冷えると全身の代謝も低下するので、今は痩せていても、将来的に太りやすくなってしまうかもしれません。
お腹の筋肉が少なくて、下腹部がポッコリしてしまう
痩せているのにお腹が出てしまう原因は、お腹の筋肉が少ないことで、下腹部がポッコリしているのかもしれません。
男性はウエスト周りがポッコリするのに対し、女性は下腹部がポッコリ出てしまうことが多いです。痩せている人に多い「胃下垂」の可能性もあります。
また、お腹の筋肉が少ないと、食後にお腹がポッコリ出やすいという特徴があります。筋肉を鍛えれば出ているお腹を引っ込めて、食後のポッコリも解消することができるでしょう。
腸内環境が悪化して便秘気味
痩せているのにお腹が出てしまう原因は、腸内環境の悪化が考えられます。腸内環境が悪化すると、便秘になりやすくなります。
痩せている人は、あまり食べなかったり、冷え性の人が多いので、腸内環境が悪くなりやすく、便秘気味の人が多いのです。
これを改善するには、「食物繊維」が含まれる食べ物を摂ったり、「乳酸菌」を摂ることが大切です。
腸内環境が悪化すると、肌荒れやむくみも生じやすくなるので、さまざまな不調を引き起こす場合があります。
これは代謝が悪いことにもつながるので、このままだと太りやすくなってしまう可能性があります。
病気のリスクもある「内臓脂肪」がたまっている
お腹が出ている人には、「皮下脂肪タイプ」と「内臓脂肪タイプ」がいます。でも痩せている人の場合は、ほとんどが内臓脂肪だと考えられます。
内臓脂肪は、見た目が痩せている人でもつきやすい脂肪です。外側からつかもうとしても、硬くてつまめないのが特徴です。
内臓脂肪が多い人は、生活習慣病のリスクが高くなるので、早めに改善することが大切です。内臓脂肪は比較的落としやすいので、食事と運動で改善していきましょう。
加齢による基礎代謝の低下
痩せているのにお腹が出ている人は、中年以降の人に多い体型です。若い女性でも見かけることはありますが、ほとんどは40代以降くらいから増え始めます。
この原因の1つは、加齢による基礎代謝の低下です。年齢とともに筋肉量が減っていくことで、代謝が悪くなり、いろいろな場所に脂肪がつきやすくなります。
とくにお腹は大事な臓器がある場所なので、それを守るために脂肪がつきやすいと言われています。年齢を重ねたら、できるだけ筋肉を増やすように心がけると良いでしょう。
ストレスによる一時的な食べ過ぎ
痩せているのにお腹が出ている原因は、もしかしたら一時的な食べ過ぎかもしれません。普段はあまり食べない人でも、ストレスがたまると暴飲暴食をしてしまうことはありませんか?
1回食べ過ぎたくらいでは太りませんが、お腹はぽっこり出てしまう可能性があります。それをくり返すことで、気がついたらお腹だけポッコリなんてこともあり得ます。
ストレスがたまるのは仕方ありませんが、解消法を飲み食いにするのはやめたほうが良いかもしれません。ストレスを解消するなら、適度な運動がオススメですよ。
痩せているのにお腹ぽっこりの解消法はある?
痩せているのにお腹が出てしまう原因がわかったので、ポッコリお腹の解消法があるのか見ていきましょう。
ポッコリお腹にはインナーマッスルを鍛えるのが効果的
痩せているのにお腹が出てしまう原因は、お腹の筋肉が少ないことだと説明しましたよね。ポッコリお腹を解消する運動といえば「腹筋」が思い浮かびますが、その中でもインナーマッスルを鍛えることが効果的です。
インナーマッスルとは、体の内側にある筋肉のことで、ここを鍛えるとカラダが引き締まる効果があります。
インナーマッスルを鍛える方法は、ゆっくりとした動きでじっくりと腹筋を鍛えること。その効果のある筋トレやエクササイズ方法を、後ほどご紹介します。
筋肉量を増やすエクササイズで、食後もポッコリお腹にならない
お腹の筋肉量を増やせば、食後にポッコリお腹になるのを防ぐことができます。つまり、筋肉を鍛えて、お腹に「筋肉のコルセット」をはめるイメージです。
お腹の前側だけでなく、くびれ部分や後ろ側まで鍛えることで、ウエスト全体が引き締まる効果が期待できます。
比較的カンタンなエクササイズでも、お腹を引き締めることができます。
おやつを控え、食事でのカロリーオーバーに気をつける
痩せているのにお腹がポッコリ出ているのは、食べ過ぎではないけれど、カロリーオーバーになっている可能性もあります。
ついおやつをつまみ食いしてしまったり、高カロリーな食事ばかりしていると、いずれは内臓脂肪だけでなく、皮下脂肪もたまってしまい、落としにくくなってしまうことが考えられます。
これを解消するには、食事方法にも気をつけることが大切です。
マッサージやストレッチでほぐすことも大事
痩せている人でもお腹に脂肪がつき、セルライトになっている場合があります。セルライトは太っている人だけでなく、痩せている人でもついていることがあるのです。
これを解消するには、お腹のマッサージやストレッチでほぐしてあげることが大切です。
ストレッチやマッサージによって血行が良くなれば、お腹だけポッコリしているのを解消することができます。
痩せ型なのにお腹ポッコリさんの改善方法
では、痩せ型なのにお腹ポッコリさんの改善方法をご紹介していきましょう。食事・ストレッチ・筋トレ・エクササイズ・マッサージをそれぞれご紹介するので、いくつかを組み合わせて実践するのがオススメです。
内臓脂肪を減らす食事
内臓脂肪を減らすためには、「食事」に気をつけることが、ポッコリお腹の改善につながります。
内臓脂肪は比較的男性に多いのですが、生活習慣病のリスクを高めるので、見た目だけでなく、健康のためにも解消する必要があります。
では、どんな食事をすれば良いのでしょうか?
具体的には、「タンパク質」を多めに食べて、ご飯などの「炭水化物」を減らすことが良いでしょう。炭水化物よりも脂質のほうが太りそうなイメージがありますが、じつは糖質(炭水化物)のほうが脂肪がつきやすいと言われているのです。
ご飯だけでなく、スイーツなどの甘い物も血糖値が上昇しやすいので、脂肪がたまりやすくなります。
血糖値の上昇を抑えるには、食べる順番を変えることも効果的です。野菜やスープから先に食べ、次に肉や豆などのタンパク質、そして最後にご飯を食べると血糖値の上昇がゆるやかになります。
くびれをつくる「ひねりストレッチ」
痩せ型なのにお腹がポッコリ出ているなら、「ひねりストレッチ」で解消することができます。ひねりストレッチはお腹の血行が良くなるので、くびれをつくる効果も期待できますよ。
- 足を肩幅に開いて立ち、両手を上に上げます。
- そのまま上体を左右に10回ずつ倒し、倒したときに息を吐きます。
- 次に、足を前後に開いて立ち、腕を肩の高さに上げます。
- そのまま左右に10回ずつ腰をひねりましょう。
カンタンな上に効果も高いので、ぜひ毎日の生活の中で取り入れてみてくださいね。このストレッチを2週間続けると、くびれができると言われています。
筋肉を増やしてお腹を引き締める「筋トレ・エクササイズ」
痩せ型なのにお腹ポッコリになっている人の改善方法は、お腹の筋肉を増やすことです。そのためには、筋トレやエクササイズが効果的です。
お腹を引き締めるには「腹筋運動」しかないと思うかもしれませんが、腹筋運動にもいろいろあります。
◆お腹の筋肉を増やす筋トレ:ドローイン&クランチ
- 仰向けに寝て、股関節とヒザが90℃になるように曲げます。
- 胸の前で両手をクロスして、息を吐きながらゆっくりと上半身を持ち上げます。
- お腹のタオルを見るようにして、1~3秒間キープ。
- 元の位置に戻り、これを10回×2セットやりましょう。
背中が反らないように注意して、ドローイン(腹式呼吸)を意識しながらクランチをしましょう。
ドローインをしながらクランチをすると、お腹のインナーマッスルを効果的に鍛えることができます。
便秘を解消する「腸のマッサージ」
ポッコリお腹の原因である便秘を解消するには、食物繊維を食べることが効果的です。でも日頃から便秘気味の人は、腸のはたらきが悪い可能性があります。
その場合は「不溶性食物繊維」ではなく、海藻類などの「水溶性食物繊維」を食べるのがポイント。不溶性食物繊維は、お腹の水分を吸い取り、便が硬くなってしまう恐れがあります。
また、それにプラスして、「腸のマッサージ」をすると良いでしょう。
- おへその左側に四本指を当て、軽く圧をかけます。
- 軽く圧をかけながら下を通って、腸を刺激しながらおへその右側までいきましょう。
- ゆっくりと少しずつ進みます。回数は決まっていませんが、10回くらいやると良いでしょう。
仰向けに寝た状態でやると効果的です。また、腸のマッサージの前に水を飲んでおくと、わりと即効性があります。
マッサージが終わる頃には、便意をもよおしてくるかもしれません。
セルライトを解消するマッサージ
痩せている人のポッコリお腹を改善するには、便秘を解消するマッサージのほかに、脂肪やセルライトを解消するマッサージも効果的です。
脂肪は柔らかくならないと落ちにくい性質があるので、じっくり揉みほぐすと良いでしょう。
セルライトは、そう簡単に消えてくれないので、根気良くマッサージすることが大切です。
- 両手でお腹の脂肪を掴みます。
- 両手を上下左右に動かして揉みほぐします。5回くり返します。
- 両手をみぞおちに当て、そこから時計回りにさすります。
- そのまま足の付け根に流していきましょう。
- 10回くり返します。
リンパをマッサージすることで、セルライトが解消されやすくなります。即効性はないので、毎日続けることが大切です。
ちなみに、お腹には内臓がつまっているので、強くマッサージしないようにしましょう。
痩せているのにお腹が出ているのはもったいない!
痩せているのにお腹が出ている原因と改善方法をご紹介しました。せっかく他の部分は痩せているのに、お腹が出ているのはもったいないです。
今回ご紹介した方法を実践して、ペタンコなお腹を目指しましょうね。
痩せているのにお腹が出ているのは、内臓脂肪や筋力の低下が原因でした。
エクササイズやストレッチ、マッサージや食事で効果的に改善していきましょう。