痩せるメカニズム

食べたらすぐ太るのはなぜ?ちょっと食べただけで太る原因と対処法

食べたらすぐ太る原因と対処法。ちょっと食べただけですぐ太る謎を解きます!

暴飲暴食もしていないし、むしろ食べる量には気をつけているのに、なぜかちょっと食べただけですぐに太ってしまうと感じている人はいませんか?

運動もしながらダイエットをしているのに、なかなか痩せられない人もいるかもしれません。

らん
らん
カロリー計算をして気をつけているのに、太ってしまうのはなぜかしら?

食べてないのに太る、ちょっと食べただけで太ると感じるのには原因があります。

そこで今回は、食べたらすぐ太る原因と対処法をご紹介し、すぐに太る謎を解き明かしていきましょう。

食べたらすぐ太るのはなぜ?

たくさん食べているわけでもないのに、ちょっと食べたらすぐに太ってしまうのはなぜなのでしょうか? しかも食事量を減らしている人ほど「食べてないのに痩せない」という状況におちいりがち。

意味の分からないこの状況は、いったい何が起きているのでしょうか?

体重を減らすことを目標にしている

ダイエットをする上で、多くの人が目標にすることは「体重を減らす」ことですよね。でもこれが食べたらすぐ太る理由になっている可能性があります。

体重というのは、体内の水分量が変わるだけで簡単に増減します。食べ物の重さも、もちろん体重にすぐにあらわれます。これを太ったと思っていませんか?

「太る」というのは、「脂肪が増えること」です。たとえば脂肪は筋肉よりも軽いので、運動して筋肉が増えれば体重は重くなります。でも脂肪は減っています。これを太ったというのは、ちょっと違う気がしますよね。

だから体重が増えようが減ろうが、その増減に惑わされてはいけません。大切なのは脂肪を減らし、筋肉を増やすこと。だから「食べないダイエット」は痩せたとは言えないのです。減ったのはほとんどが「水分」の可能性があり、脂肪は減っていません。つまり体重が減っても痩せていないのです。

これからのダイエットは体重を気にせず、体型を気にするようにしましょう。体重計に乗るかわりに鏡に体を映しましょう。ぷよぷよの体が引き締まっていくのを楽しみにしましょう。それが本当のダイエットです。

運動しても痩せない人は代謝が低下している

運動を取り入れたダイエットをしているのに、なかなか痩せないと悩んでいる人も多いかもしれません。これは年齢とともに増えてくる現象です。つまり代謝が低下している証拠なのです。

「じゃ、運動しても意味がないのね」と思うのは待ってください。代謝が低下している人こそ、運動が必須です。運動しなければ代謝はアップしません。では、どうすれば良いのでしょうか?

代謝がアップする食べ物を食べて、筋肉量を増やす運動を取り入れれば良いのです。代謝がアップする食べ物とは「タンパク質」のこと。筋肉量を増やす運動とは「筋トレ」のことです。

栄養不足だと運動しても食べる量を減らしても痩せない

運動を一生懸命しているのに痩せない原因は、もう1つあります。それは栄養不足です。先ほどのタンパク質もそうですが、栄養が足りない状態だと代謝が低下してしまうのです。つまり痩せにくい体になっているということ。

これを痩せやすい体質に変えるには、タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルの五大栄養素をバランスよく食べ、食物繊維や発酵食品も積極的に食べることが大切です。

そうすれば、わりとお腹いっぱい食べてもすぐに太ることはなくなります。栄養バランスは、あなたが想像している以上に大切なのです。

ちょっと食べただけですぐ太る原因とは?

では、ちょっと食べただけですぐ太る原因とは、具体的にどんな行動から来るのでしょうか? 心当たりがないかチェックしてみてくださいね。

カロリーばかり気にして栄養バランスが偏っている

栄養バランスが偏っていると、ちょっと食べただけで太りやすいことはお話しましたが、食べ物のカロリーばかり気にしていませんか?

カロリーを意識して管理することはダイエットに必要なことですが、栄養の知識がないとうまく管理することはむずかしいのです。

いくら1日の摂取カロリーを計算しても、食べた物の栄養バランスが悪いようではカロリー計算した意味がなくなります。そのためカロリーよりも栄養バランスを気をつけることが大切なのです。

早食いだと知らないうちに食べ過ぎて太りやすくなる

ちょっと食べただけですぐ太る原因は、もしかして早食いがクセになっているのかもしれません。私ももともと早食いなのですが、見た目はゆっくり食べているように見えるそうです。それは1口が大きいから(笑)。

若い頃は早食いだろうが、二人前食べようが太りませんでしたが、年齢を重ねるごとにみるみる太っていきました。夫には「おまえパンダみたいだな」と言われたくらい。

それからは、よく噛んでゆっくり食べることを意識したら、大きな変化がありました。それは食べる量が自然と減ったことです。

早食いをすると満腹感を感じるまでに時間がかかります。そのため「お腹いっぱい」と感じる頃には、すでに食べ過ぎ状態になっているのです。

早食いを直さない限り、痩せ体質は手に入りません。これからは意識的にゆっくり食べることを心がけましょう。

外食や惣菜、コンビニ弁当が多いと高カロリーで添加物の摂り過ぎになる

女性もフルタイムで働くことが多くなった現代では、夕食の支度をする時間がなくて外食をしてしまったり、スーパーの惣菜が食卓に並ぶことが多いですよね。

一人暮らしの人は、自分だけのために食事を作るのが面倒で、コンビニ弁当で済ませていませんか? 外食やコンビニ弁当などには添加物が大量に含まれているので、ちょっと食べただけですぐ太る原因になります。

添加物を摂り過ぎると、代謝をアップさせるビタミンB群が大量に消費されてしまいます。そのためどんどん太りやすい体質になって、「気がついたら10キロ太っていた!」なんてことにもなりかねません。

下ごしらえだけでもしておいて、すぐに作れるように保存しておくとか、何らかの工夫をして手作りの料理を食べるようにしましょう。でもここで、もう1つ問題が。それは「調味料」です。

安く手に入る調味料のほとんどは、添加物のかたまりです。せっかく手料理を作っても添加物を大量に食べてしまったら意味がないですよね。そこで代謝をアップさせやすい調味料をご紹介しておきます。

基本的には体を温めることが代謝アップにつながるので、体が温まる調味料をご紹介しましょう。それはカレー粉・味噌・山椒・ニンニク・シナモンなどです。これらを使えば、塩をそれほど使わなくても美味しい味付けになります。

◆唐辛子は場合によっては体を冷やすことも

体を温める調味料として真っ先に思い浮かぶのは「唐辛子」ではないでしょうか? でも実は、逆に体を冷やすのではないかとも言われています。

唐辛子を食べると体がポカポカになり、汗をたくさんかきますよね。汗をかくということは、体の中の熱を発散し、体を冷やす行為なのです。そのため一時的には温まっても、すぐに冷えてしまう可能性があります。

とはいえ唐辛子には脂肪を燃焼する効果のある「カプサイシン」が含まれていたり、冷え性がひどい人には即効性のある温め食材です。

唐辛子の上手な食べ方は、汗をかき過ぎない程度に使うこと。体がポカポカする程度なら、体を温める効果が高い最強の温め食材です。

食べても太らないための対処法

ちょっと食べただけですぐ太る謎は解けましたか? では食べても太らないための対処法をご紹介していきます。

毎日できるくらい簡単で、続けるほどキレイに痩せる方法なのでぜひ今日から実践してみてくださいね。

安くて簡単に手に入る食べ物で痩せ体質をつくる

筋肉量を増やして代謝の低下を防ぐには、タンパク質は絶対に食べないといけません。もちろんダイエット中でもしっかり食べないとダメですし、ダイエット中だからこそ食べることが大切です。

そこで、安くて簡単に手に入る痩せ体質をつくる食べ物は、「納豆」と「サラダチキン」、そして「卵」です。

納豆は大豆製品なので、低カロリーの植物性タンパク質です。毎日1パック食べることを日課にすれば、太りやすい体質が改善されていきます。

納豆は食物繊維が含まれている発酵食品なので、便秘を解消したり、冷え性を改善して代謝をアップしたり、コレステロールを排出するはたらきがあります。とくに夜食べると血行が良くなります。

そして今大人気のサラダチキンは、スーパーでもコンビニでもドラッグストアでも売っています。手軽に買えるので食生活に取り入れやすいですよね。

卵はコレステロールが多く、カロリーが高いというイメージがありますが、最近は「卵ダイエット」という方法もあるくらいダイエットに最適の食材です。

良質な動物性タンパク質が含まれているので、筋肉を増やし代謝をアップする効果があります。とくに「ゆで卵」にすると腹持ちが良いのでオススメです。

時間をかけなくても効果のある運動を日課にする

食べても太らないための対処法は、時間をかけなくても効果のある運動を日課にすることです。その運動とは、「筋トレ」と「ストレッチ」です。

「えー、筋トレなんて無理!」と思うかもしれませんが、簡単で時間をかけなくても効果のある運動なのでご安心ください。

女性なら、「スクワット20~30回」「バックキック30~50回」を朝起きてすぐの日課にしましょう。スクワットはご存じだと思いますが、バックキックとは四つん這いになって足を上に上げる筋トレです。お尻の筋肉を鍛えましょう。

これらの筋トレは、朝起きてすぐやることが代謝をアップさせるコツです。起きたら水を1杯飲んで、30分以内に筋トレをしましょう。

そしてストレッチは、夜のお風呂上がりにやるのが効果的です。時間にすると20~30分くらいやるのがオススメですが、テレビを観ながらできるので苦になりません。

どんなストレッチでも良いですが、「開脚ストレッチ」「足首回し」「体前屈」「股関節ストレッチ」はやりたいところ。そうです、下半身ばかりですよね。

筋トレも下半身の筋肉を鍛えることで全身の代謝アップにつながりますし、ストレッチも下半身中心にすることでむくみ体質を改善することができます。

これだけはやっちゃダメ!食べちゃダメな物に気をつける

食べても太らないための対処法は、これだけはやってはいけないことを1つだけご紹介しておきます。それは、「脂質」と「糖質」を一緒に食べないこと。この組み合わせが最強に太るコンビなのです。

パッと思い浮かぶのは「焼肉と白いご飯」です。焼肉はタンパク質なので摂るべき栄養ですが、これにたっぷりとご飯を食べてしまったら最強に太るので気をつけましょう。

ご飯を食べてはいけないわけではありません。ご飯などの糖質を摂らないと、吐き気や頭痛などが起きやすいので体調不良で倒れてしまうかもしれません。そのため毎日糖質を食べる必要があります。

でも糖質は、食べ方が大事。お腹が空いているときに最初に食べてはいけません。糖質は血糖値が急激に上昇する食べ物なので、上がった血糖値を下げるために「インスリン」が大量に分泌されます。このインスリンが出れば出るほど脂肪がたまりやすくなります。

だから最初に食物繊維が多く含まれる野菜を食べてお腹をふくらませておけば、その後に糖質を食べても血糖値が上がりにくくなります。つまり太りにくくなるということです。

美肌や健康も手に入る生活習慣の見直し方

ダイエットをしている女性は、きっとキレイに痩せたい人が多いですよね。ダイエットをしている男性は、年齢的にも気になることが増えてきて、健康的に痩せたい人が多いですよね。

痩せ体質を手に入れながら、この2つを同時に叶える方法があります。それは「睡眠をしっかりとること」です。「何だそんなことか」と思うかもしれませんが、実はとっても重要です。

日本人女性は世界的に見ても睡眠時間が少ないと言われています。フルタイムで仕事をしている女性は、忙しくて自分の時間もなかなか取れない人も多いのではないでしょうか? また男性も仕事でストレスがたまることが多く、夜遅く帰ってきたら寝るだけという生活をしている人も多いかもしれません。

睡眠は長く寝れば良いわけではなく、質の良い睡眠をとることが大切です。質の良い睡眠を摂れば、食べ過ぎを防ぐホルモンが分泌されるのです。このホルモンを分泌させるためには、寝る前の1時間の過ごし方をちょっと変えて、質の良い睡眠をとれるようにしましょう。

お風呂でしっかりと体を温めたら、1時間後にベッドに入ると安眠しやすくなります。お風呂上がりには水分を補給して、その後に先ほどのストレッチをすると良いでしょう。アロマなんか炊いて、いい香りに包まれるのもオススメです。

ストレッチが終わったらテレビを消して、電気も暗めにしましょう。スマホやパソコンはお風呂に入る前までに終わらせて、お風呂上がりにはNGです。

できれば安眠を誘うような音楽をかけるのがオススメ。それにスマホを使うくらいなら良いでしょう。ベッドの上で仰向けになり、目を閉じて全身を脱力させましょう。そのまま眠れば寝てしまってOKです。

食べたらすぐ太る体質を改善し、キレイに痩せる体質をつくりましょう!

ちょっと食べただけですぐ太る原因と対処法をご紹介しました。食べたらすぐ太る体質を改善して、キレイに痩せる体質をつくっていきましょうね。

らん
らん
らんの一言コラム

食べたらすぐ太るのは、体重にとらわれ過ぎているから。体重から解放されて、体の美容や健康のことを考えてダイエットしましょう。

これらの簡単なことを毎日続けていれば、いつの間にかキレイに痩せられているはずですよ。