エラ張りの原因と解消法。あごのラインをシャープにする小顔マッサージ法
「エラ張りが悩みの種だけど、顔の輪郭を変えるのは無理でしょ?」と思っていませんか?
もともとの骨格がホームベース型などの場合には、骨格を変えることはできませんが、実は「むくみ」や「筋肉」が原因の場合が多いのです。
エラ張りがあると顔が大きく見えてしまうので、できることならエラ張りを解消して小顔になりたいですよね。
そこで今回は、エラ張りになる原因と解消法をご紹介します。
簡単マッサージでエラ張りを解消し、シャープな小顔を手に入れましょう。
目次
エラ張りの原因は「咬筋の発達」と「むくみ」が多い
エラ張りになってしまう原因は、生まれつきの骨格や遺伝による輪郭の問題だと思っている人が多いのではないでしょうか?
実は、骨格よりも「顔のむくみ」や「顔の筋肉」が原因でエラ張りになることのほうが多いと言われているのです。
では、その2つの原因について見ていきましょう。
咬筋が発達しすぎてしまう
エラ張りになるのは、咬筋(こうきん)が発達しすぎてしまうことが原因だと言われています。咬筋とは、まさに「エラ」の部分の筋肉のこと。
咬筋は使う頻度がとても多い筋肉で、発達しすぎてしまうことが多いと言われています。食べる時も、咬筋を使っています。
咬筋が発達しすぎると、顔の筋肉にコリができてしまい、それがエラ張りの原因になることも多いのです。
普段はあまり顔のコリを意識していないと思いますが、実は多くの人が顔にコリがあると言われています。
むくみがエラ張りの原因になる場合もある
エラ張りになる原因は、顔のむくみによって引き起こされる場合も多いです。咬筋を使い過ぎると筋肉が硬くなり、血行が悪くなります。
これが顔のコリの正体です。肩こりを想像すればわかると思いますが、血行が悪くなるとコリが生じますよね。そしてコリのある場所は硬くなっているはずです。
エラ張りも同じようなメカニズムで、エラの部分の筋肉がこって血行が悪くなり、硬くなってしまうことが多いのです。このような原因によって、むくみが生じている可能性があります。
だから顔のコリやむくみなどを解消すれば、エラ張りを治すことができるのです。どうですか? 希望が見えてきましたよね。
エラ張り顔をつくる「咬筋の発達」と「むくみ」の原因は?
では、エラ張りをつくる「咬筋の発達」や「むくみ」の原因は何なのでしょうか? そもそもの原因を解消しなければ、エラ張りを解消することはできませんよね。
寝ている時の歯ぎしりや歯の食いしばり
咬筋が発達する原因は、寝ている時の歯ぎしりや食いしばりだと言われています。寝ている時のことは自分ではわかりませんが、起きた時に「あごが疲れている」「あごが痛い」などの症状がある場合には、寝ている時に歯を食いしばっている可能性があります。
このままでは顎関節症になってしまう恐れもあるので、いずれにしても改善することをオススメします。今回ご紹介する方法は、顎関節症の予防・改善にも効果があるので参考にしてみてください。
集中している時に歯を食いしばっている
寝ている時のことはわからないとしても、起きている時に歯を食いしばっているかどうかはわかりますよね。ほとんどの場合は無意識に食いしばっているので、意識してみると自分が食いしばっているのかがわかります。
昼間に歯を食いしばっている人は、ほとんどが寝ている時も食いしばっていると言われています。そのため昼間の食いしばりを解消すれば、寝ている時の食いしばりも解消できる可能性があります。
表情筋をあまり使わないとリンパの流れが悪くなる
エラ張りの原因である「むくみ」は、表情筋をあまり使わないことでリンパの流れが悪くなっているのかもしれません。
顔にむくみが生じると、エラ張りだけでなく顔が大きく見えてしまう原因になるので、ぜひとも解消したいところ。
また表情筋をあまり使わないと、顔の筋肉がおとろえて血行が悪くなる場合もあります。さらにエラ張りがあると顔の重心が下に偏るので、全体的に下がって見えてしまうこともあります。
これらを改善するためにも、エラ張りの解消法を実践すると効果的です。
エラ張りを解消して小顔になる方法
では、エラ張りを解消して小顔になる方法をご紹介しましょう。エラ張りがなくなるだけで小顔に見える効果があり、さらにリフトアップしたように若々しく見えるメリットもありますよ。
咬筋をほぐす口の体操をする
エラ張りを解消するには、咬筋をほぐすことが大切です。咬筋をほぐす方法には、「口の体操」と「マッサージ」があります。マッサージは後ほどご紹介しますので、まずは口の体操からご紹介しましょう。
◆アイーンの口体操
- 下あごを前に出して、「アイーン」の口をつくります。
- そのまま10秒くらいキープしましょう。
- それが終わったら、あごを出したり戻したりを5回くり返します。
エラ張りにはあごを前に出すのが効果的ですが、左右に動かすことも効果的です。エラ張りの人は、あご(エラの部分)が緊張していることが多いので、ゆるめてあげることが大切です。
◆「オ」の口体操
- 「オ」の口をして、できるだけ口を前に突き出します。
- エラの部分が伸びているのを感じましょう。
- そのまま10~20秒くらいキープします。
エラ張りの人はエラの部分が硬くなっていることが多いので、ストレッチをしてほぐしてあげることが大切です。そうすれば血行が良くなります。
この口体操は、顎関節症の人はあごがカクっとなるので注意してください。無理をしない範囲でやってみてくださいね。
昼間に歯を食いしばらないように意識する
エラ張りを解消する方法として1番効果的なのは、昼間に歯を食いしばらないように意識することです。昼間に歯を食いしばっている人は、ほとんどの場合、寝ている時にも食いしばっていると言われています。
とくに何かに集中している時や、イライラした時などに人は歯を食いしばりやすいので、意識して歯を食いしばらないようにすることが大切です。
そうすれば少しずつ咬筋のコリが解消されていくでしょう。
◆上の歯と下の歯がくっつかないようにする
歯を食いしばらないためには、つねに上の歯と下の歯がくっつかないようにすることが大切です。上の歯と下の歯が離れていれば、食いしばることがありません。
そのときに意識するのは、舌の位置。舌が上あごにくっついている状態だと、食いしばりにくいです。下の前歯の裏側でもOKです。
もし食いしばっていることに気づいたら、意識的に上下の歯を離すようにしましょう。
そうは言っても気がついたら食いしばってしまうことも多いのですが、くり返し意識することで少しずつ改善されていきます。
睡眠用のマウスピースをつけて寝る
昼間の食いしばりが改善されると、寝ている時の食いしばりも自然と解消されていくことが多いです。でも寝ている時はわからないので、起きたときにあごが痛いようならマウスピースをつけるのもオススメです。
睡眠用のマウスピースがあるので、歯医者さんで作ってもらうと良いでしょう。安いところでは3000円くらいで作れますよ。
高い枕を使わない
寝ている時に歯を食いしばらない方法は、もう1つあります。それは、高い枕を使わないことです。値段ではなく、高さのことです。
枕を低くすることで、寝ている時の食いしばりを改善することができます。枕が高いと顔が上がり、上下の歯を噛みしめやすいのです。
枕を低くすると目線が天井を向き、横から見ると体が真っすぐになり自然な体勢で寝ることができます。
もし合う枕が見つからない時は、首枕を使うのも効果的です。
◆首枕のつくり方
首枕は自宅で簡単につくることができます。バスタオルを用意して、丸めるだけです。
- バスタオルの長いほうを縦にして、2つ折りにします。
- そのままクルクルと丸めていきましょう。ひもなどで縛ると、寝ている時に崩れにくいです。
- 首の下に入れて、ちょうど良い高さになるように調整してみてください。
エラ張りを解消するには、枕の高さは重要なポイントですよ。
◆横向きで寝るのも効果的
エラ張りを解消するには、横向きで寝るのも効果的です。横向きで寝ることで、上下の歯を食いしばりにくくなります。
肩を圧迫して負担がかかるなどの問題はありますが、とくに問題がなければ横向き寝にするのも良いでしょう。
「横向き寝専用の枕」もあるので、使ってみると良いかもしれません。「J」のような形をしていて、背中に枕が当たることで強制的に横向きになる枕のことです。
エラ張りを解消してシャープな顔をつくる簡単マッサージ法
では、今回のメインである「エラ張りを解消する簡単マッサージ」をご紹介します。
これを毎日続ければ少しずつエラ張りが解消されて、シャープな小顔をつくることができますよ。顔のむくみを解消する効果もあるので、小顔効果もバッチリです。
咬筋のコリをほぐすエラ張り解消マッサージ
エラ張りを治すには、咬筋を柔らかくほぐすことが大切です。咬筋のコリをほぐすエラ張りマッサージをご紹介しましょう。
- 手をグーにして、第一関節から第二関節の平らな部分でマッサージします。
- 口の力を抜き、グーの手で回すようにエラを揉みほぐします。
- 咬筋は耳たぶの前くらいまであるので、エラの部分から少しずつずらしてマッサージします。
- 最後に、口の力を抜いて軽く口を開きます。手のひらの付け根の部分で、エラを引っ込めるように押しましょう。
エラ張りがある人は、咬筋がかなり硬くなっている可能性があります。一気に解消するのはむずかしいかもしれませんが、毎日続けることで改善されていきます。
むくみが原因のエラ張り解消マッサージ
むくみが原因でエラ張りになっている場合は、顔の下のほうに重心が下がったような顔に見えることが多いと思います。その状態だと老けて見えるデメリットがあるので、しっかり解消したいですよね。
毎日やっても苦にならないくらい簡単なマッサージなので、ぜひ続けてみてくださいね。むくみを解消するには、リンパの流れを良くすることが効果的です。
- 頬骨の下の部分に、こぶしの第二関節を当てます。
- 小指から人差し指へ順番に指圧ポイントを移動させていきましょう。
- 頬骨を押し上げるようなイメージで、適度に圧をかけましょう。
- 手はこぶしのまま、親指と人差し指であごを挟みます。
- 親指であごの裏側を押して、順番にエラの部分まで指圧していきます。
- 最後に四本指の腹を使って、耳の後ろから鎖骨までリンパを流していきます。
顔にむくみやコリがあると、最初はすごく痛いかもしれませんが、だんだん痛みが減ってきますのでご安心ください。
首のリンパを通るときは、力を入れ過ぎないように注意してください。熱がある時はマッサージをしないようにしましょう。
エラ張りを解消する生活習慣とは?
エラ張りを解消して小顔になる方法と、咬筋をほぐす簡単マッサージをご紹介しました。それ以外でエラ張りを解消する方法をご紹介します。
スマホを見る時はなるべく下を向かない
エラ張りを解消する生活習慣は、スマホを見る時になるべく下を向かないことです。下を向くとあごの部分を圧迫して血行やリンパの流れが悪くなります。
二重あごの原因にもなるので、小顔とは無縁の状態になってしまいます。
スマホを見る時は、スマホを顔の前まで持ってくるようにすると良いでしょう。姿勢も猫背にならないようにすることで、顔の血行が良くなります。
体を冷やさず、とくに首を温める
エラ張りを解消する方法は、体を冷やさないようにすることが大切です。その中でもとくに温めたいのが「首」です。
首はリンパや血流が多い場所なので、温めることで顔の血行も良くなります。夏でもエアコンの部屋で冷えてしまうことが多いので、薄いスカーフなどを巻いておくと良いでしょう。
またお風呂でゆっくりと温まることも大切です。お風呂でゆっくりすればリラックス効果が高まり、歯の食いしばりも改善しやすくなります。
ストレスをためないでリラックスする
エラ張りを解消するには、ストレスをためないことも大切です。ストレスやイライラがたまると、つい歯を食いしばりがちです。
そうなると咬筋が発達しすぎるので、咬筋をゆるめておくことが大切です。
忙しい人でもリラックスして過ごせば、食いしばりを解消できてエラ張りが改善されていくことでしょう。
睡眠をしっかりとり、疲れを解消する
エラ張りを解消する方法は、ストレスを解消することだけでなく、疲れを残さないことも大切です。
疲れがたまるとイライラしやすくなり、無意識に歯を食いしばってしまうことも多いのです。
エラ張りを解消するためにも睡眠をしっかりとり、疲れを解消させておくことも大事ですよ。
エラ張りを解消して目指せシャープな小顔!
エラ張りの原因と解消法をご紹介しました。簡単マッサージを続ければ、少しずつエラ張りを解消することができるでしょう。
歯を食いしばるクセが、エラ張りの原因になっていることが多いです。
そのため歯を食いしばらないように意識することと、簡単マッサージが効果的ですよ。