垂れ尻を予防・改善する「美尻になる座り方」とは?
お尻は脂肪がつきやすく、垂れやすいパーツの1つ。適度な脂肪は「女性らしいボディライン」に必要ですが、つきすぎるとたるんでしまいます。
気を抜いていると、いつの間にかお尻が垂れてしまう原因に。とくに「座り方」が良くないと、美尻とはほど遠い垂れ尻になってしまいます。
そこで今回は、座りすぎで垂れ尻になる原因と、美尻になる座り方をご紹介します。座り方を変えるだけで、驚くほどの美尻をゲットできますよ。
また腰痛を改善したり、見た目にも美しいので、美尻になる座り方のメリットは多数あります。改善する価値アリですよ。
目次
座りすぎで垂れ尻になる原因
デスクワークの人は、1日に6~7時間くらい座っていますよね。もしかしたら、もっと長い時間座っている人もいるかもしれません。そんなに長い時間座っていたら、知らないうちに垂れ尻になってしまうことも。
でも、垂れ尻になるかならないかの分かれ道は、「座り方」にかかっているのです。では、どんな座り方だと垂れ尻の原因になってしまうのでしょうか?
「仙骨座り」が垂れ尻のもと
座りすぎで垂れ尻になる原因は、「仙骨座り」と呼ばれる座り方です。仙骨とは、背骨のいちばん下にある骨のこと。骨盤の後ろ側の壁面にある骨です。前寄りではなく、背中寄りにある骨です。
仙骨座りとは、仙骨が座面にくっついている座り方のこと。具体的には、背もたれに寄りかかってのけ反るようにする座り方です。尾てい骨のあたりが痛くなる人は、仙骨座りをしていると言えます。
この仙骨座りは、いろいろな意味で垂れ尻の原因になります。たとえば、お尻が次のような状態になることで垂れやすくなってしまうのです。
お尻の筋肉が休息状態で使っていない
垂れ尻になる原因は「仙骨座り」でしたが、仙骨座りをするとお尻の筋肉をまったく使っていない状態になってしまいます。お尻の筋肉が休息状態になると、筋肉が衰えてたるんでしまいます。
美尻になる座り方をすれば、多少ですがお尻の筋肉を使うことになり、自然と垂れ尻を予防・改善し、上向きヒップを手に入れることができます。
お尻をつぶしてしまうので形が崩れる
仙骨座りをすると、お尻を完全につぶしている状態ですよね。しかもお尻の1番トップの部分をつぶしてしまうので、形が崩れて「平べったいお尻」になってしまいます。
でも欲しいのは、ツンと上向きのヒップですよね。それならお尻の盛り上がりをつくりたい「トップの部分」をつぶさない座り方をすれば良いのです。
それが美尻になる座り方です。お尻のトップをつぶさないように意識して、一度座ってみてください。後ほど正解をご紹介しますね。
お尻の血行が悪くなり、冷えて代謝が低下する
座りすぎで垂れ尻になる原因は、お尻を長時間つぶしているので、お尻の血行が悪くなるからです。お尻の血行が悪くなると、お尻が冷えて代謝が低下してしまいます。
代謝が低下するということは、お尻に脂肪がつきやすくなるということ。仙骨座りはお尻の筋肉を使わないので、脂肪がどんどん増えて垂れやすくなってしまいます。
でも美尻になる座り方をすれば、お尻の血行が悪くなることも少なく、ポッコリお腹を解消する効果も期待できますよ。美尻になる座り方は、適度にお腹の筋肉も使ってくれるのです。
では、メリットが多すぎる「美尻になる座り方」を見ていきましょう。
美尻になる座り方
では、美尻になる座り方とは、どんな座り方のことなのでしょうか? ツンと上向きのヒップが手に入るとともに、見た目にも美しいので、あなたに魅了される男性が増えること間違いなしですよ。
背もたれに寄りかからない
背もたれに寄りかかると骨盤が後傾して、「仙骨座り」になってしまいます。これを続けると骨盤が歪む原因になるので、美尻を手に入れるためには座り方を変える必要があります。
その座り方が「坐骨座り」です。坐骨座りは床に座る場合にも応用することができます。
骨盤を立てて「坐骨座り」をする
坐骨とは、お尻と足の間にある骨のこと。ここがしっかりと座面についていないと、骨盤が後傾している可能性があります。
骨盤をしっかり立てて坐骨座りをすることで、自然と正しい姿勢をキープしやすくなります。お尻と足の境目をイスの座面に当てて、骨盤を真っすぐ立てましょう。
仙骨座りのまま姿勢を正そうとすると腰に負担がかかり、腰痛の原因になりますし、仙骨座りそのものも腰痛の原因になります。
坐骨座りで床に座る場合は、足裏同士をくっつけたあぐらのような状態になるか、片足を横に伸ばして座ると良いでしょう。
足を組んで座らない
美尻になる座り方は、足を組んで座らないことです。足を組むとX脚やO脚の原因になりますし、骨盤や背骨の歪みにつながります。
猫背にもなりやすいので、足は組まずに両足をそろえて座り、背すじを伸ばすのが正しい座り方です。これで美尻をゲットできますよ。
また見た目にも美しいので、メリットは多いです。仕事での信用度がアップしたり、恋人に愛されるポイントにもなりますよ。姿勢が良いことは、信頼できる人柄に見えるメリットがあるのです。
座るときに足が内股にならないようにする
美尻になる座り方は、座るときに足が内股にならないようにすることです。もちろん立ったときや歩くときも、内股になるのはNG。
内股になると骨盤が開いたり、歪んでしまう原因になります。また内股で歩くと前かがみになりやすいので、遠くから見るとおばあちゃんみたいに見えてしまいます。
美しい姿勢で歩いたり座ったりすることで、見た目の美しさと、ツンと上向きのヒップが手に入ります。
イスの代わりに「バランスボール」に座るのもアリ!
以前テレビで、「バランスボール」に座っている会社を見たことがあります。最近は、社員の健康を考えたり、仕事の効率を上げるための対策をいろいろと考えている会社も多いようですね。
もし許されるのなら、イスの代わりにバランスボールに座るのもアリかもしれません。バランスボールに座ると、バランスを保つだけで体幹を鍛えることができます。
また下半身や腹筋、背筋などの強化にもなるので、仕事をしているだけでダイエット効果がアップするメリットがあります。自宅で座るときだけでも、バランスボールに座ると良いかもしれませんね。
背もたれに寄りかかっても美尻になる座り方はある?
1日中デスクワークをしている人にとって、背もたれに寄りかからないのは厳しいですよね。1日6~7時間くらい、もっと長い時間デスクワークをしている人もいるかもしれません。
その場合には、「背もたれに寄りかかっても美尻になる座り方はないの?」と思っている人も多いことでしょう。実は、あるんです。
イスの形にもよりますが、背もたれと腰の間にクッションを挟むことです。ちょうど腰のあたりにクッションがあると、背中が背もたれに寄りかかっていなくても楽に背すじを伸ばすことができます。
最近はイスも進化しているので、自宅でデスクワークをしている人なら、機能性の高いイスを買ってみるのもオススメ。上下動できるクッションがついているタイプも多いです。
オフィスワークの人なら、ホームセンターなどで売っている「イスの上で使える座イス」があります。会社によっては使うのがむずかしいかもしれませんが、チャレンジしてみるのも良いかもしれませんよ。
普通にクッションを腰の部分に当てるだけでも改善されるかもしれません。この場合に使うクッションは、つぶれにくい「硬めのクッション」がオススメ。柔らかいクッションだと意味がありません。
姿勢を正すことで腰痛も改善され、全身の血行が良くなり、ダイエット効果もアップしますよ。まさにメリットだらけですね。
垂れ尻の原因になるNGな座り方
原因の項目でご紹介した「仙骨座り」はもちろん垂れ尻の原因になる座り方ですが、それ以外にもNGな座り方があります。垂れ尻を防ぎ、美尻になる座り方をするためにもチェックしておきましょう。
ペタンコ座り
ペタンコ座りとは、床にベッタリと座るときに足を左右に広げて膝を曲げた状態の座り方のこと。女の子らしい座り方ですが、美尻をつくるにはNGな座り方です。
「股関節」や「骨盤」の歪みも引き起こす原因になるので、美脚をつくるにもNGな座り方になります。
骨盤を立てて、背すじを伸ばして座ることが、美尻をつくるための1番大切なポイントです。
背中が丸まった悪い姿勢の座り方
背中が丸まっていると、お尻から腰にかけての筋肉を使わないため、お尻が垂れやすくなります。
背すじを真っすぐに伸ばすだけで、お尻から腰にかけての筋肉を使うので、お尻を引き上げてくれます。
これはイスに座るときも、床に座るときも同じです。とにかく背すじを伸ばして、真っすぐの姿勢で座ることが大切です。
でも「反り腰」になると腰痛や骨盤の歪みの原因になるので、真っすぐに伸ばすことが大切ですよ。
あぐら座り
普段の生活では、イスに座るだけでなく床に座ることもありますよね。そのときに「あぐら座り」をするのもオススメできません。
あぐら座りは足を組むので、左右の骨盤が歪みを引き起こす原因になります。足裏同士をくっつけて座るならOKですが、その場合も背すじをしっかり伸ばすことが大切。
猫背になってしまうようなら、ほかの座り方をするほうが良いでしょう。
片足だけ膝を曲げて、もう片方の足は横に伸ばした状態の座り方なら、背すじが伸ばしやすくなります。骨盤も立てやすく、坐骨座りをすることも可能です。
ただし腰が少し横に傾く場合があるので、そこだけは気をつけましょう。
長時間座っても美尻をキープしよう!
座りすぎで垂れ尻になる原因と、美尻になる座り方をご紹介しました。NGな座り方を改善して、長時間座っても美尻をキープしていきましょう。
NGな座り方で長時間座ると、垂れ尻になってしまいます。
美尻になる座り方をマスターして、長時間座っても美尻をキープしましょう。