酢キャベツダイエットは効果ある？！おすすめの食べ方や効果、おいしいアレンジ方法も紹介

ダイエットの神食材として有名な「キャベツ」。

多くのダイエッターが取り入れていることで有名な食材で、食物繊維を豊富に含むキャベツに、健康に良いお酢をプラスしたのが「酢キャベツ」です。

この「酢キャベツ」を取り入れた「酢キャベツダイエット」をご存じですか？

いかにも痩せそうな組み合わせですが、実は、「酢キャベツはダイエット効果がない」という意見も。

そこで今回は、酢キャベツダイエットの効果や、痩せない理由について解説します。

酢キャベツをおいしく食べる方法も紹介しているので、ぜひダイエットの参考にしてみてください。

酢キャベツダイエットの効果とは？

酢キャベツダイエットとは、食べやすく切ったキャベツを酢に漬けたものを食べるダイエット方法。他のダイエット方法のように細かいルールもなく、酢キャベツをただ食べるだけなので簡単に始められます。

運動が嫌いな方、仕事や家事が忙しくてダイエットに向き合う時間がない方でも続けやすいのが大きなメリットです。では、酢キャベツには、どのようなダイエット効果があるのか見ていきましょう。

便秘解消

キャベツには不溶性食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消効果が期待できます。不溶性食物繊維は腸内の水分を吸収して膨張する性質を持っており、便のカサが増えることで腸の蠕動運動を活発にして排便を促します。

また、食物繊維は善玉菌のエサとなり、善玉菌が増えることで腸内環境が良くなります。ダイエットの大敵である便秘は、腸内環境が悪化することが原因のため、キャベツに含まれる食物繊維で腸内環境を良くし、便秘を改善しましょう。

ただし、不溶性食物繊維を摂りすぎると便が硬くなり、便秘が悪化する場合もあります。そのため、不溶性食物繊維の摂りすぎに注意し、海藻類などの「水溶性食物繊維」もバランス良く摂りましょう。

血糖値の急上昇を抑える

キャベツに含まれる食物繊維には、食後の血糖値の上昇を抑える効果があります。血糖値が上昇するとインスリンが分泌されますが、インスリンが過剰に分泌されると余った糖を脂肪として蓄えてしまいます。その結果、脂肪がつきやすくなり、肥満を引き起こす原因に。

ダイエット効果を上げるには、インスリンの過剰な分泌を抑え、脂肪の蓄積を抑えることが大切です。キャベツによって血糖値の上昇を抑えることができれば、インスリンの過剰分泌を抑制し、脂肪の蓄積を予防できるでしょう。

脂肪燃焼効果

酢キャベツに含まれるお酢には、アミノ酸やクエン酸が含まれています。アミノ酸には脂肪燃焼をサポートする働きがあり、クエン酸には脂肪の分解を促す働きがあるため、どちらも代謝アップに効果的です。

ただし、お酢を一回にたくさん摂っても十分な効果を得られません。お酢は継続的に摂ることで効果が出やすいため、毎日少しずつ摂ることが大切です。お酢の効果で脂肪燃焼効果が高まれば、ダイエット効果もアップするでしょう。

腸内環境の改善

ダイエット効果を高めたいなら、腸内環境を整えてヤセ菌を増やすことが大切です。ヤセ菌とは、腸内細菌のうちの「日和見菌」の一種です。腸内細菌には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類があり、「日和見菌」には、通称ヤセ菌・デブ菌と呼ばれる2種類の菌があります。

2種類の菌はそれぞれに働きが異なり、ヤセ菌は脂肪燃焼を促し、デブ菌は脂肪を溜め込もうとする働きがあります。つまり、痩せやすい体質を作るには、脂肪燃焼効果を高める「ヤセ菌」を増やし、「デブ菌」を減らすことが大切です。

酢キャベツの「キャベツ」には、ヤセ菌を増やすための食物繊維が豊富に含まれており、「お酢」には悪玉菌が活動しにくくなる働きがあります。ヤセ菌が活発化することで腸内環境が整い、ダイエット効果がアップするでしょう。

むくみ改善

キャベツにはカリウムが豊富に含まれているため、むくみを改善する効果が期待できます。せっかく運動や食事でダイエットをしても、むくみが原因で太って見えてしまっては残念ですよね。

むくみは塩分の摂りすぎが大きな原因ですが、カリウムには体内の余分な塩分を排出する働きがあるため、むくみ改善に効果的です。

ダイエットをしても顔や脚がパンパンにむくんでいる方や、普段から水太りしやすい方は、酢キャベツダイエットを実践してみましょう。酢キャベツでむくみが改善されれば、ムチムチだった脚がすっきりして、スラっとした細い脚を手に入れられますよ。

酢キャベツダイエットで痩せない理由

酢キャベツダイエットをしているのに、なかなか痩せないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか？　ここでは、酢キャベツダイエットで痩せない理由について解説します。

他の物を食べすぎている

酢キャベツダイエットで痩せないのは、酢キャベツ以外の食べ物を食べすぎていることが原因かもしれません。「酢キャベツを食べているから大丈夫！」と安心し、お菓子やごはんの量がついつい多めになっていませんか？

ダイエットをしているつもりでも、消費カロリーより摂取カロリーのほうが上回れば太ります。おなかが空いたときに「酢キャベツを食べているから大丈夫」と過信して、余計な物を食べすぎないようにしましょう。

酢キャベツ以外の食べ物にも気を配れば、ダイエット効果が出やすくなります。

実施期間が短い

酢キャベツダイエットで痩せない原因は、「痩せない」と判断するまでの期間が短い可能性があります。酢キャベツダイエットは腸内環境を改善することで腸の働きを良くし、ダイエット効果を上げていく方法です。

しかし、腸内環境が改善されるまでの期間には個人差があり、早く改善される人もいれば、時間がかかる人もいます。酢キャベツダイエットは、少なくとも２～3週間、場合によっては１ヶ月以上は続けてみましょう。

また、酢キャベツダイエットの実施期間だけでなく、体重や体脂肪、便の回数なども意識することが大切です。

もともと腸内環境が良い

もともと腸内環境が良い人は、酢キャベツダイエットの効果が感じられないかもしれません。酢キャベツダイエットは、腸内環境を改善して痩せる方法なので、腸内環境が悪い人に効果が出やすい特徴があります。

逆に、普段から腸内環境が良く、便秘もしない人にとっては、ダイエット効果が表れにくいでしょう。とはいえ、腸内環境が良い人でも、ヤセ菌を増やすことはダイエットや健康に効果的なので、酢キャベツダイエットは決して無意味ではありません。

【簡単レシピ】ダイエットに効果的な「酢キャベツ」の作り方

酢キャベツは腸活やダイエットに効果的ですが、美肌や免疫力アップにも効果が期待できます。ダイエット・美容・健康に効果的なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。ここでは、酢キャベツの作り方をご紹介します。

キャベツの千切りに酢を混ぜるだけ

酢キャベツの作り方は、いたって簡単です。冷蔵庫で保存すれば一週間くらい日持ちするので、作り置きしておきましょう。

材料は、以下の通りです。

• キャベツ半分（約600g）
• 酢180cc
• 塩小さじ1杯
• 砂糖小さじ1杯

作り方は、以下の通りです。

酢キャベツに使う「酢の種類」は何でも良いの？

特に「このお酢でないとダメ」という決まりはありません。ただし、穀物酢や米酢はお酢特有の酢酸のツンとした香りが強いので、黒酢やフルーツ酢などで作ったほうがと少しまろやかさが出て、食べやすいかもしれません。

今はスーパーなどでもたくさんの種類のお酢が販売されています。いろいろな酢を使ってみて、味の違いを比べてみたり、自分好みのお酢を見つけてみたりするのも楽しいですね。長く続けるために、飽きない種類を選んだり、時々変えてみたりすると良いでしょう。

米酢

まろやかでほんのりと甘さを感じる米酢。米を原料とする米酢は、お寿司の酢飯・和え物・酢の物等など、日本料理によく使われており日本人にはなじみのある味です。

やや酸味が強いものの、まろやかな味わいであることから酸味が苦手な人におすすめです。ビタミン・ミネラル・クエン酸などが豊富に含まれているので、健康や体調を整えたい方にもおすすめのお酢といえるでしょう。

穀物酢

お酢といえば穀物酢。一般的な家庭でよく使われており、大手メーカー「ミツカン」のお酢は有名ですよね。穀物酢とは小麦や酒粕などの穀物を使って作った醸造酢で、さっぱりとした味わいと酸味の強さが特徴のお酢です。

スーパーやコンビニに置いてあるので、お酢がなくなってもすぐに買いに行けるところが便利。ただし、穀物酢は酸味が強いので、酸味が苦手な方は他のお酢を選んだほうが食べやすいでしょう。

黒酢

ダイエットや健康に気をつかっているなら黒酢がおすすめ。黒酢にはアミノ酸が豊富に含まれており、脂肪を分解する働きのあるリパーゼを活性化させ、脂肪燃焼効果をアップさせる働きがあります。

また、黒酢に含まれるアミノ酸には中性脂肪やコレステロールを抑える効果や、血液をサラサラにする効果もあるので、ダイエットや健康に気をつかっている方におすすめです。

エスニック料理や中華料理によく使われている黒酢は、他のお酢よりもまろやかで芳醇な香りが特徴。コクがありますが、少し癖があるので好き嫌いは分かれるかもしれません。

ワインビネガー

ドレッシング感覚でおいしく食べたいならワインビネガーがおすすめ。カリウムを豊富に含んでいるため、むくみ改善の効果が期待できます。ワインビネガーは、ぶどうが原料のフランス生まれのお酢（調味料）で、赤ワインビネガーと白ワインビネガーの2種類に分かれています。

赤ワインビネガーは、鮮やかな赤色が特徴で、ブドウの酸味が強く、コクのある深い味わいのお酢です。白ワインビネガーは、さっぱりとしたフルーティーな酸味のある味わいで、白色をしているのが特徴です。

ワインビネガーは肉料理や魚料理などに多く使われており、塩・胡椒・オリーブオイルなどを足せばフルーティーなドレッシングとして利用できます。酢キャベツにワインビネガーを利用すれば、おしゃれにおいしく食べられるでしょう。

リンゴ酢

酸味が苦手な方に一番おすすめなのがリンゴ酢。リンゴ酢は健康やダイエット、美容にも効果的なことで話題が広まり、海外のセレブ達の間で大流行したほど人気があるお酢です。

酢の酢酸成分が少なく、リンゴの風味と甘くまろやかな味わいが特徴なので、酢が苦手な方でもリンゴ酢を使えば酸味をまろやかにし、食べやすい酢キャベツを作れます。

フルーティな味わいを活かして、ドリンクやドレッシングなど多彩な料理に使われているリンゴ酢は、料理に合わせやすいお酢なので、酸味が苦手な方はぜひためしてみてください。

酢キャベツがおいしくなるアレンジ方法

酢キャベツを飽きずに食べるためにも、おいしく食べられるアレンジ方法をご紹介します。

サンドイッチに酢キャベツを入れる

パン好きな方におすすめなのが、サンドイッチに酢キャベツを入れるアレンジ方法。

サンドイッチに挟む野菜といえばレタスが代表的ですが、レタスの代わりに酢キャベツを使うのもおすすめです。また、普通にサンドイッチを作り、アクセントとして酢キャベツを入れるだけでも良いでしょう。

いつものサンドイッチに酢キャベツを入れるだけなので簡単で、自分好みの味にできます。

酢キャベツと豚肉のチーズトースト

酢キャベツは、ドイツの代表料理で人気のザワークラウトのような味に似ていることから、パンとの相性も抜群です。

豚肉とケチャップ、酢キャベツを組み合わせれば酢豚のような味に。そこにチーズを加えれば、まろやかな味に仕上がります。それをトーストの上に乗せて食べるのもおすすめです。

コールスロー風サラダ

酢キャベツの酸味が苦手な方におすすめなのがコールスロー風アレンジ。マヨネーズを足すことで酢のツンとした酸味がまろやかになり、黒胡椒を降りかければアクセントの効いた酢キャベツコールスローになります。

ハムや好きな野菜などを入れれば見た目も華やかになり、テンション上がること間違いなし！ただし、マヨネーズのかけ過ぎには注意が必要です。マヨネーズは高カロリー調味料なのでダイエット目的ならマヨネーズは適度な量に抑えましょう。

食物繊維がたっぷりのコールスローアレンジは、素材の味を活かしながらまろやかな風味になるので、酢キャベツが食べにくい人にもおすすめですよ。

中華サラダ

ごま油やラー油を入れて、中華風にしたサラダもおすすめ。ごま油の風味で、お酢の酸味がまろやかになり、食べやすくなりますよ。一緒に入れるきゅうりやハムは、キャベツの形に合わせてカットすると、見た目もきれいに仕上がります。

酢キャベツを漬け物代わりに

酢キャベツを漬け物としてそのまま食べるのがもっともシンプル。キャベツだけでなく、きゅうりや大根、カブなどのお好みの野菜を酢キャベツと一緒にジッパー付き袋に入れ、塩をパラパラと降りかけ、ジッパーを閉めて降るだけでできあがり！

また、塩の変わりに塩昆布を使えば、昆布の旨味が酢キャベツに染み込み、塩とはまた違うおいしさを楽しめますよ。漬け物好きの方や簡単にアレンジしたいという面倒くさがり屋さんには、もってこいのアレンジ方法です。ぜひ、試してみてください。

酢キャベツ入りスープ

酢キャベツをスープに入れてアレンジするのもおすすめです。作り方は簡単で、スープを作った後に酢キャベツを加えるだけ。ブロッコリーやトマトを入れて食物繊維たっぷりのスープを作るのもいいですし、ベーコンやお肉を入れて、ボリュームを出すのもおすすめです。

ヘルシーでも満足感のあるスープなら、ダイエット中にうれしいアレンジになりますね。簡単に作れて、味付けも和・洋・中と自分好みにできるので、味にこだわる方にはおすすめのアレンジ方法です。

酢キャベツ入りオムレツ

酢キャベツをオムレツに入れる「酢キャベツオムレツ」もおすすめです。オムレツの中に酢キャベツをプラスするだけなので、作り方はいたって簡単。鶏肉や納豆、野菜を入れれば、タンパク質や食物繊維をたっぷり摂れてダイエット効果もアップ！

自分好みの味にできるのはもちろん、オムレツにすることで酢キャベツの酸味がまろやかになり、栄養もバランス良く摂れるのでおすすめです。

酢キャベツを上手に食べてダイエットを成功させよう！

酢キャベツはダイエットにおすすめの食材で、さまざまなアレンジ方法があるので飽きずに続けられます。使うお酢も好みに合わせて選べば、自分好みの酢キャベツを作れます。毎日の食生活に取り入れて、健康的にダイエットを続けていきましょう。