プロテインで痩せようと思ったのに、ぜんぜん痩せなかった!
という失敗をした経験がある人もいるかもしれません。
また「痩せるどころか、太ってしまった!」という人もいるかもしれませんね。
痩せなかった理由や太ってしまった理由は、いったい何だったんでしょうか?
今度こそ痩せる飲み方をご紹介します。飲むタイミングも重要ですよ。
目次
プロテインの種類は3つある!それぞれのダイエット効果とは?
プロテインには、3つの種類があります。それぞれのダイエット効果について、ご紹介していきましょう。
ホエイプロテインのダイエット効果
ホエイプロテインとは動物性タンパク質で、もっともメジャーなプロテインです。
プロのアスリートなどが飲んでいるのは、ほとんどがこの「ホエイプロテイン」です。
効率的に筋肉を修復し、筋肉量を維持&増やす効果にすぐれています。運動をしている人が飲むと、ケガを治しやすくしたり、代謝がアップする効果があります。
プロテインダイエットで運動を取り入れている人は、ホエイプロテインをおすすめします。
カゼインプロテインのダイエット効果
カゼインプロテインも動物性タンパク質です。消化吸収が早いホエイプロテインとは対照的に、消化吸収が遅いのが特徴です。
またホエイプロテインは水溶性なのに対し、カゼインプロテインは不溶性であることも特徴です。
つまり水に溶けにくいということ。
水に溶けにくく、消化吸収が遅いということは、満腹感が持続するというメリットがあります。
ダイエット中は、魔の空腹感がおそってきますので、食事制限をするには嬉しい効果ですね。
ただ消化がゆっくりということは、運動後の筋肉の修復には向いていないということです。
ソイプロテインのダイエット効果
ソイプロテインは、大豆からできている植物性タンパク質です。
大豆イソフラボンが豊富に含まれていて、女性ホルモンを活性化させるはたらきがあると言われています。
ソイプロテインはカゼインプロテインと同じように、消化吸収が遅いのが特徴です。
そのため満腹感が持続するので、ダイエットには嬉しい効果が期待できるでしょう。
ただし吸収が悪いので、カゼインプロテイン、ソイプロテインともに運動後の摂取には向いていないと考えられます。
またソイプロテインは水に溶けにくいので、飲みづらいことも特徴です。
味も苦手な人がいるかもしれません。
プロテインで痩せない理由・プロテインで太る理由
プロテインを飲んでも痩せないという口コミを目にしたことがあるかもしれません。それには理由があったんです。
プロテインを飲んでも痩せない理由と、プロテインを飲んだことでさらに太る理由もご紹介します。
タンパク質の摂りすぎ&糖質を減らしすぎ
プロテインで痩せない理由は、タンパク質の摂りすぎになってしまった可能性があります。
プロテインと食事でタンパク質を摂りすぎてしまった場合、筋肉の修復や筋肉をつくることに使われなかった分は、脂肪へと変わってしまうんです。
タンパク質は人間に不可欠な栄養ですが、適量を摂ることが大切なんですね。
タンパク質の1日の摂取量目安は、体重1kgあたり1gが妥当です。
プロテインで太ってしまった理由は、タンパク質を摂りすぎた可能性が考えられます。
またダイエット中の食事制限は、糖質を減らすことが多いですよね。
でも糖質を減らし過ぎると、脂肪がまったく燃焼しない可能性があるんです。
なぜなら脂肪が燃焼する着火剤の役割をするのが糖質なんですね。そのためダイエット中でも適度な糖質は必要なんですよ。
プロテインを飲めば痩せると勘違いしている
プロテインで痩せない理由は、プロテインを飲めば痩せると勘違いしていた可能性があります。
プロテインは低カロリーではありませんし、飲めば痩せる飲み物でもありません。
むしろそれなりにカロリーがありますし、痩せる効果や代謝をアップする効果はまったくありません。
プロテインを飲むと代謝がアップするというのは、運動をした場合です。
運動せずにプロテインを飲んでも、今以上に代謝がアップすることはありません。ただ、今の代謝をキープすることはできます。
その辺りを勘違いしてしまうと、プロテインを飲んでも痩せない、もしくは太ってしまうことも考えられますね。
プロテインを飲んで食事もふつうに食べていた
プロテインで痩せない理由は、プロテインのほかに食事もふつうに食べていた可能性があります。
ふつうまでいかなくても、プロテインと食事の両方を摂っていたのかもしれませんね。
痩せるためにプロテインを飲む理由は、1食たべるよりもカロリーが少ないからです。
それなのにプロテインと食事をしてしまったら、まったく意味がありませんね。あくまでも置き換えダイエットとして、プロテインを活用してくださいね。
間食もあまりおすすめはできません。
プロテインの痩せる飲み方!飲むタイミングはいつがいい?
プロテインをダイエットに取り入れるなら、どんな飲み方が良いのでしょうか。
また飲むタイミングは、いつがベストなのかご紹介しましょう。
運動なしの場合は「置き換えダイエット」
プロテインの痩せる飲み方は、運動なしの場合には「置き換えダイエット」にすると良いでしょう。
1日の食事のうち、1~2食をプロテインに置き換えて、カロリーをセーブしましょう。
プロテインは太ると思っている人もいるかもしれませんが、一食ふつうに食べるよりもカロリーを制限できます。
また筋肉量を保つためのタンパク質を効率的に摂取できますので、代謝を下げずに食事制限ができます。
ただプロテインの置き換えダイエット終了後に、リバウンドしないように気をつけたいところ。
カロリーがとつぜん増えてしまうと、リバウンドしやすいので気をつけましょう。
プロテインを飲むタイミング
プロテインで置き換えダイエットするなら、朝か夜がおすすめです。
朝はからだの中のタンパク質が不足している状態ですから、筋肉は分解をはじめていると考えられます。
つまり筋肉が減り始めているということ。
このタイミングで補給すれば、筋肉を落とさずに済むでしょう。
また夜は寝ている間にタンパク質を補給できないため、飲むタイミングとしてはおすすめです。
運動ありの場合は「代謝アップの効果」
運動ありでプロテインを飲む場合には、代謝をアップすることがいちばんの目的です。
代謝をアップするということは、筋肉量を増やすということですね。
有酸素運動でも、無酸素運動でも良いですが、効果はそれぞれちがいます。
有酸素運動は脂肪を減らし、筋肉量を増やします。
無酸素運動は脂肪は減らないけど、筋肉量を増やします。結果として、どちらも代謝はアップします。
プロテインを飲むタイミング
筋肉量を増やすためのプロテインの飲み方は、アスリートと同じです。
運動直後30分以内に補給しましょう。これが飲むベストタイミングです。
もちろんホエイプロテインがおすすめ。
いち早く吸収して、筋肉の損傷を修復したり、疲労を回復してくれたりします。
ファスティング→プロテインダイエットがおすすめ
プロテインは良質なタンパク質を摂取することができます。しかも効率的に摂取する上に、脂質が少ないことも魅力ですね。
そんなプロテインダイエットをしようと思っているなら、まずはファスティングでお腹の中からデトックスしておくと良いでしょう。
お腹の中をきれいにした後で、プロテインの栄養を摂取する方法が、今ワタシがイチオシのダイエット方法です。
栄養が吸収されやすい状態の時に、良質なタンパク質を摂取して、極力脂肪の多いものは控える食生活がベストです。
でも脂質も必要な栄養ですから、オリーブオイルなどの良質な油を摂取すると良いでしょう。
そしてもちろん、ビタミン・ミネラルもバランス良く摂取します。
栄養バランスが何よりも大切ですよ。
プロテインダイエットの注意点
プロテインダイエットをするなら、注意すべきことがあります。とっても効果的だからこそ、安全に正しく痩せたいですよね。
飲み過ぎると腎臓のはたらきがわるくなる
プロテインは1日に飲む量が決まっています。
プロテインはタンパク質ですから、タンパク質の1日あたりの摂取量目安というものがあるんですね。
「体重1kg×1g」がタンパク質の1日の摂取量目安になります。つまり体重50kgなら、50gとなりますね。
厳密には、もう少し多くても許容範囲です。だいたい1.5gまでならOKですが、2gを超えてしまうと過剰摂取になります。
では飲み過ぎるとどうなるのか。それは腎機能が低下してしまうようです。
腎機能が低下するということは、むくんだり、毒素を排出できなくなったりして、さまざまな病気になると考えられますね。
また太りやすい体質になることは、間違いありません。
他の栄養もバランスよく食べること
プロテインにはバランスよく栄養が含まれていますが、やはりプロテインだけに頼るのは良くありません。
置き換え以外の食事の時に、他の栄養もバランスよく食べるようにしましょう。
とくにビタミン類は、タンパク質と一緒に摂ると吸収しやすいと言われています。逆にビタミン単体で摂ると、そのまま体外へ流れでてしまうことも多いんですね。
プロテインダイエットをするなら、ビタミンの補給を積極的にしてくださいね。
プロテインの飲み方次第で確実に痩せる
プロテインで痩せる飲み方は、むずかしくはありません。ただ、プロテインの効果やはたらきについて誤解してしまうと、失敗することもあるかもしれませんね。
プロテインで痩せない理由と、痩せる飲み方についてご紹介しました。
そして飲むタイミングを守って、効率的にダイエットできると良いですね。
プロテインは栄養補給するための飲み物ですから、ダイエット飲料ではないと覚えておきましょう。
くれぐれも飲みすぎには注意してくださいね。
適量を守り、健康かつ美しく痩せましょう。