「カプサイシンは、脂肪燃焼の効果と発汗作用があるから痩せる!」
と思っていたあなた。じつはその情報は間違っていたかもしれません。
なんとカプサイシンには、脂肪燃焼の効果がないことがわかったんです。
この衝撃の真相をこれからご紹介していきましょう。
目次
カプサイシンに脂肪燃焼効果があるという誤解
長い間、カプサイシンには脂肪燃焼効果があると信じられてきましたよね。
それがなんと、カプサイシンには脂肪燃焼の効果がないことがわかりました。一体どういうことなのでしょうか?
食べただけで脂肪燃焼するわけではない
カプサイシンは、食べただけで脂肪燃焼すると言われていましたよね。それが誤解だったそうなんです。
カプサイシンの脂肪燃焼の効果が独り歩きをして、さも「食べただけで痩せる」という誤解が生まれたそうなんですね。
汗をかきかき、キムチ鍋などを食べていた人も多いと思いますが、それだけでは何の意味もなかったんです。
といっても、デトックス効果が確実にありますけどね。ダイエット効果に関しては、残念ながらありませんでした。
塗ったり着たりしても痩せない
カプサイシンの作用は、食べるだけではなく、貼ったり塗ったりしても効果がありますよね。防寒用としての保温効果があります。
ただし、塗るだけで痩せる…というようなクリームや、着るだけで痩せるという下着などもあるようですが、残念ながらその効果はないそうです。
でも血行が促進されるのは確かですから、セルライトを改善するキッカケにはなるでしょう。
直接的に改善するわけではありませんが、結果として改善につながるという感じです。
発汗作用と脂肪燃焼をセットにしている
カプサイシンのダイエット効果のイメージは、発汗作用と脂肪燃焼効果をセットにして考えるようにインプットされているのではないでしょうか。
運動をした時の発汗は、筋肉を動かした時の発汗なので脂肪は燃焼します。
でもカプサイシンを食べた時の発汗は、筋肉が動いていないので、残念ながら脂肪は燃焼しないんですね。
発汗作用=脂肪燃焼というように、どうやら、ここに大きな誤解があるようです。
カプサイシンの健康効果
カプサイシンには、食べるだけで脂肪燃焼の効果がないとしても、健康効果はたくさんあります。
冷え性改善と血行促進
カプサイシンには、体を温めるはたらきがあります。辛いものを食べると、体がポカポカと熱くなりますよね。
そのため冷え性の改善には効果が期待できるでしょう。
またカプサイシンには血行を促進するはたらきがあるため、指先や足先などの末梢血管の血流を良くして体の隅々まで温めてくれます。
入浴剤として使用するのも、保温効果がアップすることでしょう。
むくみ解消と新陳代謝アップ
カプサイシンには、血行を促進してむくみを解消する効果があります。ご存知のように発汗作用にすぐれていますので、汗をかいて新陳代謝を良くしてくれます。
汗をかくことで体内の毒素や老廃物などを排出することができるんです。
このように新陳代謝を良くすることで、むくみを解消していくことができるんですね。
ダイエット目的と言うよりは、体温を上げるためにカプサイシンの発汗作用を利用している言えます。
痛み止めの効果
カプサイシンには、痛み止めの効果もあると言われています。
カプサイシンは刺激が強いため、痛みを麻痺させる作用があるようなんです。
炎症による痛みがある場合には、カプサイシンの刺激が有効だそうですよ。
湿布を貼った時のヒリヒリしたスーとする感じが、まさにカプサイシンの効果だそうです。
内臓脂肪に多少の作用がある
運動をした時の発汗作用と違うため、カプサイシンを食べただけでは脂肪燃焼しないと説明しましたよね。
でもそれは皮下脂肪の話です。
内臓脂肪に関しては、多少の脂肪燃焼作用があるそうですよ。
でも、痩せるといえるほどの効果ではないはずですから、期待し過ぎないことです。
ではどのようにカプサイシンを取り入れれば、確実にダイエット効果を得られるのでしょうか?
カプサイシンダイエットの本当のやり方
では、カプサイシンダイエットの本当のやり方をご紹介しましょう。
運動とセットでダイエットする
本当のカプサイシンダイエットのやり方は、運動をセットにすることです。
カプサイシンだけを食べても、脂肪燃焼効果は得られませんので、カプサイシンを摂取した後に運動することが大切です。
とくに有酸素運動による脂肪燃焼効果がアップしていますので、有酸素運動の前にカプサイシンを摂取すると効果倍増です。
発汗作用もありますから、体内の毒素を排出しやすい状態になりますね。
たくさん食べても痩せない
またカプサイシンは、たくさん食べたからと言って痩せるわけではありません。
唐辛子など辛い食べ物は胃を荒らしますので、くれぐれも食べ過ぎないようにしましょう。
食べ過ぎると胃腸を壊したり、ひどい場合にはガンを発症することもあるようです。
また味覚障害になる恐れもあるようなので、適量を守って摂取するようにしてください。
食後2時間までに運動をする
カプサイシンは、食前に食べるだけでも胃が痛くなる人もいるかもしれません。食事と一緒に摂るようにしましょう。
そして食後30分から2時間までに運動をすると、脂肪燃焼効果が得られると言われています。
でも食後すぐの運動はおすすめできません。もし時間がゆるすなら、運動前に少しだけカプサイシンを摂取して、30分~1時間後に運動を行いましょう。
そして運動後に軽く食事をすると良いかもしれません。運動後の食事ではタンパク質を中心に摂取すれば、筋肉量をアップすることもできます。
カプサイシンは効率的に痩せられる食べ物だった
カプサイシンには脂肪燃焼効果がないということをご紹介しました。
でも、正しく利用すれば、効率的に痩せられる食べ物なんです。
けっきょく今までの認識とあまり変わらないのですが、誤解されてしまったのは「食べるだけで痩せる」というフレーズです。
カルニチンやカプサイシンなどの燃焼系サプリの鉄則は、運動とセットにすることですよね。
どんどん燃やして、効率的に痩せちゃいましょう。