落ちにくい腰回りの肉の落とし方
年齢とともに腰回りにたまっていく脂肪。どうにかして落としたいけど、なかなか落ちないですよね。
ダイエットをしても腰回りの肉だけ残ってしまうことも多く、しぶとい脂肪に手こずっている人も多いのではないでしょうか?
腰回りの肉は、女性と男性では性質がちょっと違います。でもエクササイズ方法はだいたい同じです。
そこで今回は、落ちにくい腰回りの肉を落とす簡単なダイエット方法をご紹介します。中にはそれほど太っていないのに、腰回りにだけ肉がついている人もいるかもしれません。
どんなタイプの人にも効果的なエクササイズ方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。
腰回りに肉がつきやすい理由
そもそも腰回りには、なぜ肉がつきやすいのでしょうか? その理由をご紹介していきます。
普段の生活では、ほとんど腰をひねる動作をしない
腰回りに肉がつきやすい理由は、普段の生活ではほとんど動かさないパーツだからです。日常生活の中で、「腰をひねる」という動作はなかなかありません。
動かさないということは、血行が悪い証拠。血行が悪いと冷えて代謝が悪くなります。するとどんどん脂肪が増えてしまうという悪循環に。
とくに加齢によって代謝が低下している人は、腰回りに肉がつきやすいと言われています。
骨盤の歪みでウエストと下半身の血行が悪くなっている
腰回りに肉がつきやすい理由は、骨盤の歪みによって血行が悪くなっているのかもしれません。とくに女性は出産によって骨盤が歪みやすく、ウエストや下半身の血行が悪くなりがちです。
血行が悪いとむくみやすくなり、脂肪がつきやすくなってしまうのです。それを放置すると、セルライトになってしまうことも多いです。
セルライトは一度つくとなかなか落ちないので、なるべく早めに解消しないと大変なことになります。今回ご紹介する効果的な方法でダイエットを始めましょう。
男性は内臓脂肪、女性は皮下脂肪であることが多い
腰回りに肉がつきやすい理由は、男性と女性では少しタイプが違います。男性の場合は内臓脂肪がつきやすく、女性の場合は皮下脂肪がつきやすいと言われています。
内臓脂肪は比較的すぐに落ちるのですが、皮下脂肪はちょっとやそっとダイエットをしたくらいでは落ちてくれません。
- 男性……脂質はカロリーが高いので内臓脂肪がつきやすい
- 女性……糖質は脂肪をため込みやすい
男性に内臓脂肪がつきやすい原因は、カロリーの高い脂質を摂ることが多いからです。男性は比較的「揚げ物」や「肉」などの高脂質で高カロリーの食べ物が好きな人が多いので、コレステロールが増えて内臓脂肪がたまりやすいのです。
一方女性の場合は、内臓脂肪よりも皮下脂肪のほうがつきやすい性質があります。内臓脂肪も皮下脂肪も、落とす方法はほぼ同じなので、これからその方法をご紹介します。
落ちにくい腰回りの肉の落とし方
では、落ちにくい腰回りの肉はどのように落としていけば良いのでしょうか? 効果的な方法をご紹介します。
なぜ腰回りの肉は落ちにくいの?
なぜ腰回りの肉のは落ちにくいのでしょうか? 腰回りの肉は、セルライトになっている可能性が高いので、なかなか落ちにくいのが1つの原因です。
腰回りには脂肪がつきやすく、運動をしないとプヨプヨになってしまうことが多いのです。脂肪がついたまましばらく経つと、今度はそれがセルライトへと変化して落ちにくくなります。
女性の場合は皮下脂肪なので落ちにくい上、それがセルライトになってしまったら大変ですよね。でもコツコツとエクササイズを続ければ、確実にウエストは細くなっていきますよ。
筋肉を増やして代謝をアップさせる
落ちにくい腰回りの肉は、エクササイズをすることで筋肉を増やし、代謝をアップさせて落とすのが効果的です。
腰回りは普段使うことがない場所なので、筋肉がなかなか増えません。でも今回ご紹介するエクササイズを続ければ、キレイなくびれをつくることもできますよ。
朝晩に1回ずつやると、1日を通して体が痩せやすい状態をキープすることができます。ただし、寝る直前にはやらないようにしましょう。
有酸素運動で脂肪を燃やすことも大事
落ちにくい腰回りの肉は、有酸素運動で脂肪を燃やして落とすと良いでしょう。有酸素運動はウォーキングやランニングでOKです。
毎日有酸素運動をするのは大変ですが、エクササイズはコツコツ続けることが大事なので、気長に続けてみましょう。
有酸素運動は大事なのですが、それよりも筋肉を増やすことがもっと大事。これからご紹介するエクササイズのどれかを毎日続けてみましょう。
食事管理で太りにくくする
落ちにくい腰回りの肉を落とす方法は、食事管理をして太りにくくすることも大切です。
- 便秘にならないように食物繊維と発酵食品を多めに
- 糖質を少なめにする
- 水分補給を忘れずに
腰回りのダイエットで大事なのは、決して便秘をしないこと。便秘をしてしまうとお腹がポッコリとなり、わき腹もタプタプになってしまいます。
便秘を解消するためにこまめに水分補給をして、ついでに代謝アップも狙いましょう。
また糖質は脂質よりも太ると言われているので、通常の量の半分くらいにすると良いでしょう。
マッサージで血行を良くする
落ちにくい腰回りの肉を落とす方法は、マッサージで血行を良くすると良いでしょう。腰回りに脂肪が多くついている場合、触ると冷えていることが多いです。
冷えているということは、血行が悪ということ。血行が悪いと言うことは、脂肪がつきやすいということ。そのためマッサージで血行を良くすることが必要なのです。
- お風呂で温まったときに、腰回りを揉みほぐしてみましょう。
- くびれ部分を指でつまんでマッサージします。
- ポッコリお腹が気になる場合は、お腹もついでにマッサージすると良いですね。
- また腰の後ろも大事。くびれと背骨の間くらいにある脂肪もマッサージします。
- つまんで揉んだり、こぶしで下から上に流したり、いろいろな方法でマッサージしてみてくださいね。
お風呂上りの温まっているときに、ボディクリームやスリミングジェル、オイルなどでマッサージするのもオススメです。
朝晩のストレッチで骨盤の歪みを解消する
落ちにくい腰回りの肉を落とす方法は、朝晩のストレッチで骨盤の歪みを解消することです。骨盤は毎日少しずつ広がったり歪んだりしてしまうので、ストレッチで改善することが大切です。
骨盤に歪みがあると腰回りの血行が悪くなり、脂肪がつきやすくなります。下半身太りの原因にもなるので、骨盤の歪みは解消しておいたほうが良いでしょう。
- 床の上で仰向けになります。
- 足裏同士をくっつけて、膝を左右に開きます。
- 膝が床につくようなイメージでストレッチをしましょう。つかなくてもOK。
- このときに、腰が床から浮かないように注意してください。
股関節ストレッチの効果もあるので、腰回りから下半身にかけての血行が良くなります。毎日やることで股関節が柔らかくなり、骨盤の歪みも矯正できるでしょう。
お腹を引っ込めて姿勢を良くする
落ちにくい腰回りの肉を落とすには、姿勢を良くすることも大事。骨盤の歪みは姿勢が悪いことが原因の場合もあるので、猫背にならないように気をつけましょう。
また姿勢を正すときにお腹を引っ込めて、軽く力を入れると効果的です。腹筋が適度に鍛えられて、腰回りとともにポッコリお腹も解消できますよ。
デスクワークの人は、とくにこの姿勢を意識してみてください。1日中この姿勢ですごすと、少しずつ腰回りの肉がなくなっていくのを感じられるはずです。これにプラスして、先ほどのマッサージも実践してみてくださいね。
腰回りの肉を落とすエクササイズ方法
腰回りの肉を落とすには、エクササイズが効果的です。では、どんなエクササイズが効果的なのかご紹介します。毎日できるくらい簡単なので、気楽な気持ちで始めてみましょう。
下半身痩せにも効果的な「ひねりスクワット」
- 足を肩幅よりも少し広めに開き、つま先は正面かやや外側に向けます。
- 両手を頭の後ろで組んで、腰を落としたときにウエストをひねります。
- 下半身は動かさず上半身だけをひねり、右肘は左膝へ、左肘は右膝に近づけます。
- これを交互に繰り返しましょう。
1分間に16回のペースでスクワットをおこないます。これを毎日続ければ、ウエストにくびれができるとともに、下半身痩せにも効果的です。
スクワットは太もも、ふくらはぎ、お尻などの下半身強化に効果的で、しかも筋肉が増えることで全身のダイエット効果もあります。
くびれをつくる「ツイストクランチ」
- 床で仰向けになり、左足の膝に右肘を付けるように腰をひねります。
- 膝が90℃になるように曲げ、そこへ肘を持っていくイメージです。
- 左右交互におこないましょう。
腰は床につけた状態のまま、上体の上のほうだけ起き上がります。腹筋の上部に効果的なエクササイズです。
体幹を鍛えて代謝をアップする「ひねりランジ」
- 両手を頭の後ろで組み、足を前後に開きます。
- 腰を落として、前足の膝がつま先より出ないようにします。このときに腰をひねるのが効果的。
- できるだけ膝は90℃になるように曲げましょう。(両足とも)
- これを数回くり返し、反対側も同じようにやります。
体幹を鍛えると、体の内側にある「インナーマッスル」を鍛えることができるので、体が引き締まり細くなります。
筋肉をつけると太くなるイメージがありますが、インナーマッスルを鍛える場合には引き締め効果があります。
朝晩の簡単エクササイズ「ツンツン体操」
腰回りの肉を落とすエクササイズは、ツンツン体操が効果的です。ツンツン体操とは、くびれをつくる効果があると言われている簡単なエクササイズです。
- 足を肩幅に開き、両手を組んで上に上げます。
- 左右にゆっくりと上体を倒し、わき腹の肉をつぶします。
- 左右10~20回ずつやりましょう。
- ポイントは、上体を倒したときに息を吐くことです。そうすることでウエストが引き締まります。
ツンツン体操は、朝晩にやると効果的です。でも寝る直前にはやらないようにしましょう。エクササイズを寝る前にやると、安眠の妨げになります。
ツンツン体操については、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶ツンツン体操のやり方|美しいくびれを2週間で手に入れる!
落ちにくい腰回りの肉はエクササイズで解消!
腰回りの肉を落とす簡単なエクササイズで効果的にダイエットする方法をご紹介しました。
毎日続けられる簡単なエクササイズばかりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
腰回りの肉は、皮下脂肪が多い女性の場合は落すのが大変。
でも地道に続ければ確実にウエストが細くなり、美しいくびれをつくることもできますよ。