ダイエット中にヨーグルトを食べる効果とおすすめの食べ方
乳製品はカロリーが高くて、ダイエット中は敬遠しがちですよね。
では、ヨーグルトはダイエット中に食べても大丈夫なのでしょうか?
そこで今回は、ダイエット中にヨーグルトを食べても大丈夫なのか、また、ダイエット効果を高める食べ方をご紹介します。
ヨーグルトには、どのようなダイエット効果があるのか見ていきましょう。
目次
ダイエット中にヨーグルトを食べてもいいの?
「ダイエット中に乳製品を食べてはいけない」と言われることが多いですが、これは、乳製品を含む料理は高カロリーになることが多いからです。
たとえばチーズを使った料理は、高カロリーですよね。チーズハンバーグやピザ、ドリアなども高カロリーです。
また、生クリームやバターなどの乳製品も高カロリーなので、ダイエット中は控えたい食品に含まれます。
でも、乳製品の中でもヨーグルトは、ダイエット中に食べても大丈夫なのです!
ヨーグルトは100gあたり62キロカロリー程度なので、それほど高カロリーではありません。砂糖が含まれるヨーグルトは、なるべく控えたいですが、無糖のプレーンヨーグルトならOKです。
むしろ、ヨーグルトには「乳酸菌」や「カルシウム」が含まれているので栄養があり、ダイエット効果も期待できます。
ヨーグルトのダイエット効果とは?
では、ヨーグルトのダイエット効果とは、どのようなものなのでしょうか?
乳酸菌が善玉菌を増やし、腸内環境を整える
ヨーグルトに含まれる栄養といえば、「乳酸菌」が代表的ですよね。乳酸菌は善玉菌の一種で、腸内環境を整える効果があります。
腸内環境が整えられると、体内の老廃物が排出され、便秘を解消することでダイエット効果を高めてくれます。
しかし、腸内に悪玉菌が増えてしまうと、食べた物がスムーズに排出できなくなり、老廃物がたまります。
もし老廃物が体内にたまると、腸内環境が悪くなり、代謝が低下して痩せにくくなります。つまり、ダイエット効果が低下するということですね。
これはダイエット効果が低下するだけでなく、健康面においても良くない状態です。
また、体内に老廃物がたまると体がむくみやすくなり、顔や足がパンパンになってしまいます。
そこでヨーグルトに含まれる乳酸菌を摂取することで、腸内の食べ物を排出し、体重も減少します。
カルシウムが脂肪の吸収をおさえる
ヨーグルトのダイエット効果は、乳酸菌によるものだけではありません。じつは、乳製品に含まれる「カルシウム」にもダイエット効果があります。
カルシウムといえば、イライラ解消や骨を強くする効果が有名ですよね。それはもちろん嬉しい効果ですが、カルシウムはダイエットにも関係しています。
カルシウムを摂取すると、脂肪の吸収を抑えることができ、太りにくくなる効果が期待できます。
また、カルシウムを多く摂ると、便と一緒に脂肪が排出されやすくなるので、痩せやすくなる効果も期待できます。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌を摂ることで、太りにくく、痩せやすくなり、ダイエット効果を高めることができるのです。
ヨーグルトダイエットの基本の食べ方
ヨーグルトダイエットという食事ダイエットの方法があるくらい、ヨーグルトはダイエットに良い食べ物です。
では、ヨーグルトダイエットの基本のやり方をご紹介しておきましょう。
ヨーグルトを食べる前に水を飲む
ヨーグルトダイエットの基本の食べ方は、朝起きてコップ1杯の水を飲んでから、ヨーグルトを食べることです。
朝起きたときは体が水分不足の状態なので、血流が悪くなっています。そのため、水分補給をして血流をアップさせることが大切です。
また、水を飲むことで胃腸が活動をはじめるので、乳酸菌の働きを活性化させることができます。
1日200gくらい食べるのが効果的
ヨーグルトダイエットの基本のやり方は、1日に200gくらいを目安に、ヨーグルトを食べることです。
200gというと、小鉢に1杯くらいです。食べてみると意外と多い量ですが、1食置き換えにすると、ちょうど良いくらいの量かもしれませんね。
でも、必ずしも1食置き換えにする必要はありません。食前や食後にヨーグルトを食べることで、それぞれにダイエット効果が期待できます。
もし置き換えダイエットにヨーグルト利用するなら、朝食か夕食が良いでしょう。
ダイエット効果を高めるヨーグルトの食べ方とは?
では、ダイエット効果を高めるヨーグルトの食べ方とは、どのような方法なのでしょうか?
寝る前に食べると、腸のはたらきを良くする
ダイエット効果を高めるヨーグルトの食べ方は、寝る前に食べることです。
寝る前といっても、寝る直前に食べるのではなく、寝る3時間くらいに食べると効果的です。
腸のはたらきは、眠っている間に活発になるので、22~2時の「腸のゴールデンタイム」に最大限に活動させるには、3時間前くらいに摂るのが効果的なのです。
そのため、21時くらいにヨーグルトを食べて、0時までにベッドに入れば、腸のはたらきを活発にしてくれます。
翌朝起きてすぐに、便秘が解消されることもあるでしょう。
朝に食べると、便秘解消の効果が高まる
ダイエット効果を高めるヨーグルトの食べ方は、朝に食べるのも効果的です。
夜は腸のゴールデンタイムがあるので、その効果を高めてくれます。朝に食べると、デトックス効果が高まり、便秘を解消しやすくなると言われています。
ダイエットに便秘は大敵ですから、絶対に避けたいですよね。ヨーグルトを上手に活用して、老廃物を排出していきましょう。
温めて食べると、乳酸菌の量が増える
ダイエット効果を高めるヨーグルトの食べ方は、温めて「ホットヨーグルト」にして食べることです。
冷たいヨーグルトを食べるとお腹を冷やしてしまうので、30秒くらい温めるのがポイント。ヨーグルトを温めることで乳酸菌の量が増えて、さらに腸内環境を整えやすくしてくれます。
ただし、温めすぎには注意が必要です。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、50℃以上になると死滅してしまうので、温めるなら40℃以下にすることが大切です。
食前に食べると、ダイエット効果アップ
ダイエット効果を高めるヨーグルトの食べ方は、食前に食べることです。食前に食べると、お腹が膨らみ、食べ過ぎを防ぐことができます。
でも、ヨーグルトを食前に食べるダイエット効果は、食べ過ぎを防ぐことだけではありません。
空腹時にヨーグルトを食べることで、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、体の中ではたらきやすくなる効果が期待できます。
ただしデメリットもあり、胃が荒れやすくなることがあるので、胃が弱い人は、なるべく食後に食べると良いでしょう。
ちなみにヨーグルトを食後に食べると、胃酸によって乳酸菌のはたらきが弱まるのを防ぐことができ、腸内環境を良くすることができます。
間食で食べると、空腹感が減る
空腹時にヨーグルトを食べる効果は、食前に食べる効果に加えて、カルシウムの吸収が良くなる効果が期待できます。
胃が荒れる可能性は否定できませんが、間食でお菓子を食べることがなくなるので、ダイエット効果が高まります。
すると余計なカロリー摂取を減らせるので、簡単に痩せ体質に近づくことができます。ヨーグルトは、まさにダイエットの救世主ですね。
選ぶヨーグルトによって、乳酸菌の種類と効果が違う
では、どの種類のヨーグルトを食べると、どのような効果があるのでしょうか? 乳酸菌と一言でいっても、いろいろと種類があるのです。
人気のあるヨーグルトラインナップから、それぞれの乳酸菌の効果を見ていきましょう。
「メグミルクナチュレ恵」ガゼリ菌・ビフィズス菌
「メグミルクナチュレ恵」に含まれる乳酸菌は、ガゼリ菌SP株とビフィズス菌SP株です。
ガゼリ菌には、内臓脂肪を減らす効果があると言われているので、ダイエットに最適のヨーグルトですね。
「明治ブルガリアヨーグルト」ブルガリア菌・サーモフィラス菌
「明治ブルガリアヨーグルト」に含まれる乳酸菌は、ブルガリア菌とサーモフィラス菌です。
これらをミックスして開発されたのが、LB81という乳酸菌だそうです。この乳酸菌は便秘を解消する効果が高く、美肌効果も期待できます。
「ダノンビオ」BE80菌
「ダノンビオ」に含まれる乳酸菌は、BE80菌というビフィズス菌の一種です。
これは高生存ビフィズス菌と呼ばれる乳酸菌で、いわゆる「生きたまま腸まで届く」という乳酸菌です。CMでよく聞くキャッチフレーズですよね。
「グリコビフィックス」グリコ開発のビフィズス菌
「グリコビフィックス」に含まれる乳酸菌は、グリコが開発したビフィズス菌の一種で、乳酸菌の名前も「ビフィックス」と名付けられたようです。
ビフィックスに含まれる乳酸菌の効果は、死滅せずに腸内まで届くのはもちろん、しばらくの間は生き続ける乳酸菌だと言われています。
しかも、腸の中で増え続けて、腸内環境を整えてくれる優れものの乳酸菌なのです。
ダイエットに効果的なヨーグルト生活を毎日続けよう!
ダイエット中にヨーグルトを食べてもOKということがわかりましたね。
むしろダイエットには、ヨーグルトが強力なサポートをしてくれます。毎日食べて、腸内環境を整えましょう。
ヨーグルトに含まれる「乳酸菌」と「カルシウム」によって、ダイエット効果アップ!
1番大切なのは、毎日ヨーグルトを食べ続けることですよ。